□ ノースペシメン
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・―□ 日記系
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    ・―□ 99年8月下旬


1999年 8月 31日(火) 「南海奇皇(ネオランガ)」 #44 甘い毒

今週はいきなり地球各地で発生した大異変からの導入(一瞬先週見逃したのかと思った (^^;))。カブせて西武蔵野バロウ自治領駐在スパイと米国との会話。武力をもって日本政府に取って代わろうとする虚神会よりも、地球的規模での災害(地上の異変と 1光年先のワームホール出現)への二正面戦略で手いっぱいなのだ。三正面戦略など地球の盟主たる米国にすら不可能な話だった。ランガ という目に見える "力" を失い、ただひとりイブキ神との対決に追い込まれた島原海潮には、今までのように各勢力の均衡の上に成り立っていた "安全" は存在しない。「マーズ」において朝鮮半島が見殺しにされたように、「南海奇皇」の日本政府とバロウ王国自治領は見殺しにされたのだ。

藤原の甘い誘い、一条教諭の諦観、そのどちらをも反射的に拒絶する島原海潮は僕達の写し身だ。
神の言葉のような規範が欲しい、僕の正義はほんとうに正義なんだろうか。そんなことを考えて悩む必要があるのだろうか。だからといって与えられた正義にすがって生きていくことは正しいのだろうか。
争い合う双方にそれぞれの正義があるから仕方がない、それはとても正しい世界認識のようだけれども楽園はいつかどこかにあると信じたい。確かに僕達の現在はとても幸せな世界だ。けれども、だから多少の瑕疵に目をつぶり不自由を不自由とも感じられぬまま楽園を夢見ずに過ごしていっていいものなのだろうか。
島原海潮は他にどんな道をみつけるのだろうか。間違っているのは海潮(僕達)なんだろうか。

神、タオの使い、キュリオテス。突如穿たれた宇宙の穴から出てきたデウス・エクス・マキーナ。
イブキ神の中から海潮を救い出した島原勝流 ≠ ネオランガの中でタオの独占を求めるスーラ(?)

日本政府を、虚神会を、そしてバロウを裏切ったナイエル、それを操る勝流こそが最後の邪心なのか。

復活したランガに入り再び力を得て飛び立つ海潮は誰を倒すのだろうか。自壊しつつある藤原のイブキ神は倒せても一条教諭に海潮の思い描く楽園を見せることは到底できそうにないのだが。


結局、虚神会ってのが何だったのか、遥か昔から日本を支配していたとはどういうことか、遂に描かれず終いなのはちょっともったいなかったかな…でもまあ「攻殻機動隊」の "操和会" だって「エヴァンゲリオン」の "ゼーレ" だって言葉の端々に出てくるだけで効果は充分でこれ以上絵に出てきてもつまんないジジィだからよかったのかもしれないけど。


「あたし、この街キライ」そんな厭世的なコトバを口にした島原夕姫萌え萌えな僕が、当初著しい抵抗を感じていた "正義" を掲げる島原海潮の方に次第にシンクロしていく様は… 津田沼さんち のブギーポップ評、当初は早乙女正美の心情にこそ共感していたのにいつしか霧間凪を応援したくなっている自分を発見する、というのに似てる気もする。
いつぞやの會川昇氏のラジオ発言、観客は「南海奇皇」のゆうぴー(≒ 「機動戦艦ナデシコ」のルリルリ , 「アキハバラ電脳組」のつばめ)に共感を得るんだろうけれども、そういう風にも作ってあるけれども、やっぱり作者の主張はその主人公(島原海潮)が体現しているのだ、という作り手側の言葉を思い出す。




1999年 8月 30日(月) 夏コミのお土産 只今到着!

毎度コミケに遠征出陣してる知人の N.加持さんから 頼んでおいた PRESENT DAY;PRESENT LIFE(lain のカレンダーCD)が届きました。わーい♪ありがとう。 640MB の充実した内容にもう満腹です。デザインも素晴らしくとても素人が作ったものとは思えない装丁です。この企画が動きはじめた頃の僕は lain 系のネットに疎遠で参加できなかったのが今になって口惜しく、また参加された方々を羨ましく感じます。ま、最後の最後のチャンスにその感動の残滓をゲットできた僥倖に、そして関係者の方々に感謝の祈りを捧げます。

さて、N.加持さんの夏コミ土産は実はこれだけではなかったのです。

安倍吉俊(ABe)氏の " T.prevue ver 0.9 "
緒方剛志(ぼうのうと)氏の " RIRIKA SOS "
カトキハジメ氏の " GUNDAM FIX TRANSITION+ "

ウーム、僕のツボど真ん中ストレートな注文に目眩がするほどです。で、これの頒布価格合計ってどれくらいだったのかな… " GUNDAM FIX TRANSITION+ " は既に本家の " GUNDAM FIX " を越える濃度及び装丁の本なので同じくらいでいいのかなぁ…買ってきてくれた人に聞けば済むだろ!って思われるでしょうが、当の御本人は部屋中に漁り尽くした同人誌の山を築いている筈なのでいちいち憶えてないかもしれない(^^; 振込先は控えてあるので明日にでもと思っているけど、もしも足りなかったり、逆にあまり大きなイロをつけ過ぎてもナンだしなぁ。また ICQ か内輪の掲示板で直接聞いてからにしましょう。

追伸 : おかげでちょと元気が出てきたアルよ。




1999年 8月 29日(日) 聞き違いの歌詞のこと

もうどこを探しても誉めようのないロボットアニメ、「ネクスト戦記 EHRGEIZ」のOP主題歌 "DREAM JACK" by HUMMING BIRD。以前(8.25)の日記ではハミングバード繋がりでネタにしましたが、今回初めて歌詞を読んで聞き違いに気づきました。まあソラミミってのはよくあることだけど。

その 1.
誤 : 感覚マヒの ハイスピードで 存在自体は 止まらないさ ♪
正 : 感覚マヒの ハイスピードで そうさ時代は 止まらないさ ♪

どうも僕は「(世界がどう変わろうとも)自分自身の存在は誰にも否定させないぜ!」って考えてたのです。「(自分がまごついてると)時代の変化速度は加速していくから追いてかれるぜ!」っていうのが本来の歌詞ですが、それを知るまでは実存を謳う歌だと思っていたのです。作者の意図とは全然逆のメッセージを受け取っていたのですね。

その 2.
誤 : 夢のありか探そうぜ いつか "DREAM JACK" さあこの世界で ♪
正 : 夢のありか探そうぜ It's Called "DREAM JACK" さあこの世界で ♪

こっちは英語と日本語の聞き違いです。「イツコォルドリィムジャック」 が 「いつかドリームジャック」に聞こえていました。Called の語尾の d と DREAM の頭文字 D (アニメのタイトルにアラズ)がくっついてたのです。いつか、という曖昧な希望の言葉の方が甘美に聞こえました。故にその名は "DREAM JACK" と呼ばる。


ソラミミついでに完全無欠の傑作ロボットアニメ、「冥王計画ゼオライマー」の主題歌、 "紅のロンリネス" の聞き違いについて。

誤 : テルミはーん、テルミはん しゃあないど /(標準語対訳) テルミさーん、テルミさん しょうがないよ
正 : Tell me how ! Tell me how shall I do

ほんとにそう聞こえるんですよ。カタカナ表記すると「テルミハァウ テルミハウ シャライドゥ」ですから。しかしなんとも諦観溢れる聞き違いです。とまあオチがついたところでごきげんよう。




1999年 8月 28日(土) 夜更かしはいけない

lain 関係のチャットに参加しつつ昨日の日記を書いていると明け方に思わず繋ぎ寝をしてしまった。エスタロンモカでカフェイン 600mg摂取してたのに。というわけでテレホタイムから無意味に通話時間がハミ出す。…いや、問題はそんなことじゃない、封神演義と神八剣伝を録り逃してしまったのだ。最近エアチェックミスが多いぞ。油断するなよ。とくに今回のように絶対ソフトを買うつもりが無いような作品は…(^^;)。




1999年 8月 27日(金) 「メダロット」 #9 吠えろ!シアンドッグ

久々のスクリューズ登場。個人的にキクヒメ萌え。イワノイみたいにキクヒメの前髪にすがりたい…そういえば「lain」で英利が玲音の垂れた横髪をいとおしそうに持ち上げてるのを見てとても羨ましかったのを思い出す。垂れてるものは引っ張ってみたいだろ、なんか起こりそうなスイッチみたいで。

全戦全敗、負け続けのイワノイがシアンドッグでロボトルを挑んだのは砂場で戯れるいたいけな幼稚園児達のチャーリーベア。だがロボトルと聞いて園児らは豹変しクラッシャーズとしての本性を現わす … 目がコワイですよ君達。すかさずボロ負けしたイワノイの写真を撮っちゃうアリカはいい根性してる。血管浮き出して怒り狂うキクヒメも萌える。

どうもメダロットとそのマスターってのは声質が多少似ているのがお約束みたい。最初は判り難かったけどそういう基本ポリシーなのかなと思えてきた。

メタビーのコーチの元で特訓するシアンドッグ。ロボットには努力と根性で過負荷をかけても金属疲労や歪みが蓄積されるだけじゃないか、といったことは置いといて、色んな動作をしとけばギアやベアリングの慣熟と制御系の適正化にはなるだろう。しかしいくら訓練しても肝心の射撃が当たらない。ここで CM。さて、シアンドッグの不調の原因は制御系のメダルとボディとの相性の悪さにあった。イヌとサル、前半でイッキとメタビーを仲の悪さを称して「犬猿の仲」に味わい深い説明ナレーションをカブせたのが生きてくる。

暗雲立ち込める中、キクヒメと園児達のロボトル勃発。キクヒメのペッパーキャットは園児のチャーリーベアに行動不能にまでやられてしまう。倒れたペッパーキャットに駆け寄るキクヒメ、ガックリ肩を落とす姿もまた良し。スクリューズ vs クラッシャーズのメンツを賭けた対決はスクリューズの完敗に終わる…。

イワノイの負け犬発言に反応してヒヨコ売りのおじさん登場。ベン、ベベン。「そう、犬はいいやねぇ、犬は。呼べばなつくし頭を撫でれば嬉しそうに振る舞う。そして、決して義理を忘れねえ」まさにこの状況に応じた含蓄ある発言。一同のノーリアクションに苛立ちおじさん割り込み、「窮鼠猫を噛む」発言。ナレーションも応酬「犬とは何の関係もない」。おじさんの言葉にアリカは即座に物分かり良く悟ったようだが、ヒヨコおじさんの真意とは微妙にズレてるかもしれない。イッキ「そういう、意味だったの…?」

相性が悪いとは言えサルメダルはイワノイが今まで育ててきた可愛い子だから変えたくない…そこでイッキは格闘用パーツを貸し与える。ゲットしたパーツの使い方もメダロットの醍醐味のようだ。

しかしチャーリーベアの重力波攻撃っていったい…。メタビーやシアンドッグのガンもあの貫通力からして実包なんだろうか。そう考えるとちょっと危ないオモチャだな。レツゴーのミニ四駆に相当するものと考えればそれくらいの無茶は楽しくてオッケーだけど(刃物を出したり電撃を発したり炎を吹いたり…)。

シアンドッグは僥倖の勝利を得る。空は晴れ渡り、相変らずのキクヒメの態度豹変「さすがは第3のメダロッター」(笑)。そして恩師のメタビーに反旗を翻すシアンドック、でも格闘戦もヘタクソなだけだった…。

作画も安定してるしテンポもよくてなかなか安心して見られる。次回からはロボトルトーナメントか…。



さて、最近恒例の今日の買い物リスト:
CD+ 「エースコンバット 3 エレクトロスフィア : DIRECT AUDIO with AppenDisc」 (メディアファクトリー)
CDS 「メダロット」 "知恵と勇気だ!メダロット" OP: 竹内順子 / ED: 仙台エリ (キングレコード)
コミック 「ESG Vol.15 To Heart 第一集」 (エニックス)

エースコンバット 3 の CD はサウンドトラック+アペンディスクの 2枚組。
サウンドトラックの方はゲーム中の進行にしたがって雰囲気作りの音に徹してて、聴くだけでもうエレクトロスフィアに惹き込まれる。盤質も抜群に良くて BME も少しは見習えよって感じ("マイナーレーベル" と電器屋には言われたけれど)。エースコンバット 2 のようなギターサウンド?を期待してた人には物足りないかも知れないけど、戦闘機の空戦にナチュラルなロックという組み合わせはある時期からベーシック過ぎてなんだかなァと個人的に思う。特に "コフィン" と呼ばれるインタフェイスで繋がっている全面装甲キャノピなヒコーキ(エアロコフィン)である以上、昔ながらの古臭い音はそぐわないだろう。
アペンディスクの方は、本編ムービー任意再生(要AC3本体)、オリジナルムービー再生、CD 未収録曲/ゲーム未使用曲再生、その他ゲーム完全クリア時のセーブデータが入っている。オリジナルムービーはナイトレーベンを使用した相応に高度なフライトデモが見られる(速成栽培の飛行士で退屈なビデオ版フライトデモよりは良い)。しかしナレーションがぶつ切りでイマイチ台詞の内容もクールに練り込まれていない印象(ビデオ版と同レベルの知ったかメッキのシナリオ)。ゲーム完全クリア時のセーブデータというのは完全コンクリしてなおかつ全評定がAの場合で、このときシミュレーションモードでナイトレーベンやジオペリアやオーロラ等が使用可能になる。僕は普通にプレイして全エンディングを見て自力でシミュレーションモードへのキップは手にしたけれど、どうしても評定Aを取れないミッションがいくつかあったのでナイトレーベン等は使用不能だった。だから今後は評定Aにこだわる必要が薄れてしまったのは事実ではあるけれど…でもやっぱできるだけ多くAを取りたいね。

メダロットの CDS、アニメイトで予約までしましたよ。案の定、店頭には並んでないでやんの。メタビーの熱いオープニングに仙台エリ先生のウキウキドキムネなエンディング、ゼッタイ "買い" だぜこの CDS は。
ついでに関連商品も制覇だーっとばかりにメダロット攻略本なるものをパラパラ読みつつチンプンカンプン。よくわかんないけどポケモンやデジモンみたいなのじゃなくてミニ四駆系の遊びなのかもしれない。そういえば僕は「爆装兄弟レッツ&ゴー!!」シリーズのファンだったけど自分でミニ四駆作って走らせようとか思わなかったなァ。競走する相手もいないしね。現実世界でミニ四駆やらなくてもレツゴーというアニメが充分にエキサイティングだったのは事実なわけで、無理してゲームのメダロットに走るとは考え難い状況。ま、いっか。


オマケ、今日の貰い物リスト:
"アニメイト夏のAVまつり" のスクラッチカードが30点分たまったので 500円分の商品券か、余りものグッズ 3つか、選択を迫られる。と、lain のクリアファイルが目にとまったので後者を選ぶ。

その1. lain のクリアファイル、セングラのイラストカード、雪月花のイラストシート
その2. ルリルリのうちわ
その3. ポスター 3枚 但し選択指定は不可ということで TH の松原葵、サクラ大戦 CD 告知、FF VIII

これで To Heart 放映告知、松原葵ちゃんのポスターともに 2枚ずつ入手してしまった…ホントは来栖川先輩のが欲しかったのにィ。その他、サクラ2 も FF もやってない僕には宝の持ち腐れでした…。

あ、もひとつオマケ、"えもーしょん祭" でポスター4枚ゲット。
「十兵衛ちゃん」、「てなもんやボイジャーズ」「天使になるもんっ!」「逮捕しちゃうぞ」。
なんだかどれを選んでも絵的にイマイチ嬉しくないのばっかりでガッカリ。




1999年 8月 26日(木) 一昨日入手し損ねたモノたち

さて、いきなり今日の買い物リスト:

DVD 「アンドロイドアナ MAICO 2010」 2巻 (ポニーキャニオン)
DVD 「てなもんやボイジャーズ」 2巻 (バンダイビジュアル)
DVD 「デュアル!」 3巻、「天地無用 in LOVE 2 遥かなる想い」 (パイオニアLDC)
DVD 「ベターマン」 1巻 BOX付き (日本ビクター)
DVD 「STEALTH TECNOLOGY」 (シーピーセニット)
DVD 「世界の軍用機 40 米開発軍用機編+世界の軍用機編」 (スバック)
LD 「バブルガムクライシス」 7巻 BOX付き (日本ビクター)
CD "電子の妖精" / ホシノルリ (キングレコード)
CDS "Mother" / 宮村優子 (ビクターエンタテインメント)
コミック 「ジオブリーダーズ」 5巻 伊藤明弘、「紅」 1巻 清水としみつ (少年画報社)
画集 「To Heart Visual Fun Book」 公式 CG 画集 (メディアワークス)
雑誌 月刊モデルグラフィックス 10月号 (大日本絵画)

MAICO の DVD 2巻は既に持ってると思ってて昨日は 3巻しか買ってなかった。2巻は 7月発売なのになんで忘れてたかなァ。ちなみに MAICO は既に全巻揃った LD に引き続き DVD でも揃えていく予定(バカ?)。でも lain のときのように "DVD & LD" 両方同時買いという白痴の沙汰(てゆーかそれくらい好きだったの)に比べれば BGM / SE モードがある分この再購入はまだ意義は少々ある…南海奇皇の DVD 買いにはほとんど意味がないがσ(^^;)

「てなもんやボイジャーズ」、1話目の印象は絵的にそこそこアニヲタのツボを突きつつ三十路前の僕ですらわからんほど古いネタのオンパレード。多少辟易するがへきへきはしないので楽しめる。念の為。

「デュアル」の DVD には色々と仕掛けがしてあって楽しめる。あと、天地、一昨日は買う気にならなかったのがデュアルと一緒ならあまり抵抗がなかったのが不思議。断じて僕は天地ファンじゃないんですけどね…。

「ベターマン」、当初は購入予定になかったが、箱付きという付加価値と 1軒目の店で品切れだったので意地になって探して購入…だから今後買い続けていくかは未定。僕的には録ったテープを見てないけれど、どうも評判悪いですね。

あと 2枚の DVD は軍用機関係。現用機趣味なんですよ僕。先月の日記にも書いたけど、Mlitary AirCraft 人気投票 Ver.6 で、僕は "YF−23グレイゴースト" に投票しています(dtiのプロキシが僕です)。絶え間ない投票(1日2票まで)と援軍の到来で遂にトップに立ちました(^^)v ほんとは F-15 のほっぺがほっそりとした鶴首な機首にもムラムラしてくるのですが…。

バブガムの 7巻は後期用 BOX 付き、店頭に並んでなかったのでもしや売り切れ?と心を曇らせたのですが、なんのことはない、店頭に並べ忘れられてたんですね…売れ筋以外は扱い悪い。確か「電脳戦隊ヴギィ'ズ☆エンジェル」のときもこんな対応をされました。「あったあった、お客さん、倉庫にありましたよ」

ルリルリの CD、まだ聴いてないけどオマケのポスターが萌える!額縁に入れて飾っておこう(笑)

"Mother" の CDS、アルバム "魂" に収録されてるから買ってなかったけどバージョン違いも収録されているようなので買いました。やっぱ大好きな曲です。気分はダウナーになっちゃうけど。

コミック、今日は大収穫でした。なんといってもジオブリの新刊が出てたんですからこれでもうおなかいっぱいです。あとオマケっぽいけど清水としみつの戦闘機マンガ。しかしこの作者、マンガ自体は全然面白くないのにラジオドラマ化やアニメ化した途端に傑作になるのはいったいどうしたことか…恵まれてるよなァ。

トゥハート ビジュアルファンブック、「これ以上の To Heart はお見せできません」と言い切るだけあって充実してます。つい最近の(8.14の日記で触れた) Newtype の付録ポスター用 CG まで!…しかし逆に考えると、これ以上 To Heart のビジュアルを描くことはないかもしれないという製作者サイドの寂しい気持ちがあるかもしれません。安倍吉俊(ABe)氏の画集 "オムニプレゼンス" の中で 「これ以降しばらくは玲音を描く機会はないだろう」 と語られていたことを思い出します。あー、でもやっぱ "来栖川姉妹" & "マルチ・セリオ" がいいよなァ…冒頭の描き下ろしでもサービス満点だしな。

いつも買う雑誌其の壱、月刊モデルグラフィックス。自分は恒常的モデラーでもないのに何故?とも思いますが好きなんですこの雑誌。ホビージャパンは大キライですけどね。要するに僕は十年来センチネラーのままだったというわけです。今月の特集は "艦船ちゃんいらっしゃい 夏の陣" と "ワンフェス & JAFCON レポート(序の口)" です。



あと、現在予約中リスト:

CD 「エースコンバット3」サントラ+(メディアファクトリー) 8.27
CDS 「メダロット」 OP/ED 主題歌(キングレコード) 8.26
ゲーム 「VF-X2」 9.2

エースコンバット3のサントラ、プレステにかけるとなんか見れるらしいのでそれも楽しみ。しかし星電社(通称せいでん)の対応の頭悪さはなんとかならないものか。昨日は上新電機(通称ジョーシン)が休みだったのでやむなく "せいでん" にエースコンバット3の CD について聞くと「うちではそんなマイナーレーベル扱ってない」と返答した。おまけに「アニメイトにでも行ったら?」…ご忠告通りアニメイトで即予約しましたよ。まったくもって "せいでん" が神戸で最も幅を利かせている電器屋かと思うと理解に苦しむ。ジョーシンの方が品揃えはマニアックだし値引き率も "せいでん" より高い…しかし場所が市街の中心からやや離れているせいか、神戸の白痴市民は "せいでん" に群がる…謎だ。(地方ローカルネタでスンマセン)

VF-X2 は別に予約するほどのモノじゃないけど、なんとなく。前作があまりにアレだったからなァ…エースコンバット並の飛行操作の気持ち良さがあると嬉しいんだけど、だいぶ方向性が違うみたい。でもホントは期待してるんですよね…バルキリー大好きだし。




1999年 8月 25日(水) 「魔法使いTai!」 #7 沙絵と、トマトと、絵筆のダンス

今回は文化祭前のお話です。

日曜日の飛行練習、桜の木はもう花を散らして葉が埋め尽くすように繁っています。お尻が痛いだの箒を制御できないだのは OVA で描かれましたが、今回は沙絵だけひっくり返ってます(落ち着いてますが)。あ、高倉が "高倉乗り" してない…前回僕が書いたことは間違いってことかな…?

帰りの電車の中、去年の文化祭でのことが話題に上ります。
七香「(愛川に)あんたはバックレて来なかったじゃないよー」
考えてみれば現在高倉&油壷が 3年生、沙絵と七香が 2年生、愛川茜が 1年生…ということは去年の文化祭の時点では愛川茜は沙絵らの高校の生徒でなく中学 3年生だったことになり…そのへんの時期の愛川茜と魔法クラブの関係は小中千昭氏のノベライズ版を参照のこと。
あと、ドラマ CD "魔法使いTai! の文化祭 歌と、ゆかたと、フォークダンス" も必聴のこと。

最近お姉ちゃんの帰りが遅いようです。前話で喧嘩してた彼とラブラブに戻れたからのようですね。

七香は映研で主演&放送委員、愛川茜はモデルのバイト、油壷はテニス&演劇部、高倉は瑞葉との交渉と、皆それぞれに忙しいようです。

行きがかり上文化祭の門の絵を塗ることになった沙絵。沙絵は幼稚園の頃からずっと毎日絵日記をつけています。もう、それだけでぎゅうっと抱きしめたくなる設定です (=^^=) だから、絵を描くのは得意、というか取り柄なのですね。魔法を使って絵を完成させ、誉められて照れる沙絵(=^^=) しかしあの門、白い部分を切り取るのでしょうか…?それとも両端を柱の上に立てて門にするのかな。

今回は学校の一大行事ということで深山瑞葉の絶大な権力と瑞葉を最大の苦手としている高倉との対立が描かれます。前回の瑞葉の使い方がイマイチ意味が無かったので今回のような活躍はいいですね。

不安な気持ちのままひとりぼっちで部室で待っていた沙絵。練習がお休みなのを沙絵が聞いてなかったのが原因なのですが、高倉は文化祭中の部室確保に没頭して精一杯だったことを反省しています。ともに魔法クラブをなんとかしようとする気持ちには変わりがないのですが想いはすれ違っていきます。このシーンでの高倉の妄想はやけにリアルでしたね…前話で沙絵の夢の中に忍び込んできたのが高倉なら、今回は高倉の妄想(白昼夢)に沙絵の想いが忍び込んできたのかもしれません。

Jは遂に高倉の前にも姿を見せました。「…すればいいのに…もっと楽しいことすればいいのに」
せっかくある魔法なんだからもっと楽しく使いたまえ、ということでしょうか…。

魔法クラブ全員が結束して文化祭に参加したいという沙絵の願いは、"現実の都合" のおかげで叶えられないかもしれない…そしてお姉ちゃんと車で送ってきた彼氏とのキスシーンを目撃した沙絵は吐息とともに自身のくちびるを指でなぞります…。

今回のお話は散漫といえば散漫なんで長くなっちゃいました。脚本はまほTai! メインライターの小中千昭氏、絵コンテ・演出は SMJ OVA や SMJtoX の佐山聖子さんでした。

来週は遂に文化祭当日のお話のようです。なにが起こるのか楽しみですね。



さて、今日の買い物リスト:
成年コミック 「プリマ・マテリア」ユナイト双児、「MILK ENGINE」おかだまつおか (以上富士美出版)
成年コミック 「稜 -RYO-」山田タヒチ(ヒット出版社)
コミック 「宇宙家族カールビンソン SC完全版」1,2巻 あさりよしとお(アフタヌーンKC 講談社)
CDS 「ネクスト戦記 EHRGEIZ」OP "DREAM JACK" / HUMMING BIRD (ビクター エンタテインメント)
CD "大四喜" / 宮村優子 (ビクター エンタテインメント)
トイ "MOBILE SUIT IN ACTION!!" RX-78-2 GUNDAM , MS-06S CHAR's ZAKU II (バンダイ)

成年コミック、三宮界隈ではビニールパッケージに阻まれて立ち読みできないことが多いので上の隙間からチラチラとページくって内容確認する(マナーの悪い客だが側にいる店員も見て見ぬ素振りなので逸脱行為ではないらしい)。まあ表紙だけ見て選んでもそんなにハズレを引くことはない自信はあるけれど…今回のは絵的にはかなりオッゲー、シチュエイションでどれくらいデンギるか、素直に抜けるかは現在未知数。

カールビンソン、徳間のSCコミックス版は(たぶん全巻)持ってるから今回講談社版買うのに意味は無いんだろうけど。少年キャプテンの廃刊で当然連載中断されてるんでしょ? 「強殖装甲ガイバー」の方は角川かどこかが引き取って再開したみたいだけど。僕は漫画雑誌読まないから知らないけどアフタヌーンでカールビンソン再開するのかな。だったら「楽勝!ハイパードール」by伊藤伸平の方を再開して欲しい…って単行本描き下ろしで無理矢理完結しちゃってるけど(笑)…漫画雑誌といえば来月号からのエースネクストで lain の安倍吉俊氏の新連載が始まるみたいですね。

悪名高きヘロヘロなロボットアニメ、EHRGEIZ(すみませんまだ全話目を通していません)。まあアニメ本編の方はどうでもいいとして、AT-X のインターミッション音楽で何度も聴かされてそこそこカッコいいじゃんと思ってさァ。ちなみにハミングバードといってもアイドル防衛隊のことではないので注意するように。いや、そっちの民間自衛隊なハミングバードも好きだったんだが。しかし HUMMING BIRD って「マクロス7」「虹の戦記イリス」「EHRGEIZ」という具合にほとほとアニメに恵まれていない。不憫だな…。

宮村のアルバム、"産休" までは買ってたけど "女のGo!" は買いそびれたなあ…とか思いつつ。今回の "大四喜" はまだ聴いてないけど。かつて僕は宮村ごときの歌でノックアウトされた経験がある。アルバム "魂"の 1発目 "Mother" がそれだ。平沢進 本人によってカバーされたバージョンも悪くはないが、僕がノックアウトされたのは "宮村の Mother" なのである。激鬱がさらに激鬱化して始末に負えないのだがそれでも今も何度も聴いている…。

バンダイの軟質樹脂製塗装済みのアクショントイ。各所にポリキャップ(てゆうか全身の素材がポリキャップっぽいのだけど)を内蔵していて全身の各関節がよく動く。ぶっといスジ彫りの墨流しが下品でぱっと見気になるが。写真を見てもらえばわかると思うが全高は MO のケースと同じくらい。この大きさでこの密度感、まさに中共(おっきい方の中国)の労働者の器用さは侮り難し。設計の方も各所に MG(マスターグレード)的なリファインがなされている。最近の 1/144 キットもリファインが進行中で、まあ露骨に ver.Ka(カトキ版)ではないのだがバンダイがカトキハジメから吸収し血肉としたデザインセンスが盛り込まれているのが嬉しい。
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1999年 8月 24日(火) 「南海奇皇(ネオランガ)」 #43 購われる聖域

今週から原作者の會川昇脚本になる。前回までの派手な川崎脚本の イブキ神 vs ネオランガ の死闘というクライマックスとはうってかわっておとなし目の展開だけれども、人間の臓物をえぐるような描写は鋭利なカミソリのようだ。作画は最近南海奇皇スタンダードな本橋秀之作監。個人的には爬虫類顔の鈴木博文作監も捨て難いけれど動きの少ない芝居ではライブアクションより美麗作画の方が適切かもしれない。

前回イブキ神の神鼓に腹を射抜かれたネオランガ、夕姫の乗るヘリに先導されて離脱飛行を試みるも力尽きて海に沈む。ガメラだったら海の中で再生するところだけど、すでにランガは巫女?である夕姫とも心が通じていない様子。そしてバロウはランガを失った。これまでランガの傘の元で米国とも日本政府とも均衡状態にあったわけだからランガの喪失はバロウ自治領の存在すら危うくする…さらに日本政府は自衛隊を煽動した虚神会によって制圧され、事実上日本国は虚神会政府となった。再び権力の頂上に残った老人達の存在はクーデタを起こした自衛官達にとっては噴飯モノだが、既にナイエルによって毒殺されていた…。

もはや相手の動向を静観する以外に打つ手無しのバロウ中枢本部、キッチンデラックス。各々が自分勝手な言い分を噴出させて、視聴者は巻き戻してもっかい台詞を確認することになる(^^; その中でただひとりテレビを見ていたラブレが "一光年先のワームホール" というニュースに喚起を促す(ジョエルすら相手にしなかったが)。ワームホール…予期したように「勇者王ガオガイガー」における "木星のザ・パワー" の如く有無を言わさず物語を終結させてしまうのか?それとも…。

海潮の高校入試、留学生扱いかと思わせて拉致される…疑いの目を一条教諭に向ける海潮。彼女は島原家の一家団欒の盗撮生中継をビール片手に眺めていたクチであるから、何を弁解しようと偽りにしか聞こえないのだが。彼女のような人物にとって楽園とはルールによって守られ、はみ出さなければ楽に過ごせる世界であり、海潮にとってはその不自由なルールの存在こそがそこはかとなく我慢ならないのだ。両者に歩み寄れる落とし所はない。

監禁された海潮は、イブキ神と一体化した藤原に力を貸すようにと迫られる。というところで次回につづく。

以前から気になっていたナレーションへの不満、深読みへの牽制か親切なガイドラインか、色々とうざったい存在だったが會川昇脚本ではキチンとジョエルの回顧録として成立している。このあたりは脚本家間の整合性の問題かもしれない。



さて、今日の買い物リスト:
DVD 「南海奇皇(ネオランガ)」 5巻、「アンドロイドアナMAICO 2010」 3巻 (以上ポニーキャニオン)
DVD 「ガサラキ」 8巻、「カウボーイビバップ」 9巻、「十兵衛ちゃん」 2巻、「逮捕しちゃうぞ Special」 2巻
DVD 「青の6号」 3巻、「天使になるもんっ!」 1巻、「星界の紋章」 2巻 (以上バンダイビジュアル)

南海奇皇と MAICO 2010 は既に LD で全巻揃ってるのに当時ポニーキャニオンで過渡期の DVD が後発だった為に重複購入となっている。でもさすがに南海奇皇の第2部 LD を買おうとは思わないのだった…。そういえば MAICO の 2巻を買いそびれていたことに帰宅後気づいた。まあ本等とは単価が違うのでうっかりして重複購入という事態は未だに起きていないけれども。

ガサラキとカウビはまったくソフトリリースペースで見ている…全話エアチェック終わってるのにσ(^^;)

カウビの最終巻、必然と考えていたテレ東版 "放映第13回" が収録されていない。これはいったいどうしたことか。全26話を無事放映できたから愚痴を言う必要が無くなったのだろうか。今にして思えば大人げない行為だったからと闇に葬ったのだろうか。…一応、AT-X で再放映されたテレ東版最終回は SVHS標準で念の為押えてあった。しかし、やはり納得がいかない。lain のソフト版でウエザーブレイクが一部収録されていなかったのと同じくらい不満に感じる。オレ的にエアチェックテープの内容がレア化するのは好ましくない。

十兵衛ちゃんは AT-X で既にもう全話見たけれどもこれほどデキのいい作品はやっぱ欲しくなる。

タイホ…自分でも何をトチ狂って買ったのかよくわからない。ただ、全国で見られるワンダフルが大阪圏では見られないという劣等感からかもしれない。

青6、最近では TVアニメ枠でも作品自体の商品化(スタチャイ商法)が幅を利かせて純粋な OVA というのが減ってきたけれども、たまにこういうのがある。ドルビーデジタル 5.1ch/AC-3 に特化していて単に2chステレオだと聴き取り難いのではないだろうか。ドルデジではダイナミックレンジコンプレッション(音量域の圧縮)があるから楽に聴き取れるモードにもできる。そもそもサラウンド自体が暗中模索状態なので色々と遊んで楽しませて欲しい。青6といえばもう一方、グラフィック面でのデジタル化も大きな特徴だ。「VISITOR」のように思い切ってフィギュアニメーションにせず、主に手描き動画、メカは 3Dグラフィック と使い分けている。1巻の頃はお粗末な 3D ポリゴンを見せられたり幻滅もしたけれど、2巻くらいではとくに気になる点はなかった。技術の進歩って速いのね。

天なる、度々店頭で無視を決め込むもあまりにしつこくピンクの BOX が視界に入ってきやがるので、あとで後悔しないように箱付きの 1巻だけは押えておこうと思った。以降買うかどうかは決めていない…。

星界の紋章、僕は WOWOW に加入していないのでソフトで初めての視聴になる。1巻目ではほんのさわりの部分だけではあったがビジュアル面で原作のイメージを更に豊かにしたような作品で好感度が高かった。原作の方は、まあ熱烈なファンというわけではないが出てる本は一応全巻読んでいる。原作の文章自体にはあまりビジュアルイメージや色彩感覚を喚起する要素は少ないのだが(てゆうかアーヴの髪の色はみんな微妙な青色だし)今回のアニメ化によって「アレはこういうイメージだったのか」という不思議な気分にさせてくれる。でもやっぱ赤井孝美の絵は…いやもちろん赤井孝美の表紙に誘われて巡り合った小説なんだけど(^^;;

最後に、なぜか買えなかったもの、「天地無用 in Love 2」。店舗の一番いい場所で大量に平積みされていたのだがなぜか食指が動かなかった。in Love の場合 LD は持ってるけどせっかく 5.1ch 環境がある DVD 版を持っていない。もしかして dts にコンプレックスを感じてるのか…というよりオレ内部で天地は既に終わった作品なのだった…。




1999年 8月 23日(月) 「少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録」 のつづき

この映画のラストはどこかで見たような気がする…「未来世紀ブラジル」だ。ほとんど実写映画を見ない僕にしては珍しく LD まで持ってる。しかしさほど度々この映画を見返す腹積もりができないでいる。だから最近その印象に気づいたとき、ウテナの劇場版は最高のハッピーエンドでなおかつ最悪のバッドエンドかもしれないと思った。ウテナとアンシーの藁人形は何を意味するのだろうか。ウテナ・カーは本当に世界の外へ飛び出してゆけたのだろうか…ダウンな気分にかきたてられる。ところで DVD はいつ頃出るんだろうか。





□ ノースペシメン
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・―□ 日記系
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    ・―□ 99年8月下旬