□ ノースペシメン
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・―□ 日記系
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    ・―□ 02年1月


2002年 1月 1日(火) [12月29日(土)〜 1月 2日(水)]

生まれて初めてカタログってものを買ったんだけど世界は重たくて広大で、冬コミ参加の荒くれどもに羨望のまなざしを送りつつ体力的に無理そうだなあと毎回思い、年末年始をどう過ごすか悩んだ末に、ちょっと気力が回復傾向なのでふじ丸さんさんに倣い 12月29日深夜、12月30日零時頃熊取のヨコタ先輩邸着。アポ無し押入りにして時刻も非常識である。
先客は速水、横山、ヤンキー、エスパー煎藤。宴も撤収中。そして丸二年ぶりの邂逅、まったり正月へのカウントダウンかー。
煎藤陽一くんの世にもおめでたい報せを耳にする。名前はどうしよう?僕的には姓に沿って漢字二文字、万人に読み間違いの無いような字で、音読みしたときの響きも考えなくてはならないし、英字表記したときにもバランスよくしたい、親の名から一文字を戴くのもいい、陽一と智子だから陽子とか、でもそれじゃパパも娘もよーちゃんなのでボツだ。智一は惜しいけど ちいち(関智一の通称)とカブるのでボツだ。まあ安彦だ善幸だブラウ・ブロだベルトーチカイルマだ ぐだぐだと彼の偏向した趣味をひねりにひねった命名案が飛び交う中、オレ的には「煎藤ガンダム」でいいんじゃないか、と思ってしまった。真ん中直球でいいじゃん。冗談はともかく "智" という字は捨て難い。人類の叡智、鋼のようなウィズダム 輝き続けるフリーダム(フリーダムは違うと思う)。でさー、やっぱ現実性は無いんだけどもしオレに娘ができたら「蕗子」にするね。宮様いいよね。ちょっと古いけど。"ヒトマ" とか "トハル" ってのも響きがいいけどね。
ところでふじ丸さんは 4時頃に来ました。

実は同じサークルの上の回の方の忘年会がその日に梅田近辺で催されたらしくて、まあ知らなかったしどーでもよかったんだけど、ミホ氏とコバタ氏が天王寺からふじ丸さんのクイックレスポンスなインプレッサで召還されることに。

その間僕はお留守番(先着組はもうおねむ)でガンパレ 22人プレイの為の隠しコマンド(ついこないだメールで教えてもらったばかりなのですよ)を試す。わーいやったー!と思いつつ誰でやりたいのかわからない…結局速水厚志でランクBの雪辱戦やりたいんだよ。それも現在進行中の芝村舞でSランク獲ったあとに! で、意味無く茜大介でうろうろしはじめるが、こんなことしてる場合じゃないと思ってリセット! 2周目の芝村舞プレイ。しかしよそ様の家でやるゲームではないので座りが悪い。11月頃電話で紹介してもらってるとき、かつてふじ丸さんは「ガンパレード・マーチというゲームは言わばもうひとつの俺の人生やね」と言い放った。しかしオレにはリアルな人生が 11月末に終了していたので「ガンパレード・マーチ」こそが我が人生そのものであるように感じている。今(02.1.14)、ゲーム内 [1999年4月1日] の "降下作戦" 直前にして約170機撃破、でも撃ちもらさんが為の無理が祟り、"降下作戦" 時に整備不足で性能低下のまま出ていってしまった。結構辛かったが入眠中のオレのコントローラはこびとさんに助けられていつのまにか人類の圧倒的優勢になってしまった。しかし、PCが OVERS 芝村舞の場合、熊本城攻防決戦が発生しないそうなので(ガーン!!) 絢爛舞踏章を獲るには [4月10日] 頃の幻獣大増殖でしっかり100体以上撃墜する必要があり、1回の戦闘でアバウト 15〜25機くらいなので 5〜7回近く戦闘が発生してもらわないと困るのだった。善行忠孝を司令から外すべきか?取説によると激戦区に行きたいときには来須銀河を司令にするのがオススメとあったが、電撃GPMの "司令になったときの好戦度(タイプ)" によると善行と来須は同じ慎重な Cタイプで、滝川/若宮/田代/ののみ/新井木らの Bタイプが無意味に好戦的。ゲ、マジかよ誰にしてもそこはかとなく不安だろ?ここは中間の Aタイプ 茜/速水/舞 … 全員パイロットかよー(今回滝川ではなくて茜を 2番機に乗せました)。そういえば 1周目速水厚志でやってたときイワッチと新井木が司令をやっていたことがある。当時の司令自らの指示で陰謀ではなさそうだった。確かにイワッチ司令でもまったく支障無かったし、言われてみれば新井木司令のとき戦闘は頻繁にあった気がする。これは試してみてもいいかもしれない。

やがて、宴会帰りのミホ氏とコバタ氏がやってきて「ガンダムDX」(知らんかった)をやることになった。エースコンバット04対戦したかったのにー。でもガンダムも対戦できてそれなりに当たったり当てられたりするのだが自動的にロックオンした相手に向く機種は使いやすいなあと思いました。Gファイターは駄目ですが Gブルはオッケーです。なんつーかコントロールの仕方で戸惑うことが多かった。自分で何をやっているのかよくわかりませんでした。

それとねえ、すげえ横道に逸れますが(いつものことですが)やっぱりオレは 1st世代ではないのです。ほんの 1年くらい、タッチの差なんだけどもね、「機動戦士ガンダム」放映してるのは知ってたしときどき見たけど、すぐ関テレの「人造人間キカイダー01」再放送にチャネルかえました。ええ、ガンダムなんてわかんなかったっすよ。( "ガンダムという遊び" を理解するための後知恵を確認するテキストとして)後々の再放送は通して 2回くらい見たけど。なぜかシナリオ集は全部読みました。映画は観に行った友人曰く全 3部の第 1部だったということで子供心にシラケました。劇場版はテレビ放映で何度も見た筈だけどイマイチ燃えません(「機動戦士ガンダムIII」キャメル艦隊の「奴はガンダムを見てないと言ってます!」は燃えたけど)。結局アニメにハマったのはまさに "ポストガンダム" 「伝説巨神イデオン」からです。接触篇/発動篇、親には内緒で小学生の分際で友達と連れ立って劇場に行ったものです。そののちレンタルビデオなる店ができて The IDEON は100回以上観ましたね。そんなイヴュマーが次にハマったのが「機動戦士Zガンダム」でした。放映中は週に 7回は見てました。毎日ってことですね。いいじゃないですかゼータ、すげー優しくて切なくてロマンチックで。で、01年夏のアニマックスの「サンクスサンライズ33時間マラソン」でゼータが 1話分だけ放映されました。オレ的には「灼熱の脱出」って叫びましたけどね。まあ実際に放映された「シンデレラ・フォウ」見た直後にいてもたってもいられず LD で鑑賞しましたよ「灼熱の脱出」。そうそう、ガンダムソングのトップは「水の星へ愛をこめて」でした。ゼータから入った客層がかなり定着しているようですね。

ゼータのメカだと WR(ウェイブライダー)なんかサイコーにカッコイイです(MkII用フライングアーマーも好き)。 ここ10年くらいは三次元的に不可能な変形だと思われてたんでしょうけどね、デザイナーも設計者もファンである僕も含めて。バンダイの 1/100 MG(マスターグレード) ゼータガンダムが出たとき、それを組んで変形させたとき、「これは魔法だ…」と思いました。もう無理だと諦めていましたから。トリックポイントはフライングアーマーの面積を広げたとき裏側に現れる空隙(モナカの中身)に腕を収めきったことです。肩バーニアの収納変形も省スペースに関与しています。設定と違うアレンジで目立つのが頭部を腹腔内に収納するのでなく腹部が左右に収縮すること、フロントスカートが太股に追随するのでなくフンドシで畳まれることですかね。で、コイツなんですが MS 状態を見馴れてくると腹立たしい程に微妙なバランスを崩していることに気づく筈です。そにょ 1、頭がやや大きい、そにょ 2、手足が太く長い、そにょ 3、腹が幅太い、そにょ 4、シールド / フライングアーマーが小さい等。さて、これらの特徴は MS <> WR で相反するところの逆を突いているのではないでしょうか。要するに設計者の余裕なんでしょう。ここまでできるぜッてことか。
ですがこのゼータガンダム、致命的な欠点を露呈します。ちょっと変形させて遊んでると気づくのですが簡単にへたってしまうんですよ。かっちりとカッチョイイ WR にならない。これはもう変形用の可動部を全部固定して WR で「ぎゅうぅーんばりばりばりーどごごごごごー」と遊ぶのがよろしいのではないでしょうか。で、当時組んだ MG ゼータを発掘してみるとホントに部品がバラバラ。捜索してキッチリした WR を作ろう。
さて、MG で「ゼータは変形できる」ことが証明される前、すなわち、WR に無理矢理変形のようなことをさせる商品が(両形態で醜悪な) 旧 1/100 ゼータガンダムキットと 1/144 ハイコンプリートモデルぐらい (あと DX Zガンダムというトイ) しかなかったころ、その変形の無理さを、機体を薄くする(見せる)ことが不可能であることを逆手にとって あさのまさひこ と カトキハジメ(当時 "かときすなを" ?) によってデザインされたのがゼータプラスでした。機体下面を全てフライングアーマーで覆うことを要求されるゼータの WR ではなく、VG(バリアブルジオメトリー)翼をもつ (グローブというか) 百式のようなバインダーを、格納した腕部の下ではなく横に密着させ、胸パーツまでツライチ風にすることで航空機形態に変形するというデザイン案です。頭部/胸像は月刊モデルグラフィックス誌の別冊 "プロジェクトゼータ" ('86) の表紙作例 (あさのまさひこ)、全身デザインは同誌 '86.12月号 及び 同誌別冊 "ミッションダブルゼータ" ('87) 作例 (鈴木信夫) が初出でした(たぶん)。 「機動戦士ガンダムZZ」の後期に登場する MS のデザインコンペにも提出されていました(ガンダムチーム(ZZ,Z,MkII,100式)が登場することが決まっており紛らわしいので没になったらしいです)。んで、言わずもがな、10年前、イヴュマーを啓蒙し、決定し、未だそれ以上を見えなくしている一大エポック、「ガンダム センチネル」です。やっぱし僕はチネラーだったのですね。その功罪についてはきりがないので割愛しますが、とにかく当時、結果的に、バンダイは 1/144 ゼータプラスC1 を商品化しました。このとき、ゼータプラスC1 は WR (と呼び慣わされている飛行形態)に変形しました。ただし、頭部と腹部を取り外しての変形です。それでも MS <> WR 両形態でまともなプロポーションを有することは画期的だったんですよ。あの薄い(薄く見える) WR は世界初でした。のちに同じトリックを用いた 1/144 HG ゼータガンダムの "ウエーブシューター" なる奇怪な変形キットが出ましたがデザインがあまりにカッコ悪くて、それがさらに「ゼータの WR は無理」という感を強めました。…という状況を経て、1/100 MG ゼータガンダムが出たのでした。何が言いたいかというと、(僕の中では)この時点でゼータプラスはその役目を終えた、ということなんですよ。
ところが現在(01年10月)、ゼータプラスは 1/100 MG キットとして復活しました。しかも 1/100 MG ゼータガンダムのマイナーチェンジというより全新規パーツで、ゼータとほぼ同形のパーツでも微妙に全部違います。変形についてはゼータガンダムより煮詰められていてカッチリと WR 形態を保持できます。感動です。今回はゼータプラス A1型 でしたが C1型も出るようです。A1は "テスト機カラータイプ" のオレンジと白ですがこの同じ色分けで "コバルトブルーのパステルカラー" と白(ただし肩は白に、リアフンドシとモモ上部はブルーに)でペイントしたらカッコイイだろうなあ…と思っていたらモデルグラフィックス誌 02年3月号の表紙になっていました(作例としては上がってませんでしたが)。ええ、カッコイイですとも。でもね、僕は 1/100 MG ゼータガンダム Ver.1.5 が出ることを期待してしまうのですがどうでしょうか。え?だったらさっさと PG(パーフェクトグレード)組めって?まあそうなんですけど。あああでも PG でも正面形が逆V字というのは再現されていないわけで、でもまあいいや、早くパチパチ組もう…(腕だけできました)。

ところで声優豆知識〜♪ 柊美冬は鶴野恭子に改名したそうです。さっき知りました。情報遅いですね。

さて、思いっきり横道にそれた感のある年末年始日記ですが、僕はぐっすり寝ていたのでした。日本橋買い出し部隊に「バンパイアハンターD」のDVD注文したんだけど軒並み品切れだったらしい。速攻でネット発注。

その夜は麻雀。メンツはヨコタ、ヤンキー、ダイジロウ、カジ、サターン、速水、オレ。その夜のオレはツイてたらしくトバシ連続、そして手なりで字一色(ツーイーソー)。役満御祝儀回収。中暗カン、発、南鳴いて東と北のシャボをツモ。四喜和にも大三元にもならないところが地味だけどね。でも一番嬉しかったのは敵リーチ後に一手変わりのメンホンではって追っかけリーヅモできたこと。手なりのチンイツより四苦八苦したメンホンの方が好きだなあ。
次の日の麻雀はひょろ沈み。がんばって打ったんだけど力及ばず。二日間の清算結果は +100。交通費は出たね。

最終日ふじ丸さんとエースコンバット04対戦プレイ。そこそこ面白かったけどしょっぱなヘッドオンで正対してしまうのは如何なものか。紳士協定で開始直後はブレイクすることに。勝った負けたより対人格闘戦ができて嬉しかった。






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