□ ノースペシメン
|
・―□ 日記系
    |
    ・―□ 03年6月


2003年 6月28日(土)

さて本日のお買い物は近場のハーバーランドに開店していた神戸スキヤキです。フザケた店名ですが、妙に気取ったハーバーランドにオタクショップは貴重なので、休日以外は閑散とした彼の地で立ち行くのか不安です、ってよく聞くとモデルガンとかも置いてたけど店舗縮小したとか…不安だ。ガンダム関係は 2割引です。隣はいつもそれなりに賑やかなソフマップだから含有ガンダマー率はそこそこでしょう。そのうちモデラーが何割いるかは楽観視できませんが。その日はガンプラコンテストなるものをやっていて、審査前の出品作が展示されていたのですが、30歳の方がつくられた MG ジムカスタムがぱっと目を惹く見事なデキ映えでした。MG ガンダム ver.1.5 とのニコイチとか書かれていましたが、足首はちゃんとカトキ版(アニメ設定版)になっていて、フツー、選択肢としては B-CLUB の改造キットを使うか、0083版の MG ジム乃至は MG ガンダム Ver.Ka のキットを使うというのがラクチンな道でしょう。真偽の程はわかりませんが。
あ、でもこの店って随分とホビージャパンに傾倒してるのね。ダセッ!

模型: タミヤ エナメル塗料溶剤、ガンダムマーカー スミいれ用(極細油性&ふきとりタイプ) グレー
食玩: メガハウス「攻殻機動隊」×3 中身 → 草薙素子(アートver.)×2、トグサ×1

エナメル溶剤大ビンは筆洗い用にします(それまでグレイに染まった小ビンで洗ってました…)。エナメル塗料を溶いたり拭き取るのはホルベインのペトロールを使っています。僕の場合、ほとんどのガンプラはただ仮組みで満足して飽きたらポイのクズ人間ですが、ちょっちカッチョよかったら、スミ入れしたくなったりもしますね(色塗ってスミ入れてデカール貼ってつや消しクリア吹くなんてのは、レジンキャストキットなどのようにやむを得ない場合か、仮組みしたのをもう 1個キット用意して "素組み" する覚悟で製作する場合に限られます)。
で、そういう場合、通常のラッカー系の塗膜上にエナメル系のスミ入れでなく、スチロール樹脂の上から直接エナメル系塗料でスミ入れしてペトロールで拭き取るんですけど、こないだ MG ステイメンで、ペトロール拭きの際に、こすったところから青緑色の消しゴムのカスのような物質が出てきて、ひどいところでは割れてしまったりしたんですよ。同じく MG の ガンダム Ver.Ka では同じペトロール拭きでなんともなかったんですけど。
バンダイに聞いたところ『同じ樹脂なので違いはあり得ない』『あらゆる塗料は溶剤を含んでおり樹脂を冒す』との一点張りでした。
確かに「モデル・テクニクス 1」(大日本絵画)のスミ入れの項でも『エナメル塗料用溶剤…(中略)…溶剤の影響で割れることがあるので注意』『…ペトロール…(中略)…プラの材質によってはおかされるものがある』とは書いてありましたが…。プラ(スチロール樹脂)に直接スミ入れという行為は最近の執拗なまでに徹底した色プラキットに対して最近行うようになってきたことであり、とくに支障もなくカンタンモデリングを楽しみはじめた矢先のことです。キッカケて表面がぼろぼろになってしまって(エナメル塗料のはみ出しがあるのにエナメル溶剤で拭き取るとさらにぼろぼろになる)リカバリーのしようがない MG ステイメンは見るに忍びず箱の中へ。うえーん。まあ、それまではラッカー系光沢塗膜の上からエナメル系でスミ入れしてきたから、こんな事故には至らなかったのでしょうが…でも待てよ、ヨーロッパの人たちはみなエナメル系塗料でプラキットを塗ってるんでしょ?そのへんはどーなのよ?…とまあ気候の違う人たちのことは置いといて、なんらかの自衛策が必要になってきますわな。まず思いつくのが塗装しない面にラッカー系の光沢クリアを吹いてできるだけ薄い塗膜をつくっておいて、エナメル系でスミ入れして、仕上げにつや消しクリアを吹く方法。これだとラッカー系塗料をひと吹きしたのと同じだけのモールドが残りますわな。なんか虚しいくらい卑怯ですけど。だったらフツーに塗装しろよ!と思わないでもないですが、クリア塗料だとマスキングなどの塗り分け作業や後ハメ加工という名のパズルを解かなくてもいいという利点があります。難点はどこにどれだけ塗ったかわかり難いのでついつい厚塗りになってしまいそうなところですか。これはもうまんべんなく吹いて、乾燥後に光沢を見て判断するしかないでしょう。でもこんなのやっぱ不毛でヤダ。あー、何を想定してこんなに悩んでいるかというと今は眠っている HGUC デンドロビウムのスミ入れでトラブったら泣くよなあってことなんですね。ランナーや見えないパーツ裏側とかでテストしてみればいいのかにゃー? HGUC ステイメンは心を込めてつくりますよ、ええもちろん。でもオーキスの後ハメ(主にアーム部分)って模型誌(この場合電撃ホビーマガジン)通りにはいかなくて難しいんです。だから基本的に成型色+スミ入れ+つや消しクリアでよしとしたいんですよ(じゃ砲身どーしよ)。
んでまあ仮にランナーでテストした結果エナメル系塗料とペトロールによるスミ入れが危険だと判明したならば…と思ってスミ入れ用のガンダムマーカーなるものを試してみたとですよ。そりゃなんじゃいというと単なる極細油性ペンと水性筆ペンなんですが、たとえば深いマイナスモールド部のスミ入れなど綿棒ではキレイに拭き取れなかったりするところでは極細油性ペンの方が必要部分だけを塗れるといったことがあって、ひょっとして場所によっては便利かも、と思った次第です。水性の "ふきとりタイプ" はまだ試していないのですがペトロールで適度に溶いたエナメル系塗料のようにスジ彫りを流れていってはくれないようで、ウォッシングみたいにモールド面をベタベタ塗りつぶす必要があるみたいです。大型モデルではちょっと面倒かもしれません。

「攻殻機動隊」の食玩は帰りのファミリーマートで残ってた最後の 3個を。トグサはハズレキャラ?造形、というか表情とか目つきはスゴイですけど。素子のダブリは NO 問題。…本当はフチコマが欲しかったのですが。





2003年 6月27日(金)

6月は 25日がウィークデーの真ん中なのに、なぜか各社金曜日の27日に横並びリリース。普通は『土日をはさむから前倒しで 23日発売』とかいった場合が多いのに不思議。さて、本日のお買い物(なつかしー!)。
DVD:「ストラトス・フォー」4巻、「機動戦士ガンダム SEED」4巻、「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」7巻
CD:「ストラトス・フォー」サントラ、「LASTEXILE」OP、「ウィッチハンターロビン」OP&ED、
ペコラOP「Usual Girl」、浅川悠「gaze」
コミック: 「コミックマスター J 」10巻、「ガンパレード・マーチ」3巻、「げんしけん」2巻、
「ガンスリンガー・ガール」2巻、DNA「To Heart コミックアンソロジー」20巻、
「昇天コマンド」、「初恋★電動ファイト」、「ラブ装填★電動ファイター」
同人誌:サークルUNISEX 「唄」 ガンパレード・マーチ ファンブック vol.13
雑誌:「月刊モデルグラフィックス」2003年 8月号




2003年 6月25日(水)

コスト的にプライオリティは低かったのだけれど、キャラアニ.com で 15%引き・送料無料という甘言にのせられて予約していた例の "箱" が発売翌日に届いた。梱包がやたらデカイのはポスター同梱の為。輸送用紙箱内に梱包材でくるまれたクリアレッドのギミック過剰なアクリルケースのその中になんとか文書風の DVD 11枚パレットがあった。売り文句の画質は東芝 FACE の 29インチでもひと目でわかる。しかしコンポーネント接続( D3 映像)で見た方がザラついて汚く見えたのは不思議(ケーブル代返せ!)。5.1ch で追加音声があるというので試しにリアの dB を上げてみると、とってつけたような音に聞こえたので元に戻す。前半を一気に見る。すげー久しぶり。『後半と映画は大好きだけど、前半はさほど好きでもないなぁ』と公言していたが前半も意外と面白かった。僕の血肉となって久しいけれども未だに楽しんで見られるのは幸せなことだと思った。




2003年 6月 7日(土)

作りかけで放ってある B-CLUB 1/220 レジンキャストキット RX-78GP01Fb フルバーニアン Ver. Ka. です。元はといえば(模型スキル的に)身の程もわきまえず、いつ、どこで買ったんだか憶えてないこのキッを、納戸部屋の整理をしているときに発掘したのが再挑戦の始まり。箱を開けてみると、部品点数は決して多くはないものの、バラバラというかチマチマしたバリだらけのレジンパーツ群にカドが欠けた足首パーツ、頭部アンテナはプラ板で自作という仕様におそれをなして、手もつけずしまいこんでいたことを思い出しました。
なぜこんな分不相応なキットに再度手を出したかというと、たぶん MG フルバーニアンを仮組み(色プラなら仮組みで満足してしまう僕 (^^;))したところ、前作の MG ゼフィランサス陸戦型の衝撃的なカッコよさに数段劣る(全体がのっぺりしてて新規追加パーツでプロポーションがチグハグしてる)という結果に落胆し、かつて見た「機動戦士ガンダム 0083 ジオンの残光」劇場版パンフのカトキ版フルバーニアンのイラストや、旧キットを改造したモデルグラフィックス誌の作例のような造形物を求めてのことだったのではないかと思われます。ああ、なんだか時系列が錯綜した文章でスミマセン。本当に経緯とかは覚えてないんですよ。



見ての通りだいたいタバコの箱くらいのボリュームです。GUNDAM FIX FIGURATION や MS IN ACTION ! より小さいんですよ。小さいことの利点はキットが比較的安いことですね。でも一応レジンキャストキットですから、定価 \6800 の一割引の \6120+税で \6426、得体の知れない小箱に出費した昔のオレってバカですか?
小さいことの次の利点はサフや塗料が少なくてすむことです。ケチくせー!でも調色した塗料も 1ビン程度ですむ筈なので気楽なものです。…あ、調合した塗料固まってねーだろな…たぶん大丈夫ですが目減りしてそうで薄めないと色味が変わっているかもしれません。模型製作において塗装途中のブランクは禁物です。
(極端な話で横道にそれて恐縮ですが 1/144 HGUC デンドロビウムには何本の塗料が必要なのでしょうか。見当もつきませんね。気に入った色があれば缶スプレーを何本も使うという手もあるらしいですが。ま、本体色塗らなくてもグレイでスミ入れしてつや消しクリアかければいっか(いいのか?)。あ、でも 1/100 MG の仮組みばかりしているヌルイ僕には 1/144 HGUC ステイメン のように塗装を余儀なくされるキットの方が難易度高かったりして…完全な色プラじゃないからマスキング要るし、塗るなら表面処理もそこそこやっとかないとみっともないし…プラモはプラモなりに面倒だなあ、困ったなぁ…)
小さいことの利点はまた、作業場が狭くても平気ということです。僕なんか旧PCラックのキーボードをずらした隙間の平面で作業してました(片づけろよ)。あと表面積が狭いから埃などの異物がすぐみつかるとか…。
しかしながら小さいことはいいことばかりでもありません。両目のクリアグリーンと赤の隈取は肉眼で塗装できる限界でした。でも立ってる実物を見てもひさしの影でまったく見えません。そこで不用意にも上を向けて覗き込むとそこには紙粘土作りにも似たブサイクな目が!(;_;)まあ普段見えないからいっか(いや、よくない)。

なにがしかの参考になるかどうかわかりませんが、こんな風な作業をしたと覚えています。
まず、なにも考えずに洗剤とクレンザーを古歯ブラシにつけてパーツを洗って離型剤を落とします。パーツを切り出して、注型跡とか段差とか合わせ目とか梨地表面とか欠けとか気になるところ(だけ)を適当にパテ埋めしたりヤスったりし、再度洗ってカスを落とします。頭部アンテナは型紙を転写して 0.3oプラ板から切り出します(タミヤのプラ板で何度も失敗して試しにエバーグリーンのプラ板を使ったら簡単にできて驚きました)。説明図通り組み合わせて、先に接着できるところは瞬着で固定し、アタリをとって穴を開け、真鍮線(要強度)またはアルミ線(要微調整)で接続して組み立てます。足首とかサイドスカートとかは浮いてるので金属線接続するしかないです。またパーツを洗って穴のカスや手の脂などを落とします。グレイサフ吹き→ラッカーホワイト吹きだと発色する前にモールドが埋まってしまったので一度ラッカーシンナーで洗い落としてホワイトサフを使いました。吹くのが下手なので均一な塗膜がつくれず厚塗りする傾向があるのです。ホワイト以外で比較的面積のあるブルー、レッド、グレイなどはマスキングして吹きます。マスキングが面倒なところは筆塗りで。以上塗料はすべてラッカー光沢で。んでエナメルのブラック(今ならグレイにするかな?)でスミ入れして、綿棒につけたペトロールではみ出しをふき取ります。ぶっとい下品なスミ入れは出始めの MIA みたいで残念。ウエーブのデカールセットから小さいのを選んで適当に貼ります。右胸上面の "ZERO GRAVITY" の楕円形のデザインロゴは機体にマッチしてるような気がしないでもありません。んで、塗装・スミ入れ・デカール貼りの終わったパーツから缶スプレーのつや消しクリアを吹いて仕上げ完了!…の筈ですが、現在のところ、右腕、ライフル、バックパックは未塗装のままなのでした。なにをやらせてもハンパ者ですね。

キットの箱のパッケージ写真は青色モノトーンだったので塗装色は不明ですが濃淡の具合で RX-78-2 と同じパターンであると判断しました。モデグラ'92年 8月号のカトキ版フルバーニアン作例ではアニメ版の青い肩部が白に変更されたのみで、コクピットハッチは赤で脇腹は白でした。アニメ版の色指定では、RX-78GP-01 ゼフィランサス陸戦型が過去の RX-78-2 ガンダムを、RX-78GP-01Fb 同空間戦闘用フルバーニアンがのちの MSZ-006 ゼータガンダムをモチーフとする恣意的なカラーリングであり、したがってフルバーニアンの肩部はゼータと同じ青なのでした。この青が似合わないことこの上ないので肩を白にするだけでもよかったのですが、パッケージ写真と同じく RX-78-2 パターンのコクピットハッチは青で脇腹は赤としました。そこは好みで。
うろおぼえの色の調合です。ホワイトは混じりッけなしの徳用ホワイト(いいのか?)。ブルーは、スペアボトル半分に徳用ホワイトをどばっと入れて、コバルトブルーを徐々に足していって青味が多少出てきたところで止めて、クリアレッドを数滴ずつ落として調整しました。レッドはクリアレッドにホワイトを徐々に足していってピンクになる手前で止めます。それでもまだ暗い色になってしまいました。オレンジに振って明るくすることには思い至りませんでした。イエローもレッド同様ホワイトを足していきました。クリアレッドを数滴…入れたかな?
イエロー部だけはダークイエローでスミ入れ(というかウォッシング)するつもりだったのでちょっと明るめで。
メカ色は適当に何かを混ぜて作りました。カメラ部はクリアグリーンです。

うーん、過去の未完成品をアップするのってちょっと虚しいなぁと思いつつ、これが一応の完成に向けて自分の尻に火をつける結果となればよいのですが…。




2003年 6月 6日(金)

鰍竄ワとより 1/48 VF-1A マックス機 が "検品" されて戻ってきました。( YF-21 FASTパックの大量クレーム品の "検品" があるので)1ヶ月はかかるとか言いつつ結構早かったじゃん。やっぱ何度も電話で難癖つけて急かすのが効いたのかな?脱落パーツも無償で元通り、不具合も無し。おかえりなさい、僕の思いのままに弄ばれるオトナの玩具よ。
さて、実物も揃ったし、本格的なレビューでも、と思ったけどめんどくさいのでぼちぼち書きます。先月の脱線だらけの無意味に長い感想文でだいたい言いたいことは書いたので、その後に聞いた情報とか書きます。
僕的に最も気になる FAST パックですが、ストライクとスーパーのコンパチで、反応弾 6発付き(ハードポイント左右主翼下 4ヵ所なので設定通り例の裏ワザ使用)、8月末リリース予定、定価 \5,800-、現在トイザらス・ドット・コムでの価格及び取り扱いは不明、となっています。ライト模型なら入手確実で 1割引なのですが、大幅値引きが予測されるトイザらス通販価格が気になります。
さて、劇場版を史実と仮定するなら(公式には TV版が史実となっていますが)VF-1A マックス機、スカルサーティーンはスーパーパック&反応弾 6発装備状態であるべきで、今のところもの足りない状態ではあります。




2003年 6月 5日(木)

ファトラ殿下はハムスターのくせにひまわりの種があまりお好きではないようである。人間の指先にはくんかくんか寄ってくるくせにひまわりの種を差し出すとプイとそっぽを向くのだ。ケージから移動用ポリ製小タライに幽閉してひまわりの種だけを与えてほっておくと一粒くらいは食べたようだが、いくつかは半分ほど殻を割って中身を残していた。ハムスケーならひまわりの種を垂らすとガッツンと食いついて釣り上げることもできたのだが…ああ、姿かたちはほとんど同じでも、彼女は死んだ彼とは違うのだと思い知らされる。ショップと同様に、葉っぱ系の野菜を与えるとはむはむ食べる。レタス、白菜、ほうれん草、キャベツ…レタスが定番だが、すぐにしおれる。白菜は結構しおれずにもつのでほとんど残さず食べるようだ。市販のエサ(野菜ブレンド)もそれなりに食べるが手でつまんで与えるのには適していない。最後の手段として『切れてるカマンベールチーズ』を手で少し温めてとろりとしたところを指で与えるとペロペロと食べる。指先 2すくい分ほどで満足するのか、それ以上は食べない。残りはありがたく頂戴するのだが、塩分や脂肪の塊なのであまり与えるのはよくないかもしれない…でもだからこそおいしいのかもしれないし…でも他のエサの味に不満を感じるようになっても困る…。とりあえずひまわりの種と生野菜を与えて、ひまわりの種を好んで食べるようになったり全然食べなかったりしたら市販のエサに切り替えていく予定。
ファトラ殿下はすぐ潜ってお隠れになる。ケージを換えてたくさんパインチップを入れられるようになったので入れすぎたみたい。これからの季節はそんなに深くしなくてもいいか。だいたいコツコツ叩いたり揺らしたりしないと出てこないのではつまらない。つまらないのは僕だ。自分の都合で勝手なことを言うな。死ねオレ様。
ファトラ殿下は腹を見せない。まあフツー、四つ足動物の神経ならひっくり返って腹を見せるのは不安だよな。でもハムスケーは平気だったよ。くそーっ!お前なんかハムスケーじゃない!…まあそうなんだけど。(;o;)
ファトラ殿下はケージから手でつかみ上げられて例のポリタライに移ると必ずフンを 2発乃至 4発射出する。たまにやや軟便気味で心配になる。ハムスターに下痢は命取りらしいからだ。でも出してるってことはちゃんと食べてるってことだから安心の素でもある。僕は丸一日以上メシ抜きはザラにある。頑固な便秘である。
ファトラ殿下はホイールの使い方を知らない。生後 40日程度だから無理もない。この点についてはハムスケーも同様だったと思う。何ヵ月かはブランコ代わりにユラユラ佇んでいるばかりである。
ファトラ殿下は足が速い。平泳ぎっぽく広げた後ろ足を交互にパタパタパタパタ疾走する。90式RC電動戦車でも通常出力では追いつかなかったりする。若いって素晴らしい…しみじみ…。



ファトラ殿下御近影。掌にのるとおしりを向けます。
お食事にとびついたり、がっついたりはされません。
頬袋に食べ物を貯めておくということもされません。
王女様の名を戴くだけにお育ちがいいのでしょうか。




在りし日のハムスケー。無防備だ、あまりに無防備すぎる。
彼はこの体勢で乳飲み子のようにひまわりの種を与えられ、
器用に割っては頬袋に詰め込めるだけはぐはぐ食っていた。
放っておいても勝手に食べるが、これが僕の楽しみだった。
あの頃は、そんな幸せがいつまでも続くのだと思っていた。





□ ノースペシメン
|
・―□ 日記系
    |
    ・―□ 03年6月