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2002年 3月 31日(日)

「 WXIII PATLABOR THE MOVIE 3」を観に行ってきました。前日にわざわざ携帯ストラップ付き前売り券まで買って。主に週がわりシャッフル上映の「ミニパト」目当てで。その週は第2話「あヽ栄光の 98式AV!」でした。ほんとは第1話が観たかったのですが第2話もそれなりにヤヤ受け。ぜひ全話見たいものですがビデオ発売まで待ちましょう。この日は JR大阪駅北口で同行のふじ丸さんと待ち合わせをして朝イチ上映に向かったのですが早くも満席立ち見状態。まあ日曜日だからね。

というわけで付近の模型店(大阪ホビット梅田店)に行きました。話題のガンプラ 1/144 HGUC デンドロビウムが 30%OFF の \19,600とボークスより \3,400も安かったのですが、差額は予約特典ボークスオリジナルフライトスタンド代ということでなんとかおさめてやってください。ガンダムフィックスフィギュレーションのカトキ版ウイングガンダム アーリータイプは売り切れでした。どのみち買うお金はありませんでしたが。でもそのお店でみつけたブギーポップと宮下藤花の完成品フィギュアは魅力アイテムだったなあ。パッケージ写真はチェーンやバッジの質感がイマイチだったけどお店の人に頼んで中身を見せてもらってもよかったなあ。ふじ丸さんは話題の新製品 YF-19には目もくれず熱心に「超時空世紀オーガス」モノをサーチしていました。今年がマクロス20周年なら来年はオーガスの年だね。イシュキックコマンドを探していましたがありませんでした。なぜかモラーバーのキットはあったのでブロンコ II と合体改造してオーガス作っちゃどうかと提案しましたが却下されました。で、ふじ丸さんは 2001年だったかのシャトルの海外キットを悩んだ挙句購入しました。メーカーによって大幅に寸詰まりだかで違うらしく記憶の底を探っているようでした。キットのシャトルの箱絵はまるでガンダムトリコロールだったのですが聞いてみるとほんとは全面オフホワイトだそうです。輸入した図面があるということで修正改造にポリパテとプラ板が要るそうでしたがそのときは買いませんでした。ポリパテはサクサク削れて使いやすいそうですが入門者の僕はドロドロの気泡まみれという印象はなんとなく使いこなす自信がないのでした。現在製作中の 1/220 フルバーニアン Ver.Ka. レジンキャストキットのつま先欠けの補修に軽量エポキシパテと瞬着使いましたが。ふじ丸さんが「ほぉら、ラーゼフォン〜」と僕に取って見せたキットは「天空のエスカフローネ」のアレンのガイメルフ(名前忘れた)でした。そっか、もうそろそろ発売だったよなー、確か顔の塗り分けはペイント済みなんだよなーなどと納得しながら 10秒ほど僕は騙されました。テッカマンブレードや零式でも騙されたかもしれない、いやそもそもエスカフローネ関係のキットの箱絵を見たことがなかったからでしょう。で、そのお店は神戸のボークスと違ってキャラクターモデル一辺倒ではなかったのでイタレリの ロッキード X-35 (JSF勝者) とか ボーイング X-32 (JSF敗者) も並んであったりして、家の納戸部屋にある 2機のノースロップ/MDD YF-23 (ATF敗者) のキットのことを思い起こして、早く作らないと実機の如く野ざらしで朽ち果てて腐ってしまうと焦ったのでした。

というような暇潰しを経て12時集合なので早目に昼飯休憩でファーストキッチンへ。ストロベリーキャラメルパフェ、あと水。以上。で、おもむろにカバンからカロリーメイトコーヒー味を取り出しでぐびぐび、ペットボトルの DAKARA で抗鬱剤を飲み、全区画 11〜19時という舐めた禁煙時間帯を破り、空気清浄器にスモーク供給。

さてついにシネ・リーブル梅田再到着。朝のチケット提出順に行列。と、ドアの向こうの客席から盛大な拍手が。実はロードショー 2日目の 31日には大阪で朝の終わりと昼イチ前に舞台挨拶があったのです。新聞広告では声優の平田広明と脚本のとり・みき(門前の弟子の原作漫画の映画の脚本を書くとはいかな心境か)ということで期待していなかったのですが、実際にはスーパーバイザーの出渕裕、脚本のとり・みき、監督の遠藤卓司、声優の大林隆之介、千葉繁という無意味に豪華な舞台挨拶、というかトークショーがあったのでした。出渕裕の第一声「ラーゼフォンの監督やってます !」 じゃあこんなとこに来てる場合なのかと思いましたが長々と話してくれたので嬉しかったです。

WXIII の素朴な感想ですが、予告映像で肝心なとこ見せ過ぎだったのかなあと思いました。冴子の部屋の巨大な娘の写真とか、手を放して落ちてしまうところとか、隠しておいてもらってた方が本編没入度は高かったのではないかと。生物学的なアプローチとして "細胞には分裂限界があるがガン細胞にはこれがなく" といったところはもっともらしくてよかったです。全体を通して燃える要素は限りなく少なかったけれど婉曲的に語られる悲哀には胸をつかれるところがあって、DVDリリース頃にはもう 1回見たくなるフィルムだと思います。

比較してもしょうがないですが、どちらかといえば原作の「廃棄物13号」の方が見せ場が多かったなあというのはいたしかたなしとして。第二小隊が被害者の遺体を見せられて、上申書作って奮起していくところとかいいですよね。
「なあ後藤くん、これは災害なんかじゃなくて…… 人災…いや…」
「なにか「犯罪」があったような気がせんかね。 こう…」
「いや、いいんだ。聞き流してくれたまえ。 出動前にすまなかったな」

とかいう特車二課長のセリフも大好きだったのでした。お巡りさんはカッコイイのです。

映画鑑賞後梅田のヨドバシカメラで Nikon互換のテレコンバータの中古品を探しましたがありませんでした。純正の新品とかマクロレンズなんてとても買えないし。というのも模型撮影に際して現在所有のデジカメでは接写がキビシイのでジョーシンのポイントを消費してデジカメ買い替えるかとも思っていたところ、ものは試しにと昔使っていた銀塩カメラを引っ張り出してみたのです。レンズは焦点距離 75 〜 200 mm / 開放値 F4.5。暗いです。最短フォーカス距離は 1.1m。三脚にレリーズで自然光 (+室内光) 撮影です。庭の花とかも撮ってみたりして。デジカメに慣れるとどんな風に撮れているのかすぐにわからないのは不安です。

で、ミナミに移動。"○わ"でふじ丸さんが予約特典品を受け取っていましたがなんのことかはわかりません。僕は何も買うつもりはなかったのですが以前探していた「ゲノム」「ゲノム2」(古賀亮一)がありました。ついでに「Free As A Bird」(ひよひよ)も手に取ってしまいました。"○わ" は手軽に内容確認できる上に回転が早くキレイ (逆だと悪循環する) なのでつい成年コミックに手を出してしまいます。新刊?らしき「エンゼルハート」(伊藤伸平)には巻末に見たことのない麻雀モノの短編が収録されていて買うかどうか迷ったのですがその場であとがきまで読み終わりました。「月姫2」はいつでも買えそうだったのでまたの機会に…つーか早く本編クリアしてください>僕。キッズステーションでアニメが始まるアベノ橋は放映を見てからということに。普段なら読まないモデルグラフィックス以外の模型誌(電撃ホビーマガジン、ホビージャパン、キャラクターモデル) のデンドロビウム作例は押えておきたいところですが地元で買うことに。結局"○わ"では 3冊だけでしたが思わぬ出費となりました(この直後ボークスで後悔するハメに…)。

ヤマギワソフト閉店(非常に遺憾)にともないふじ丸さんのサービスポイント使い切りお買い物開始。とくに僕のオススメ新刊ソフトは並んでなかったのですが、中古品の「ガサラキ」DVD 1巻(BOX付)& 2巻 各 \500 というのは破格のお買い得だったと思います。「ガサラキ」は僕の好きなアニメオールタイムベスト10に入る程スキスキ度数が高い作品なのでよく見て勉強しておきたまえふじ丸。戦略自衛隊…もとい、"特務自衛隊"、二足歩行兵器の設定やら描写には嫉妬のタメ息が出ます。安宅大尉 (高山みなみ) とかが好きですかねえ(TAパイロットでロングヘアで赤いルージュでセリフは英語混じり)。そういえば特自では多国籍軍に組み込まれて運用される前提から自衛隊独特の階級呼称 "一尉" ではなく "大尉" という旧階級制で呼ばれ、合同作戦時で階級格差などの支障をきたさないように戦時特別階級というか TA中隊は全員佐官や尉官といった士官ということになっています。ムラチューこと村井中尉 (丹下桜) も本来は三尉あたりかもしれません。これは国連直属機関であるところの某ネルフで某伊吹二尉だの某葛城三佐だというのと逆ですね。戦略自衛隊は陸海空自衛隊とは別に編成されているようですが、ガサラキ世界では日本、市ヶ谷でも特務自衛隊員の他に従前からの国防専門の陸海空自衛隊員というのは出てこなかったような気がします。ちょっと謎。海外派兵を前提としてある割に車輌は右運転席だったりするのも不思議。ま、ガサラキの話はいずれもっと詳しくいやそれはともかく。ヤマギワ撤退でふじ丸さんの支持する対抗勢力側はなし崩しに敗北してしまうというイヤなジンクスがまた当たったというか、でも DVD-RAM か DVD-RW かというのはまだ答が出ていないらしく、DVD-RW でも DVD-RAM みたくファイルをドラッグ&ドロップできるソフトがあるそうで。僕的にはPCの大容量メディアというより家電としての S-VHS VCR の後継候補機選択になるワケで、松下(VC規格勝者)&東芝(VC規格乗換え派) VS パイオニア(VD規格勝者)&SONY(VC規格敗者,MD規格勝者)ということで一概に言えないんだけど。最初店頭で DVD-RAM 見たときは保護ケース入りディスクというのがいにしえの VHD を想起させて、なんとなくこっちの負けかもね、でもまあ媒体コストが S-VHS 3倍モードに限りなく近づく頃まで見極めがつかないということで手を出さずにおこうか、金ないし、という情勢下、ナチュラルに時代の潮流に乗る男サターンさんは PC にも家電にも DVD-RAM を導入したようで、なんとなく僕も DVD-RAM 欲しくなりました。DVD-RAM の両面 9.4GB の媒体単価が妙に安かったというふじ丸さんの話もあるワケであり。

海外逆輸入 DVD ビデオソフトのお店に寄ってみました。目当てのアニメも多いけれど安くはないです。リージョン 1(米国仕様)も多いですし。リージョンフリーのプレイヤを買うほど魅力的ではなかったですね。

疲れたのでマクドに寄りました。腹減ってたので \80 のハンバーガーにしました。ハンバーガー食うなんてここ 5年来くらいか、すげー久しぶりです。マックシェイクストロベリーも。あと、当然、水。思わずなんかゆったりくつろいでしまいました。甘味に負けてマックシェイクおかわりするし。んでもって、ふじ丸先生的に WXIII は どーよ?ということになりましたが 「知人に面白かったかと聞かれて、なんと答えたらよいかわからへん」 だそうです。総監督の高山文彦は 0080 の人だと言うと「あっちはハッピーエンドやったのにな」と呟きました。0080ってハッピーかあ?と思いつつ、パトレイバーの原作は全巻読んだか聞くと序盤でやめてるとのこと。 駄目じゃん!「廃棄物13号」絡みの話できないじゃん!まったくこの人は。「ブギーポップ読んでない?みんな読んでるよ」「あ、ほんまにみんな読んでるー」事件以来へなちょこぶりが見受けられるようになりました。その後ふじ丸さんの口から笹本祐一の名が出たのに「ARIEL」読んだことがないというのも割と意外でした。あの80年代半ば、オタクが喜ぶ当時的に数少ない作品のひとつだったのに(今でも続いているというのはどうかと思うが)。ことによると「アップルシード」読んだことないってのに匹敵するかもしれません。で、もっとショッキングだったのが「機動戦士ガンダム」の小説版を読んでないということでした。じゃあ MG にまでキット化された G-3 ガンダムってのがなんなのかワケわかんないじゃん!GUNDAM FIX のラストのダブルスタンダードも、GFF 最新作の G-3 Gアーマー っていうアンオフィシャルまみれなのもわかんないわけですよ。僕も相当オタクとしてへなちょこだと思っていたのですが…たとえば発売 1年後に「ガンパレ」始めたとか、今頃「サクラ3」始めたところだとか、未だに「月姫」のエンディングひとつも見てないとか…。「Kanon」は Win版コンクリしたけどゲーム機版もってないとか「AIR」もってるけどまだやってないとか、まあ相応にヒドイわけですが、さらに追い打ち、ふじ丸さんは「To Heart」のプレステ版やってないという…うーむ、やっぱ時間がないというのは大変だなあ、ということですかね。で、そんなカンジでのんびりし過ぎていたせいか時間が押してきました。ふじ丸さんの CS & BSデジタル 110度衛星チューナとか D-VHS とか検分する予定だったのですが結局見に行けずにごめんなさいです。

そして、そのマクドの 2階席の上がボークス大阪ショールームだったのでした。ボークスってガンプラや FSS 等のキャラものとドール系ばっかりなのです。充実してていいんですが。で、そこにあったんですよ、GFF ウイングガンダムアーリータイプが!でも"○わ"で有り金はたいてたので買えませんでした。残念無念。ふじ丸さんはポリパテとラッカーパテとプラ板を買いました。
(後日注: 大阪に用があったので 4/10 にまた行ったのですが今度はウイングガンダムアーリータイプだけすっかり売り切れてて G-3 Gアーマーが山積みでした(悔泣))





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