□ ノースペシメン
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・―□ 日記系
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    ・―□ 99年8月上旬,中旬


1999年 8月 20日(金) 「メダロット」 #8 迷子のメダロット

今日はボケて「∀G」を録り逃す。先週はお休みで次回 8/20 放送ということは判っていた筈なのに。そこはかとなくショックを受ける。CSで変則的に「ポポロクロイス物語」と「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」を録ってるので忘れてた。おまけに「メダロット」を違うテープに録ってしまった。マジで健忘かもしれない。


さて今週のメダロット、ケンカしてるといきなりママからほっぺにチュー。ママ萌え。スクリューズのリーダー、キクヒメ、ミスメダロッター募集記事に目を輝かす。キクヒメ萌え。金持ちメダロッター、カリンちゃんに突撃取材か?カリンちゃん萌え…出てこなかったけどσ(^^;)

迷子のメダルを拾得しネコババに関する深遠なる説明ナレーション。ヒジキちゃんは女の子型なのでブラスのボディを借りてマスターのユズちゃんを探すことに。ユズちゃんちは夜逃げなので足取りは掴めない…と思っているとAパートで感動の再会完了。

…と思っていると今度はヒジキちゃんのボディが行方不明。ピュアマーメイド型のボディは露骨にヲタなコレクター、ナマコの手に。アリカの悪質な出前電話攻撃で侵入完了。レアな旧型のメタビーに食指を動かしたナマコとヒジキちゃんのボディを賭けてロボトル開始&勝利。ヒジキちゃんのやさしいお説教攻撃に心を閉ざしていたナマコも溶解。メデタシメデタシ。しかし夜逃げ最中のユズちゃんはヒジキちゃんとともに去ってゆく…メタビーの初恋は夕焼けの空に消えた。

今週の萌えポイントはやっぱキクヒメかなァ(=^^=) もっと出番増えないかな…と思ったら来週はスクリューズの子分の特訓話なのね。アリカは相変らず大胆な行動力でイッキを引っ張っていく。ウワサの心霊ポイントでもビビりまくるイッキをよそに写真を撮りまくるアリカの神経の太さが頼もしいぞ。

あ、それとメダロッチに入ってるメダルの声はチープなスピーカ的エフェクトがかかっていて区別されている。しかしメダロットのボディから発する音声は人間の肉声と同じなんだよな。敢えて変えない理由は何だろう。マシンと子供達の間に隔たりをつけない為の配慮なのかな。メダロットのメダルは本当に人間の心を模したものなのかもしれない。特別製らしきメタビーのメダルだけでなく他のブラスやヒジキのメダルにもちゃんと自意識があるように見受けるからだ。現代では実現不可能なスゴイ技術だけれども…。




1999年 8月 19日(木) 「少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録」

やっとこさ観に行けましたよ、ウテナの映画。三宮東映では夕方からアキバ&ウテナ 2回ずつのみ上映だったのでとりあえず 1回目のウテナの時刻にあわせて出かけました。たぶんウテナは 2回観たくなるだろうけどアキバを 2回観るのはツライだろうと予期して。結果的にアキバの方も口惜しいくらいに面白かったので文句はないんですけど…アキバ TV の終盤は "無神経で軽はずみな他人の言葉にズタズタにされる父" と "扉を開けたままの冷蔵庫に突っ伏して泣いている母" を見せられているので許せます。許しました。けど全体的な印象は悪い…だいたい 3% 程度の笑える含有率。それが今回の映画では含有率が 30% くらいになってたわけで「十倍面白い」と言っても過言ではないでしょう。いやマジで。昨年の目当てのナデシコと同時上映されていたオマケのスレイヤーズなんちゃらに比べれば、アキバはその百倍以上面白かったです。

さて本題のウテナですが…スゲー!という以外に適当な褒め言葉が無いですね。ただ、物語としてのキレは黒薔薇会編とか樹璃話にはやや及ばないのではないか…いや、そんな指摘は空しい。

ふと思ったけどよくわからなかったこと その 1. 樹璃を助けて(枝織の前で)溺死した男の子と、(おそらくウテナの目前で)溺死した冬芽は同一人物なのか…でもそうだとすると冬芽と枝織の現在の関係が妙な具合なのでやっぱ別人かな。そのへんはっきりとは描かれてませんよね。ウテナも冬芽との別れを思い出すまではすべて忘れていたわけで、枝織は樹璃を助けて死んだのが王子様としてしか認識しておらず具体的に誰かなんてことを忘れているのかもしれない…樹璃には冬芽が見えて狼狽しているようですが、ミッキーには冬芽が見えていない状態であり。いる筈の人がおらず、いない筈の人がいる、それこそ真実は闇の中、朽ち果てた藁人形かもしれない。

導入で、おお、と思ったこと その 1. 西園寺がアンシーの頭をわしづかみにして横に振るところ…あのアンシーの顔は怖い。カクカク動くロボットかなにかのようではないか。怖すぎる。だからこそこの短い尺でウテナが決闘ゲームに参戦するモチベーションが全編のテーマと終始一貫して描かれる。

それにしても "ウテナ・カー" 。やられた。ごめんなさい。降参です。脳味噌にビビビとキテしまいました。妙に口の中が渇くと思ったけど、この映画観てる間中僕はほとんど口をあんぐり状態だったんだろうなぁ。

さて、今日のお買い物:
「少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録」パンフ、ポスター、シナリオブック
「アキハバラ電脳組 2011年の夏休み」パンフ(CDつき)

あと、腕時計とかちょっと考えたけどやめた。秒針にウテナとアンシーがくるくるまわるやつ。
ニューバージョンの薔薇の刻印も惹かれたが…指輪するのは拘束されて痛そうでイヤ。




1999年 8月 18日(水) 「魔法使いTai!」 #6 高倉先輩と、やっこと、秘密のデート

Jの仕業か、夢と現実が錯綜する不連続時空に引き込まれた沙絵。この手の話は「魔法のステージ ファンシーララ」だとオチなしで終わることもあったのに対して今回のまほTai!は最後でキチンと落としてます。(制作側にしてみれば時間稼いで枚数少なくて済むよな、とかいうのもあるけど)、似たようなシチュエイションでどのカットが夢でどのカットが現実だったか、観客はその都度読みの修正をしながら最後に巧く落とされるわけで、結構集中力を要します。見返すとまた違う印象になるかもしれません。
沙絵の高倉への想いは憧れという言葉で常に抑圧されてきました。観客としてみればとくに進展を要する関係とも思えないのですが(高倉はジェフ君だしね)、側にいる七香にはそれとなく見透かされているようです。Jはその互いの抑圧を夢の中というエクスキューズで解放したのかもしれません。
Jってなんか沙絵のお姉ちゃんに似てますよね、髪とか全体的な色あいとか… 関係あるとは思えないけど、今回の添い寝は何を隠喩しているのでしょうか。うーん、まだなんともタネを明かされていない状態です。
夢に現れる他者は、その相手がこちらに侵入してくるのだというお姉ちゃんの言葉はいかにもJが言わせているようにも思えるのですけども。
今回の高倉はカッコよかったですね。大きなメガネを光らせてマントの襟で口元を隠し、箒に長い両足をぶらさげてすっくと立ち姿で浮かぶ様はまるで…アレ?高倉って "高倉乗り"(*1) してる筈なのに… 保健室の窓に現れた高倉は両足を下げています。こちらは手をつなごうとすると消えてしまう幻の高倉です。そして沙絵と手をつなぎ、一緒に夜の空を飛び、学校に魔法のペイントを施す高倉の方は "高倉乗り"(*1) しています。そして高倉も沙絵と同じ夢を見ていたという最後のオチにつながります。

(*1) "高倉乗り" は左足を下にぶらさげて、右足をあぐらのようにして箒にまたがる方法です。まっすぐ座るよりは股間やお尻があまり痛くならないようです。対して "油壷乗り" は横乗りですね。僕的に試してみたところ、 "油壷乗り" が最も痛くなくバランスも取りやすい合理的な乗り方だと感じました。女の子達は皆まっすぐ乗りです。一番痛い乗り方ですね…でも本来箒が浮力をもってそれに乗るわけでなく術者自身が箒を媒介して浮揚するわけですから、熟練すればどんな乗り方をしてもそれほど痛くはないのかもしれません。
今回高倉とタンデムしていた沙絵は横乗りですね。箒を飛ばせることに意識を集中させる人間と、他に別の魔法を使う人間とに役割分担できるので、空中でなんらかの大きな魔法を使うときにはタンデムで飛ぶことがあるようです。




1999年 8月 17日(火) 「南海奇皇(ネオランガ)」 #42 神なき國の神

オイオイ、いきなり劇場アニメが始まっちゃったよ、てな感じの今週の南海奇皇。作監の鈴木博文(*1)&原画の岸田隆宏(*2)、ふと、OVA「マーズ」第2話とか THE八犬伝新章「浜路再臨」とかを彷彿とさせるセルアニメの逆襲!…ま、それはそれとしてだ、今までスカしてくれてたのになんかいきなりストライクゾーンにストレート決められちゃって嬉しいやら戸惑うやらな展開。まだ川崎ヒロユキ脚本が続いてるわけだ。次週からは會川昇脚本に戻ってちょうどいい加減なスカし&エグり具合のシナリオを期待。でも作画が元に(本橋秀之作監に)戻ってしまうのが、まあ一般的な審美眼から見て正念場のお約束とはいえ少し残念。

(*1)鈴木博文: メダロット メカデザイン&原画 / (*2)岸田隆宏: lain キャラデザイン&作監

海潮の "正義" への感傷は前回ネオランガに打ち砕かれたわけだが、せめてバロウとして弁明を…しかしそれも虚神会に煽動された自衛隊に阻まれる。ヘリでイブキ神の現場に向かった夕姫もただ見てるだけ。 座して打つ手無し。ネオランガとイブキ神、この國の神の座を賭けての死闘。イブキの神鼓(カミツヅミ)が空間を歪める弾丸を放つ。なぜか上空からよくわかんない虚神?が降ってきてその隙にネオランガは腹に風穴を穿たれる。そして藤原の絶叫告白!

うーん、よくわかんない展開、というかさりげに "一光年先にある超新星" てな思わせぶりかつ唐突な前フリとか、最後に裸のナイエルに絡みつかれてる島原勝流(本人?)の "思惑通り" だのといったことの真意は如何に…デウス・エクス・マキーナ的な展開はオレ的にあまり好まないパターンなので…たとえば、「勇者王ガオガイガー」前半と後半の違いを見れば一目瞭然だけど、オレ的には前半ラストの "弾丸X" ってのはある種隠し技だけど非常にオッケーで、後半の "木星のザ・パワー" は完全にデウス的というか釈然としないものがある。突如さしのべられる救いの手のような幻想はオレにはないし、あっても納得しない。そういうオチに南海奇皇が持っていかれそうなのが気になるところ。


さて、昨日不意の盆休みでスカされた通院生活、処方は メイラックス 2mg * 1T, デプロメール 50mg * 2T, トフラニール 25mg * 6T, ピレチア 25mg * 3T,PZC 4mg * 3T、今回初めてデプロメールが処方されたのがなんとなく嬉しい。マレイン酸フルボキサミン、選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)である。まあ幻想とわかってはいてもあれだけの前評判だったんだからその幻想にすがりたいじゃないか。効いた気分になるならプラセボも期待できるってもんだ。もちろん効かなかったときのショックは倍増だけどさ。




1999年 8月 16日(月) スカされまくりの一日

今日は週に一度の通院日、先週の月曜も「また来週」って言われたし…と思ったら 16日までお盆で休診日だったのです。どこが悪いかって?しいて言えばアタマが悪いんじゃないのかな(笑)。
で、ウテナ(とオマケのアキハバラ)の映画でも見ようかと三宮東映まで散歩して行ったのですが… 午後 4時半から一日計 2回ずつしか上映してなかったのです。午前中は東映アニメ祭というワケで、つまりは並行上映なのですね。お昼前だったのでとても待てません。出直すことにしました。まあガンダム(GW:エンドレスワルツ & 08小隊:ミラーズリポート)のように大阪まで行かなくとも近場で見られるだけマシかもしれません。
で、次にアニメイトとかアニメソフト屋さんに行ったのですが、お目当ての DVD(南海奇皇 5巻 & MAICO 2010 2巻)が並んでなくてガッカリでした。まだ発売日じゃなかったのかな。それとも売り切れたのかな。

さて、今日のお買い物:
CDS 「おジャ魔女どれみ」主題歌 "おジャ魔女カーニバル" (BME) (*1)
CDS 劇場版「少女革命ウテナ」&「アキハバラ電脳組」イメージソング (キング) (*2)
CD 劇場版「少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録」 "アドゥレセンス・ラッシュ" (キング) (*2)
画集/コミック 「ビジュアルワークス To Heartアンソロジー+α」 (ティーツー) (*3)
コミック 「To Heart コミックアンソロジー」 (スタジオDNA) (*3)
ゲーム 「加奈 〜いもうと〜」 (D.O.) (*4)

(*1) オレ的には最近始まったばかりの「おジャ魔女どれみ」。BME の盤質は予期通り相変らずヘチョイけども、中身の曲の方はバッチリ。以前その流れるような歌詞が「NG騎士ラムネ&40」を彷彿とさせると書いたけども OPの絵もあいまって「絶対無敵ライジンオー」的なワクワク小学生ライフな印象も受けた。
(*2) というわけでまだ映画は観てないのに買ってしまいました…。
(*3) こういうのは別に期待して買ったわけではないんだけど中身をパラパラ見てみるとかなりのクオリティ。同人のいいとこ取りなワケだからさもありなんではあるけど、(同人的に)マイナーな作品だとこうはいかないんだよな…。
(*4) 恋愛ノベルアドベンチャー、ていうか18禁のエロゲー。なんでかというと津田沼さんちの掲示板のカキコにあったから(さにさん御本人はまだプレイされていない) … なんだか適当な風聞に流されてるなオレも。D.O.のゲームは以前からグラフィックが性に合わなくて買ったことがなかった。そもそも妹属性のゲームは諸般の事情から受け付けないオレ的には辛すぎるゲームかもしれないけれど…。まあその前に kanon やりますけどね。SEEK 2 も こみパ もまだ 1回しかクリアしてないし、いつになることやら。




1999年 8月 14日(土) WOWOWアニメのない 1週間

今週は WOWOW ノースクランブル月〜木帯のアニメ番組、「アークザラッド」「D4 プリンセス」「南海奇皇(ネオランガ)」「魔法使いTai!」「課長王子」が揃ってお休みでした。オマケに「コレクターユイ」も「神風怪盗ジャンヌ」もコウシエンで潰れました。だから、というわけではありませんが日記が随分と隔たってますね。そんな機会にこそ溜まったビデオテープを消化していかねばならないのですが…今週はかなり lain 関係の終夜チャットに明け暮れた日が多かったみたいです。内輪以外の場でのチャットは初心者ですし、いきなり大勢の方々の名前を憶えていくのは僕には難しいのですが、少しずつ常連さん達のことが見えてきました。いきなりディープな話題を持ち出すとか、馴れ合うとダレてしまうのが僕の悪い癖なので気をつけようと思います。逆に、妙に自己顕示旺盛な方を見ていると、この強固な社会ではそれくらいの面の皮が必要なのかもな、とか思ったりします。日陰が好きな僕としてはああはなりたくないですけどね。僕も "オレ様" と折り合いをつけていかなくちゃな…とは思うんですが。認知の歪みがどうしても合理的思考にノイズとして混じってくる…ときどき躁転してるかな、と思えるときでも悲観的未来予測は消えないのでした。

最近トーストが 2枚食べられるようになった。頭で感じてるより先に身体の方が改善されてる気もする。

ティーアイの「To Heart リアルフィギュア」シリーズ、最初店頭で見たときはおさげのあかりとかレミィとか志保とか琴音とかしか並んでなかったので何とも思わなかったけれども、アニメイトで(後期あかり以外)全部揃ってるのを見て欲しくなった。そうそう、8月9日の日記のリストにはコレが抜けていた。で、誰を入手したかというと当然来栖川芹香&マルチなのだった…ホントは綾香&セリオもあれば欲しかったんだけど…。
製品のパッケージとしてはまさにオフィシャルといったカチっとしたイメージだったんだけど、ブリュスターを剥いで中身を立ててみると、1/12というスケールの小ささもあいまって案外とショボイおもちゃだった。以前エヴァのガシャポン 5インチフィギュアシリーズというのがあったけど、サイズ的にはこいつとあまり変わらないんじゃないかなあ。でもモップを持って床を掃除しているマルチや小枝で地面に魔法陣を描く来栖川先輩はそれなりに楽しいのでしばし NAVI の横、外付け MO と HD の前と上とに置いておくことにした。
[NAVI横の人形 画像8KB]

今月の Newtype の付録ポスターはセリオ&マルチだった。それも水無月氏による完全オフィシャル画稿。とても嬉しい。アイロン当ててパネルに入れて部屋に貼っておこう…。




1999年 8月 13日(金) 「メダロット」 #7 暗闇に消えたメダル

第1話で(現在メタビーに搭載されている)レアメダルを盗み出した怪盗レトルトが再登場、しかしアリカの情報網(前話で暴露されたがその信憑性の無さは志保ちゃん情報に通じるものがある…)にひっかかったのはメダルおいてけオバケの方でした。それでもなぜかレトルト取材にこだわるコンビニのヒカル兄ちゃん。

# 幽霊話でイッキを脅かして追いかけまわるアリカ萌え。

そこへ第4話の金持ち学園のカリンちゃん&コウジ君再登場。どうも彼女らは準レギュラーみたいです(最近スクリューズの出番が無いな)。カリンちゃんの無闇やたらに長いリムジンは「はれときどきぶた」に度々登場した "お父さんの借りてきた変なレンタルカー" を彷彿とさせます(はれぶたの方のバリエーションとしてはひたすら横幅が長いとか異様にタイヤがでかいとかいうのがあったけど)。あちらもどうやって道を曲がってるのか判然としません…てゆうか絶対無理だろ。まるでホームで列車を見送るが如く「いったいどこまで長いねん!」、とツッコミかけたところでピタっと到着するタイミング(及び運転手の技量?)が気持ちいい。

そしてオバケ取材に出陣。ここでもヒカル兄ちゃんはイッキの言い分を敢えて誤読してまでレトルトにこだわります。しょっぱなから二つ目の街灯を背景にしつこく描き込んでいるのも芸が細かくてわかりやすいですね(件の場所に着いてからだとざーとらしいから)。

メダロット達の声はもう少しエフェクトかけて人間の声と違う質感にしてくれるともっとわかりやすいと思います。アリカのブラス、カリンちゃんのナース、イッキのメタビー、それぞれオーナーとメダロットの掛け合いでどっちが喋ってるのか一瞬わからなくなることがあるからです。声質も似てますし、メダロットには口パク無いし…まるで尻尾も無く不適切な位置に置かれたマンガの "フキダシ" のような印象です。まあ、最近慣れてきたので聞き分けることはできるのですが。

メダルを取られたブラスとナース、ガシャリと音を立てて倒れる様はそれまでの "人間そのまま" な芝居から一転、ブツに変化する怖さが出ています。イッキはオバケ出現に慄いたのでしょうけれども見ている方は "メダロットの屍" に恐怖を感じます。メダロットのメダルは SMJ における乙女回路のようです。動かなくなった人型機械と人間の死体との間にたいした違いはないですけれども。

果たして、事件の真相は前回街を沸かせた謎のロボロボ団の仕業でした。彼らも準レギュラーなのですね。OP にもちゃんと出てましたし。突如現れたレトルトに大量のメダルを奪われ、メタビーとのロボトル開始になだれ込みます。休む暇無しといった印象で今回の話はなかなか濃ゆいと思えます。

アリカ「なんて IQ の低い攻撃」
イッキ「低いかなぁ…」

結果的にイッキ達はホログラフィによる分身を暴いた怪盗レトルトに助けられることになりました。奪われた大量のメダルも戻ってメデタシメデタシ。そしてあからさまに、しかし直截的にではなくネタを明かします…レトルトの正体はコンビニのヒカル兄ちゃんだったのです…序盤に彼が執拗にレトルト取材にこだわった理由…よほど目立ちたいのかなァ。ヒキとしてはイッキ達の話題に挙がったレトルト話を聴きながら、さりげに箒で掃除してるヒカル兄ちゃんの「ふっ」というポーズとフェイドアウトのタイミングが決まっててカッコよかったです。今回は前回より間がよかったようです。

# なんだかんだ言いつつもちゃんと号外にイッキの決め写真を載せてるアリカ萌え。

ツボを押さえたシニカルなナレーションと深遠なヒヨコ売りのおじさんは今回出番が無かったけれども…あの突如現れる審判には ミスターうるち という名前があるみたいです。ロボロボ団もそれぞれ サケカース、スルメ、シオカラ、サラミという名前なんですね。やっとまともに ED テロップ読んだ次第でσ(^^;)。しかし相当な原画マンの数、南海奇皇の作監でもある鈴木博文氏の名前もありました。




1999年 8月 9日(月) ワイヤードのお伽話

深夜から朝まで lain 関係ページ 2個所並行でチャットをやった。気持ちよく疲れた。しかし未成年者や女性もいたのにエロゲーの話や酒やタバコやドラッグで最初の一時盛り上がったのはおとなげなく配慮が足りなかったと猛省する。マニアックすぎて説明を要するようなレスやネタ振りも勘弁して欲しい>オレ。

さて、本題はそんなことではない。lain 関係ページの BBS やチャットに不意に現れ謎の言葉を発してみんなを "みつめている" 人がいる。その人は一部で大変な支持を受けているらしく、本気かどうかはわからないけれども天使だ女神だ聖母だと祭り上げられている。僕の場合、他の参加者の方々と同程度のリスペクトをその人に対して払っているつもりだけど、結果的にその信者のひとりかもしれない。一部の参加者の中には熱狂的崇拝者もいたりして、ああ、こういう風にワイヤードのお伽話は生まれていくのだなァという感慨を受けた。その人は明け方近くに閑散とした一方のチャットルームに現れ、僕が軽くその人の出現を通報するなり民族大移動で一同が総出でチャットルームを切替え、やがてその人にあわせて一同が元のチャットルームに戻るという現象が起こった。その謎の人との会話はよくわからないがけだるい気分を伝染させる資質はあるようで、僕もそのうちにワケのわからないことをほざいていた。フフフ。

その後眠れたのならよかったのだが、通院日ということで炎天下にふらふら出かけた。滝のように汗をかいてペットボトルの水をがぶ飲みすると生きている感じがする。で、時間待ちの間に誘惑の街を彷徨ったのだが、目的は先述のチャットで話題になっていたシーマンをムキャとともにゲットすることだった。しかし皮肉にも僕はその他アニメグッズの誘惑に駆られて弾数を使い果たしてしまっていた。

というわけでその買い物リスト:
ブギーポップの新刊「ブギーポップ・ミッシング / ペパーミントの魔術師」
ブギーポップのアニメイトグッズ(ポストカードセット、下敷き、クリアファイル、文庫本BOX)
遂に再版(*1)されたカトキハジメ作品集「GUNDAM FIX」
アニメ誌(Newtype、AX、電撃 Aマガジン)
DVD(「To Heart」3巻(*2)、「エルハ」[5-7]、「パト1」(*3))

(*1) 店頭に並んでるのを見る間もなく売り切れていたカトキ本。取り寄せ願いを出すも再版予定は未定ということで諦めかけていた。まあ世間(模型界)的にはみのり書房月刊OUT別冊「ガンダムセンチュリー」の再版を待つ声の方が大きいだろうがソッチはもう中古本で入手したからいいのだ(勝手な奴)。
(*2) 第1巻のポスターは放映告知ポスターが同じもの 2枚、第2巻はなぜかまた告知ポスター&なぜかあかりのポスターだった…なぜジャケットの来栖川先輩のじゃないのか?キチンとアニメイトに予約入れてなかったオレが悪いのか、確かに悪いけど、でもアニメイトの DVD 予約締め切りってやたら早いんだよ〜(涙)、そして今回 第3巻のポスターはジャケット通り葵ちゃんだった…ガクーン。
(*3) パト2はとっくに買ってたんだが、パト1はなぜか躊躇した。しかし2が一部手直しで 5.1ch 化してたのに対して1は全面的に音声リテイクらしいので楽しみではある… 8月には小さいジャケットに切り替わってしまうという話もあり、やむなく購入。

アニメのグッズといえば夏コミでファイナルバージョンが頒布される PDPL編集部の lain カレンダーCDだが、以前にアニメイトあべのベルタ店では速攻で売り切れ、3枚残っていると噂のアニメイト松山から取り寄せという裏技を行使するも時既に遅し。ラストチャンスの夏コミに行く知人に内輪の掲示板でお願い出してみたけど受理されるかなァ。まあ縁遠くなって久しいから期待もできないけど。そもそも枚数に限りがあるので難しいよなァ。リキんでもしょうがないので成り行き任せだけども。




1999年 8月 6日(金) 「メダロット」 #6 宇宙人だロボ!!

語尾に "ロボ" をつける謎の黒タイツ集団、その名は悪の秘密結社ロボロボ団。目的は悪事。ある夜デコトラを背景に宇宙人と間違われて街で大ブレイク。世界観を破壊する程に常軌を逸したゲストキャラにひっかきまわされるって展開が「はれぶた」化してきた感もあり。そこまでぶっ壊れろとは期待してないのでちょっと心配。しかも今回なんかタイミングが間延びして見える。テンポが一拍遅れてズレてるカンジ。

喉にチョップを入れてビブラートを効かせつつ「ワレワレハ ウチュウジン ダ」うーむ正真正銘、伝統の宇宙人だ(笑)。なんか伊藤伸平の「楽勝!ハイパードール」とか思い出すなァ。ふと、宇宙人グッズが大流行の街の様子を見ていると、「勇者警察ジェイデッカー」で、流行を操る敵のおかげで全員全身タイツ、という話があったのも思い出す。

タコ足パーツで宇宙人に擬装されるメタビー。アリカのブラスは女の子フレームなので男の子用のパーツは装着できないらしい。ふーむ。だったらパーツの取り合いして意味があるのは同性のメダロットというわけで必然的に棲み分けができそう…っていうか多くのスポーツと同じで元々正式競技としては異性対決はあまりないのかもしれないけれど…。

ヒヨコ売りのおじさん、久々に登場。今回は夢を打ち砕かれたアリカに深遠な言葉を投げかける。一を聞いて十を知るのごとく、勝手に決意を新たにするせっかちなアリカ。それでいい、と言葉に詰まるヒヨコ売りのおじさん。イッキ相手だともう少し会話が成立してその後のヒヨコを買ってくんねえかなァというおじさんの哀愁もひきたつのだが…。

オケドグーのハンドシャッターが今回のメカ戦のトリックポイント、かつ奪取パーツなワケだが、先述の理由でブラスには装着できないんじゃないかな…メタビー用にわけてくれるかもしれないけど。

レフェリーに暴行を加えるとどうなるかが判明。衛星軌道上から狙撃されるようだ。「封神領域エルツヴァーユ」の宇宙刑事ダンザイバーの長距離捕縛技みたい。

津田沼さんちの指摘により今週の「南海奇皇(ネオランガ)」で「lain」の岸田隆宏氏・「メダロット」の松竹徳幸氏が原画で参加していることに気づく。作監の鈴木博文氏は南海奇皇 第5話以降、一部ファンには "爬虫類顔" の作監と拒絶反応が出ているみたいだけどオレ的に好みの絵。で、その鈴木氏は実はメダロットではメカデザインとして参加している人だった。




1999年 8月 4日(水) 「魔法使いTai!」 #5 茜ちゃんと、しゃっくりと、アヤしい関係

今回は愛川茜ちゃんの "いけない魔法" 話です。OVA #3「タケトンボと、茜ちゃんと、いけない魔法」と同様に自分の為に魔法を使ったおかげで降りかかる災厄と、それを天賦の魔法の才能で器用にかわしていくお色気たっぷりな 1年生 愛川茜。声の岩男潤子は「パーフェクトブルー」「デビルマンレディー」で清純派からヨゴレに転身(?)したワケですが、思い起こせば OVA #3 で愛川は高倉とかに思い切り "見られちゃって" るんですよね (*^^*)。さすが、見られても恥ずかしくない "結構なモノ" であるわけで、これが愛川以外だと「や〜んえっちぃ」で済まなくなるワケですが。OVA では天使、TV では図らずも妖精になってしまいました。これが自身のイメージであるならいずれも手の届かない存在ですね。愛川の魅力というのはアニメ版では "レアに高くつり上げること" で成立しているワケですが(ユニフォームも滅多に着ないし)、小中千昭氏の小説版では周囲からはなかなか理解されない彼女の複雑な内面を垣間見ることができます(この点では油壷も同様ですね)。

あと、TVアニメ版ではしょっぱなから沙絵の高倉への密やかな(?)想いが執拗にチラチラと描かれています。OVA #4「海と、洞窟と、マジックパーティー」で沙絵の本心の想いはワンズの鳴声で隠喩的に示され余韻を残す "せつなさ炸裂" なヒキとなりましたが、その延長線上にあることが感じられる描写となっています。毎回のようにぐっと堪える沙絵にも萌えです。

…ただ、TVアニメ版はちょっと深山瑞葉の扱いにその他キャラ的なところがあるのが残念かな。"魔法クラブの高倉" と "マン研の瑞葉" という明確な対立軸で、高倉に対し圧倒的優位な勢力を持つ存在として扱われないとしぼんじゃうんですよね、あの無闇やたらなデカチチが。"解散" を口にできる権力を二人の下っ端と一言のセリフだけでしか表現してないからかな。高倉に嫉妬を見せるという明確な "役割" ならば油壷(と沙絵の比較)だけでいいわけだし、半端な位置にいる瑞葉は蛇足に見えます。

最後に TVアニメ版オリジナル?の謎キャラ "J" くんですが…今回は愛川を見ていたわけで、必ずしも沙絵の関係者(ミッキー先輩)とかではなく、(ツリガネと同様に)魔法そのものに対する関心のようです。次回予告映像にそれっぽいキャラが…あ、アレは沙絵のお姉ちゃんか。このまま "J" が謎のまま終わってもそれはそれでいいかなァ(^^;


今朝は BS2 の「ユンカース・カム・ヒア」録れたのはいいけど、夕方の「天なる」を録り逃しました。ちょっとショック。これが痛恨のミスとなるかどうかは通して見てみないとわからないけど、ともかく油断は禁物です。なにより「天なる」のソフト購入計画は無い= BOXつき DVD 第1巻を店頭で眺めつつ悩みつつ見逃した経緯があるワケで、だったらいっそソフト購入必至のまほTai!を録り逃す方がマシだったと理不尽な後悔も(^^;


あ、ディレクの PPV で「愛のあわあわアワー」(1話〜6話)を見ました(てゆうかガードキャンセルして録画しちゃいました(^^;;)。これがウワサの「おるちゅばんエビチュ」ですか。未ビデオ化作品というフレコミですが、元々東京ローカルで放映されたものなのかな?でも(一応)18禁だし?なかなか楽しめましたよ。
ディレクの PPVといえば今「シト新生」やってるけど、ソレって WOWOW で放映した "DEATH TRUE" でもなく、ROE や LD BOX に収録されている "DEATH TRUE^2" でもない、つまりは春の映画館で上映されたそのままの "DEATH" なのかな?だとしたらレアだよな。「違う!こんなのあたしじゃない!」とか。試しにいっぺん見てみようかな … "REBIRTH" のあの終わり方もサイコーにカッコよくて好きな映画だし。




1999年 8月 3日(火) 「南海奇皇(ネオランガ)」 #41 変革のイブキ

最後の虚神、イブキ。どういうワケで最後なんだかわからない上に、これまでに繰り出した虚神(とその操者)のチープさから視聴者としてどうリアクションしたらいいのか戸惑うところ。脚本は一番恥ずかしげの無い川崎ヒロユキ。白昼の街中でヤクザがヘリで襲撃という前科持ち。シモネタお笑い系の西園悟より罪は重い。とにかく、海潮が知りたかったこと、これまでに自分がしてきたことは正義だったのか、そんな感傷を打ち砕いてネオランガはスーラの正義、タオの独占の為に飛び立つ。今回の作画は鈴木博文でモロに悪評高かった 5話の爬虫類顔だけど、オレ的には前々回の本橋秀之とかの高品質止め絵系よりライブアクションとしてよく動いてて好きなので嬉しい感じ。虚神会はどうやらネオランガとの対決を期にクーデタるつもりのようだけども、うわべの雰囲気づくりだけはいいカンジ。そういやガサラキまだ見終わってないな…。
LD 第7巻 が明日発売。DVD の方は 第1期 DVD 全6巻 がリリース完了してから引き続き 第2期(第7巻) 発売開始なんだろう。ということは10月か?ナデシコの DVD (劇場版)と同じリクツじゃん。うーん。


♪ あーなたの海で泳ぐでしょ ?!

ふと店先でメダロットの前作「超発明BOYカニパン」の OP 主題歌 CDS が欲しくなって探すもどこをさがしたらいいのかわからない。単純に"カニパン" だから "カ" のところか?…無い。 "チョウハツメイボウイ" だから "チ" か?それとも前作 "ハツメイボウイ" の続編だから "ハ" に置いてるのか?わからん。というわけで店員に聞く。店員はレジの検索パネルで場所を探り当てたようだ。持ってきた CDS の外部包装のちっちゃいシールに「テレ東アニメ 『超発明BOYカニパン』 主題歌、エンディングテーマ ラジオ『アニメトピアR』主題歌」と表記されている。しかし外装を剥いたら中身の CDS 本体には何も書いていない。わかるかんなもん。店員は OP が収録されているかどうかわからずしばし逡巡するがタイトルに見覚えがあったので「それです」と言って引き取った。" LOVE LOVE Phantasy / いつか // Whoops!!" さて、この CDS がいったいどこに並べられていたのかは謎である。




1999年 8月 2日(月) ペルソナ玲音

うちのサーバスペースにペルソナ玲音計画なるページが出現。元々はセリフ募集ページ作らないの?って聞いたことから暇だった僕が html ファイル作成を引き受けて渡すことになったのだが、暫定的に置いた場所が暫定的なりに公式?ページを名乗ることとなり、そそのかされて lain ウェブリングにも参加。セリフ応募BBSの散逸を防ぐ、というのが成立目的らしい(よくわかっていない自分)。トライアル版は公開されていないのでダウンロードページとしても機能してはいない。グラフィック担当の方の時間が空くのが夏コミ後だから当分はセリフ募集専用ページだろう。玲音そのものについての説明が貧弱というか皆無に等しいと指摘を受けたが書き出したらキリがないのでどこかの紹介文を参考にまとめよう…。





□ ノースペシメン
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・―□ 日記系
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    ・―□ 99年8月上旬,中旬