□ ノースペシメン
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・―□ 日記系
    |
    ・―□ 03年7月


2003年 7月18日(金)

一昨日の記述はモニタの高さを 20p 上げて空いたモニタ下部スペースにセンタースピーカーを収納したといった概要だが、ついでに (?) これまでの防振対策もほんのちょっと見直すことにした。尚、7/16 の最後の "東芝 FACE 29Z5P 周辺写真" は実は今回の防振対策及び実験的な配置の状態を撮影したものである。

東急ハンズ三宮店 素材売り場にて、下記の防振用品を購入。
■[a] HANDS SELECT 防振ゴム "ニューしずか" 洗濯機用 (非反発ゴム・60×60×9o・4枚)
■[b] HANDS SELECT 防音・防振テープ オーディオ機器共振止め (純鉛・100×1000×0.3o)
■[c] HANDS SELECT 防振ゴム AVインシュレーター (ソルボセイン・47×47×7o・4枚)
■[d] ソルボセインシート (ソルボセイン・300×300×5o)




シルバー表面の鉛シートを貼り、防振ゴムを履かせた状態








Compressor

こんぷれっさ








APC-001 購入時の状態。一応ついてるもんはついてる。







APC-001 New モデル 外観 『コレ欲しい。僕にください』



[a]、[b]はコンプレッサー用。これまでは座布団をふたつ折りにして敷いていたが非常に場所ふさぎであった。一応 4つの小さなゴム足がついているのだけど作動させると振動でジリジリと床上を動いてしまう。ハンズの店員さんの助言の通り、吸気口と排熱口を避けて本体に [b] の鉛シートをベタベタと貼りまくる。んで [a] の洗濯機用ゴムを各足に履かせた。結果的に座布団敷いた程度に小さな作動音で、振動で床の上を動いたりもしなくなった。
ちなみに写真の左側には黒いカーテンに隠された非常口の防音ドアとベランダ(及び非常階段)があり、新聞紙で目貼りしてとりあえず塗装場所としている。ハンドピースホルダはぶ厚いまな板に固定し、足代わりのレンガ 2個の上に載せて野外放置している。雨は完全に論外として風にも弱いがベランダの壁面がムクだったり屋根があるので意外と不都合はない。

コンプレッサーは 02年 2月にボークス神戸SRで購入したもので、エアテックスのコンプレッサー APC-001(水取りエアフィルタ付・オートスイッチ)とエアレギュレータ、エアブラシホルダ、造型村 PM-A というハンドピースのセットである。ハンドピースは学生時代から使っていたオリュンポスのものを使うつもりだったので、 PM-A はオマケ的に考えていたのだが、上付きカップの洗浄しやすさと後端のニードル後退調整ネジなどシンプルな構造ながら充実していて使い勝手がよく、こちらがメインになってしまった。

エアテックスサイト カタログショッピングのコンプレッサーコーナー では現在も APC-001 がラインナップされているが、つい最近同じ型番でモデルチェンジされた。外観上の目立った違いは取っ手根元の大仰な放熱フィン、本体スリット、大型化された接地足、及びボディの形状 / カラー(パールホワイト?シルバー?)だろうか。考えてみれば、旧 APC-001 にはごく小さな吸気口と、取っ手根元の [高温注意] なる注意書きがある丸い部分があるだけで、放熱フィンはおろかスリットひとつない。僕は未だ旧 APC-001 を使って大型モデル相手に長時間連続のエアブラシワークをしたことがないから、オーバーヒートなる事態に直面したことは無く、新 APC-001 の機能美溢れる空冷式フィンがどれほど有用なものかはよくわからない。ただ言えることはタイミングよく新 APC-001 を手にした人たちがうらやましいなぁ、ということだ。

エアの脈動を抑える 2.5リットル エアタンク付きの APC-002 がよさげだなあと思っていたけど、これも昔からの商品だから新 APC-001 の設計をコアに近い将来モデルチェンジされる可能性がある。もっと頻繁に模型をつくっているならばコイツが狙い目だろう。
ツインヘッドWシリンダーの APC-005 みたいなパワーは模型塗装にはあまり要らないかも。エアタンク&ツインヘッドWシリンダーの APC-006 に至ってはなんだかわからない巨大オブジェのようである。それなりに強そうでカッコイイけど。新製品のサイレントコンプレッサー APC-007 は四角い筐体に 2リットル エアタンクも内蔵していて魅力的だが、肝心の静粛性は 001:007 で 53db:35db だからある程度の音はするわけで…16sとはえらく重いな。キャスターが要るわけだ。

Center speaker

せんたーすぴーか



[c] はセンタースピーカー BOSE 101SDVM の底 4スミに貼って足とした。これまでは防振用として売られてた金属製の平たい円柱 3個の上に置いていたのだけれど、貼りつけてなかったので移動が面倒だったのと、なんとなく効果が怪しいような気がしてきた為にソルボセイン製のインシュレーターに換えた。アニメでも 5.1ch ソフトが続々と増えているのでココから主音声を聴く機会も多い。

7/16 にも触れたが BOSE 101SDVM はスピーカー前に導音板がついており、音の向きを変えられるようになっている。モニタの下に床置きしているからやや上向けにしている。どの程度効果があるのかは不明。BOSE 101 には様々なバージョンがあるが SDVM は現在では販売されていない。

『いくらなんでもこの設置場所はないじゃない』
『いえ案外フルボリュームでも大丈夫でしたよ』
『お前は耳のつくりが雑にできてるんだろうな』


Active Servo Processing Superwoofer System

すーぱーうーは





おーい、てれびくん

TOSHIBA FACE 29Z5P
[d] 5o ソルボセインシートはスーパーウーファ、ヤマハ YST-SW50 の下に敷くつもりだったのだが、必要以上に面積があり、底面の大きさへカットするのに忍びなかった為、ちょっと魔が差して、センタースピーカーを撤去したモニタ筐体の上に載っけてしまった。センタースピーカーでさえ筐体に振動が伝わり音が汚れるといわれるのになんという暴挙か!しかし僕はソルボセインなる素材が喧伝されるほどのものかどうか試してみたくもあったのでモニタ筐体上面に粘着力で圧着し後方斜面はシートを巻いてバランスをとり固定した。試しに単なるステレオ音楽と、ドルデジ 5.1ch の音声を比較的大音量で鳴らしてみたが気になるようなハコ鳴りはなく、テストトーンでは若干こもったような音を出すが以前の配置通りの音であり、これは意外とこのまま使えそうな気がしてきた。

スーパーウーファーの設置には諸説ある。鑑賞者の正面に直接きてはいけないとか、部屋の横手でもどこでも置いてよいとか、やはり左右フロントスピーカーの間にある方が望ましいだとか、無知蒙昧な僕はどの意見が正しいのやら知らない。理想としては左右フロント・リアの各スピーカーにそれぞれスーパーウーファーを置く(ないしはスーパーウーファー並の重低音をドライブできるスピーカーを使う)べきというやつで、フツー実現困難だが確かに『低音は方向性をあまり感じない』という経験則にしたがって 5.1ch のうち 0.1ch は 1本のスーパーウーファで済ませているわけだ。でもフロントはもちろんリアにもスーパーウーファ(ないしは重低音をカバーするスピーカー)があるとだいぶ違う筈。センタースピーカーを 2本使う(本当に広い部屋ならば割と当たり前の配置ではあるが)よりはスーパーウーファーをリアにも置くというのは安易だが効果的ではないかと思う。
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その他 : 今回防振処置を施さなかったブツ

Front speaker

ふろんとすぴーか





ひだり| みぎ

Left|Right
フロントスピーカーの BOSE 121 "Westborough"

93年に購入して以来 10年間なんの不満も無く使っている対費用効果の高い小型フルレンジスピーカー。 10年経った現在でもごく普通に販売されている。
ドルデジ 5.1ch サラウンド音声ソフトのフロントスピーカーとしてはもちろん、2ch 音声ソフト・CS 放送・ビデオ・音楽 CD / MD 等の通常ステレオ音声ではこのスピーカー(とスーパーウーファ)のみ駆動されるわけだが、その10年間の酷使にも変わらぬクセのない素直な音を聴かせ続けてくれている。
コイツの音に慣れると他種のスピーカーから聞こえる音は妙に味付けされていたり微かにゴワゴワしているように聴こえる。そ−ゆーのは単なる慣れなのかもしれないけれど、理想としてセンタースピーカーもリアスピーカーも 121 で揃えたいと思うことがある。そもそも予算的に無理だが、1ペア売りしかしてくれないし、リアの天井吊りブラケットも換えなきゃいけないとかいろいろとめんどくさいのも確かである。
専用自立スタンド PS-2 に載っており、床に座ったときにちょうど耳の高さに位置する。底板 4スミの接地部は円錐状のスパイクになっているが、防振上これでいいのかな…てゆうかスパイクがザクっと(グフっと)床に刺さってるんだけど。


Rear speaker

りあすぴーか





みぎ

Right

リアスピーカーの BOSE 111AD

フロントスピーカーと同じく 93年に購入。当時にはせいぜい劇場版アニメ LD のドルビープロロジック 4チャネルぐらいしかなかったのであまり使う機会はないだろうし、防磁型のでなくともよかった為に、出費をケチってリアスピーカーは 111AD とした。部屋がモノだらけでなければ、フロントと同じ 121 に PS-2 スタンドで部屋の四方に配置するのが理想的なのだろうが、そうもいかないので、天井吊りブラケットでぶら下げている。天井は吸音材(?)かなにかだったと思うのでとくに防振処置はとっていないけれど…。さて、現用のドルデジアンプには 5ch STEREO というモードがある。スピーカー 5つに囲まれた中でどちらを向いてても 2ch ステレオ音声で聴こえるというやつで、フロントスピーカーに横を向けて PC で遊んでいたりしても一応ステレオで聴けるわけだが、ここでリアスピーカーの音質と音量及び設置位置が問題になってくるのである。音質はハードウェアの差だからどうしようもないし、設置位置も場所がないので天井吊りしかなくて、音量はドルデジ 5.1チャネルにあわせリアを大きめに設定している。結果として僕には 5ch STEREO モードはうまく使えないでいる。

Rear speaker

りあすぴーか





ひだり

Left





2003年 7月16日(水)

床に直置きしているモニタを寝転んで見ていると下辺の映像が自分の足や布団でちらちら隠れて見えない
というトホホな現状を鑑みて、先般来検討を進めていた「テレビ台構築作戦」を実行に移すことと致しました。

ちなみに以前使っていた SONY PROFILE PRO とスピーカー&スーパーウーファの配置状況写真です。


フラット画面を見慣れた現在の目にはさすがに湾曲しているのが古臭く思えてしまいます。
それでもこの 3世代目(HV3)は先代の同機種に比べれば随分平らになった方なのですが。
買い換え時 SONYのカタログに次世代機種(HV4?)が出ていればその選択肢もありました。

画像は "お宅拝見" ページからの流用。妙に小さいのは作成時の 90年代から現在までの
伝送速度(約33k→下り約12M) と解像度 (1024×768→1280×1024) の向上によります。
なお、当サイトは(一部の表記載ページを除いては)VGA (640×480) 対応のままです。

ページ及び機器類自体が陳腐化してますが当サイトの フォトグラ系 / お宅拝見 / ハードウェアレポート
3段目、モニタ&スピーカーの項にある通り、全部 93年導入です。モニタは寿命でイカレましたがスピーカーは 10年間も同じものを使ってるんですねえ。アニヲタにありがちな傾向かなと思うのですが、画質に関しては微かなノイズやニジミ・色味の具合にまで執拗なこだわりがあってコストをかけるくせに、こと音質に関しては無頓着・無神経というかさほどこだわりがないんですよ。(あ、でも声優の声質には敏感かな…数年前まではセリフ第一声で 7割方の声優を言い当てることができたものですが、さすがにちょっとブランクがあると初耳の声にはデータの蓄積がないわけでどの声が誰やらサッパリだったり…音質とはあまり関係ない話題ですな)


この時期は下辺が見え難いということはなかったんですよ。現状までに変わったのは 2点。ヲタクなモノたちの大増殖によって、寝床の位置がモニタに対してほぼ横向きだったのが ついには画面に足を向ける体勢に侵蝕呪縛されたこと。次に PROFILE PRO が疲労でぶっ壊れて同じ 29インチの東芝 FACE に換えたこと。

で、寝床の位置移動はまず不可能です。マンガ、本、ビデオテープ、DVD、CD、フィギュア、玩具、模型などにじりじりと居場所を侵食されて、一時期は寝返りをうつこともできないほど狭い幅に追いやられ物置と化した卓袱台に足の自由を奪われるまでに荒廃していたのです。そこへ突然必要に駆られて 02年に置く場所もないくせに新 PC を導入したのがトドメのクリティカルヒットになりました(課題制作が終わるまで SCSI ボードを挿して調子狂うのは勘弁なので、データ移行が不可で未だ旧 PC をリプレースできないでいるのです)。

Old PC ('96) →
NEC PC-9821Xv13

PC 机を独占している。
2台の SCSI HDD に
データを抱え込んでいる。
内蔵 CD-ROM は故障中。


← New PC ('02)
SONY VAIO PCV-RX66

暫定的な和風電話台に
液晶モニタを載せてる。
本体の上にはスキャナ、
1/48 VF-1A マックス機。


現在少しずつですがビデオテープの山脈と一部の不要な本を部屋から踊場に駆逐し、DVD の山々は新しい本棚 2つに整理して一部を廃棄箱に駆逐し、モデルグラフィックスのバックナンバーを段ボール箱棚に整理し、マンガ・本類は隣の部屋の本棚に仕分け整理しつつあります。それでも未だ床が見えるまでには至らず、やはり寝床を横に向けて画面までの空間を確保するのは随分先になりそうです。結論 : 移動は無理です。

さて、廃棄された SONY PROFILE PRO KX-29HV3 がスピーカーもチューナーも無い(オプションを装備していない)純然たる "モニタ" であったのに対して、現用の 東芝 FACE 29Z5P は "テレビ" です。使い方こそ
基本的には AVアンプから S映像端子の 1本線が繋がってるだけでアンテナ線も音声 LINE も接続されないという点では一緒なんですが。ただ同じ 29インチでも FACE の方がスピーカーの分だけ幅がやや大きく、
画面周りのガクブチ下に主電源ランプ・リモコン受光部・操作キー及び前面入力端子を配した 6pちょっとの台座みたいな部分があるのです(PROFILE PRO では操作キーはガクブチ両脇に、裏面以外の入力端子は上面にあります)。したがって床へ直置きしたときに FACE の方が画面位置が高くなる筈なんですが…って
よく思い出してみれば PROFILE PRO にはティルト調整付の専用キャスターを履かせてあったんですよね。
写真をよく見るとモニタの下に同じ色のフレームがあり、センタースピーカーを縦に置いてます。高さは確か 15pちょっとくらいはあったかなあ?ならば FACE もなにがしか台を履かせるべきだと思い至ったわけです。

というわけで「テレビ台構築作戦」が検討されることになりました。まず東芝純正 29Z5P 対応テレビ台から…RL-2829AB、高さ459o…高すぎるなー、ついでに価格も高いなー、\14,000、実売 \9,000 ちょっとか。まあ
天板のサイズが幅 650oでいけることはわかりました。でも下になにかを置くなら幅 720o ちょうどある方がいいのですが。色々検索してみたけど高さも幅もちょうどいい大きさのものは無いようです。ならば自作しかないのか?でも木工作は自信ありません(中学の技術/家庭科の授業で "折りたたみチェア" とか "ティッシュ台付ゴミ箱" などの木工作やって一応満点もらったんですけど、だからってシビアに直線・直角 / 垂直・水平出したり 50s の耐久荷重をクリアする自信は無いですよ)。テレビ台を自作している例を色々と見ていくと、旋盤やリューター等の(卑怯な)工具を駆使したプロなみのワザもあれば、両面テープを使ってレンガを布で包んで板ではさむだけのお手軽工作もありました(サイズが小さいからできるのかもしれませんが)。
レンガかぁ…それっていい案カモ。僕のこの部屋の非常口の階段の下にはレンガがまばらに敷かれています。サンプルとして何個か買いにいってもよかったんですが、ゲンブツがあったのですぐに採寸や仮組みができそうです。タダなら必要個数欲しいと思って親に聞くと、猫のトイレになるのを防ぐ為に敷いてあるそうで…だったら敷き詰めればいいのに、とか思いましたが、とにかくレンガのサイズはわかったので必要個数が割り出せます。ホームセンターで約 50s のテレビを載せる板として使える品を選んでもらい、 720o × 500o に切ってもらって、レンガを H 型に並べてはさむという案で可否検討に入りました。

下図は最初に描いたレンガの側面を立てた場合のテレビ台の案図です。プレステ 2 &ドリキャス収納想定。


■ テレビ台 第 1案 外観図



■ テレビ台 第 1案 配列図



これだとちょっと低いかもしれないけれども、側面でレンガを積んでいくとすると不安定になると思ったので、寝かせて 2、3段積む案図も描きました。板を 720o × 520o にすると隙間無くレンガが敷き詰められます。
3段積むだけですごいレンガの量になりますが…レンガの単価は知りませんが相応のコストを覚悟する必要がありそうです。いや、それ以前に人間が持ち運べる重量なのでしょうか?…ウーム。

ノウハウがまったく無いので木材のカッティングサービスをしてくれるというハーバーランドのホームセンターに電話で条件を並べて相談しました。僕的には、レンガのサイズが微妙にまちまちだったら平面を出すのに苦労しそうだなぁ、という程度に思っていたのですが、セメントを使って接着するときにズレていくらしいこと、接着せず積んでいくだけだとテレビを動かしたときにズレて崩れてしまう危険があるらしいことがわかりました。あと、非常に重要なことですが、50s のテレビを載せられるような厚さ 15o 程度の丈夫な板を長辺が 720o くらいのサイズで買うと \4,000 くらいするそうです。切るのは \20 でやるけど切り出す元の板は 1m
ちょっとある大きな板になるので、ということらしいのです。2枚使ったらおよそ \8,000?…まあ元の板が 1m 四方あれば 1枚で済むのでしょうけど…ウムム。レンガ代とあわせると東芝の純正テレビ台より高くつきそうなんですケド…おカネ無いんですケド…。

といったところで母の助言『テレビどこに動かすの?ふたりで持ち上がるの?』…すみません、そんな場所ありません。場所があってもおそらく持ち上がりません(引きずるくらいならできそうですケド)。なんというか注文通りのサイズのテレビ台が今ここにあっても配達の電気屋さんとかが来てくれないとセッティングもままならないのです。いや、もちろん屈強なベストガイじゃなくても並の成人男性ならひとりで持ち上げてしまうのでしょうけれども、僕の腕力は年老いた母にも劣るのです、えっへん(にーちゃんそこ自慢するとこちゃうでぇ)。だいたいそんな多量のレンガ全部を布で包むのか?積んだレンガを崩さずにテレビを載せられるのか?予想以上の材料コストの高騰も考えると、ここはまともにリアルワールドの家具屋さんにてメモと巻尺もって現物あわせをして完成品選んで配達&設置サービスを受けられるように頼んでみるのが妥当ではないかとも思えます。

といったところで父の助言『レンガやのうてブロックやったらあかんの?ブロックやったらあるで』…そういえばたまたまレンガでつくった人がいたから自分もレンガでつくってみようと思っただけであり…その人も『ブロックでつくってもよかったかも』とか書いていたような気がします…なんにせよ家の放置レンガは現在使用中の持ち出し不可なブツで、放置ブロックは現在不要な持ち出し可のブツなのでした。ブロックならレンガほどたくさんは要らないですし、その容積の差分だけしっかり結合しているのと同じですから崩れる心配も減ります。寝かせて置けばかなり安定感がありますし、それでも高さは 10p あります。ブロックの使用を前提とするといくらか難易度は低くなりました。しかし板の入手&組み立て / テレビの移動&設置という問題点は残ったままです。増築した際の大工さん&電気屋さんでも呼んでくれれば一挙に解決してしまう気もしますが(リアスピーカーの天井吊りブラケットの金具をネジ固定する為に特殊な専用ソケット? [ 天井は吸音材?なので通常のネジでは固定できないのです ] をつけてくれたり、ADSL 用のスプリッタを 2階で使えるように電話線の配線をリバース [ 1階の線を一旦 2階へ回して 2階のスプリッタから 1階へ戻しているのですが、どうやったらそんなことができるのか私文の僕には謎です ] してくれたり、我々素人にはどうしようもないテクニカルなピンチのときには助けて頂いているのです)今回はただ力仕事&片付け要員が欲しいだけなのでそうそう甘えるわけにもいきません。さて、どうしましょうか、困りましたねえ…。

などと僕が手を動かさず頭だけループしている間に、母は使える(=表面にコンクリが固着していない)ブロックを見繕ってタワシで洗ってくれていました。片端がコンクリで平らに成形されている端っこ用?のブロックがふたつあったのでこれらを前面用にして、あと標準的なカタチのをふたつ後面用に、計 4個確保されました。
僕はというと思考迷路で行き詰まり、処理が重くなって行動不能の状態に陥ってました。ヤツは捨てちまえ。

といったところで再び母の助言『テレビの裏どうなってるの?足みたいなんはあるん?』…は?それはどういうイミでしょうか?と思いつつ、母がよっこらせと片側を持ち上げたテレビ筐体の底面をまさぐってみました。
ぶ厚いプラ板でつくったトラス構造というか、不規則で粗っぽいハニカム構造の断面のようでしたが、4スミにはなんとなく微かにでっぱっている箇所があるようでした。すると母は『足の下にブロック置いたらええやん』…僕的には他の AV機器のように 防振 / 放熱 用の明確な 4つ足ではないし 筐体が歪んだりしないか不安だったので即座には賛成しかねましたが、全然大丈夫と言う母に従って試してみることにしました。他に打つ手が無いし、なにより自分の判断が信じられなかったからです。ブロックを包む布は僕が中学生の頃に使っていた黒いシーツを切り出して使うことにしました。信じ難いほどの趣味の悪さです。なんといってもホコリ汚れが思いきり目立ちまくりますから今となっては使う人はいません。ブロックの前面に合わせ目がこないよう母に頼んでフツーの両面テープを渡しました。…が、両面テープではすぐにほどけてしまうと言われました。書いてあった通りにお願いしただけなのですがそう簡単にはいきませんでした…。レンガ程度のサイズなら大丈夫だったのかもしれませんし、テープの粘着力や布の質によって違うのかもしれません。そういうわけで、母はわざわざ手縫いで 4個のブロックを包んでくれました。……僕は人の親にはなれそうにありませんけれども、言うことを聞いて尊重し甘やかすにしろ、厳しく指導し人として鍛え抜くにしろ、金だけ与えて放任するにしろ、親というのは子に対して無償で大変な労力を支払うことを厭わないケースが多々あるのだなぁと感じます。
僕は幸いにして人の子ではあるわけですから。まあ、もしも現在、僕が人の親ならば、子育てなんてのは自分の人生というゲームにおいてかなり大きなウエイトを占めるイベントのひとつなんだから、決して疎かにせずしっかり楽しんでハッピーエンドをめざしましょうよ、とか言うかもしれません…否、僕はゲームがヘタで人生もヘタレなので、子育てもきっとヘタクソに違いなく、平然とそんな大口叩いてるわけがありませんが。

いよいよ設置です。黒い布に包まれたブロック 4個を 2階の奥の部屋に運び込みます。ブロックの前後の向きを確認し、母が持ち上げたテレビの右側のスキマに前面用ブロックを奥まで滑り込ませます。左側も同様に設置し、さて後方にもブロックを置こうかと思ったら、奥行き 40p 弱のブロックは後方底面をふさいでいました。ブロック 2個でこと足りたわけです。その場の僕の判断でブロックを 2段に積むことにしました。そもそも 10p では低いと思った為です。目立つと思われる上段に前面が平らなブロックを置くことにしたので、再びブロックをすべて外して最初からやり直しです。テレビの右側を持ち上げて下段のブロックを差し入れ、次に左側を持ち上げて下段のブロックを置きます。テレビの足?及びフロントスピーカースタンドの底板との干渉を考慮し、テレビの最大幅よりやや内側に、左右のブロックは床板に平行に位置決めしておきます。そしてまたテレビの右側を持ち上げて下段のブロックの上に前面ツライチのブロックをそっと重ねて置きます。最後に左側を持ち上げて同様にそっとブロックを置き、テレビを水平に戻して設置完了です。バンザーイ!やったぜ母ちゃん!

案ずるより生むが易しとはいいますが、(僕の発案じゃないけど)最も安易な方法を模索した結果、(偶然に)ちょうどいい高さのテレビ台ができ上がりました。しかも材料費はタダ。長ったらしいだけで結局なんの参考にもならん記述でしたが、僕さえよければそれで超オッゲ、て感じッス。つーか僕はなんにもしてないじゃん。

さて、木製等のレディメイドやレンガを積んでつくったテレビ台のメリットは、テレビの下にさまざまなモノを収納できるということです(一般家庭の居間ならビデオデッキとかね)。ブロックでつくった場合でも、縦にして天板(及び棚板・底板)を渡して置いたならば相応のスペースが確保できます。しかし幅 190o のブロックを 2段に平積みしただけの今回のテレビ台では幅 285o × 高さ 200o のスペースしかありません。当初のレンガ案ではプレステ 2 とドリキャスを収納することを想定していましたが(収納中にドリキャスのフタは開きませんが)今回のテレビ台では幅 300o のプレステ 2 さえ入りません。ま、僕はゲーマーじゃないからいいですけどね。というわけでテレビの上に置いてあったセンタースピーカーを入れることにしました。テレビの位置が 200o 上がったので一見得策かもしれませんが、床置きにした方が(ダレっと座ったときの耳の位置の高さにある)フロントスピーカー BOSE 121 より上下差があるのです。が、センタースピーカー BOSE 101SDVM は BOSE 101 シリーズのスピーカー前に導音板がついたバージョンで、細かい穴あきスクリーンの裏側からセンター音を出すシアターと違ってモニタの真ん中にスピーカーを置くわけにもいかない家庭用に音の向きを変えられるようになっているようです。一応鑑賞位置に向くように調整しましたが、近づくとさすがにフロントスピーカーと音がつながらずに分離して聴こえる気もします。違うチャネルの音なのだからそれはそれで…いいのかな?


東芝 FACE 29Z5P 周辺写真。

モニタ筐体の下にある 3つの黒い四角のうち、
左右は黒い布で包んだブロックの 2段平積み、
中央はセンタースピーカー BOSE 101SDVM 。
モニタ筐体の上に載ってるのは Superwoofer。
モニタ左右にフロントスピーカー BOSE 121。
その右側に AV 機器ラック。 →詳細

画面の『 休憩 』は例の BOX の ROE のアレ。
左の板はかつて布団を占拠していた卓袱台。
載っているのは GFF のディープストライカー、
DAKARA & まろ茶 120 の 500ml ペットボトル。
右スピーカースタンド底板上にプレステ 2、
右手前布団上に HORI フライトスティック。
左スピーカースタンド底板上にドリキャス。

画面が高くなるとなんとなくドキドキします。これまでは見下ろしてきただけに画面がえらく主張するのです。半日も眺めていれば慣れますが。この 20p というゲタの高さは絶妙です。だらしなく座って観たときにちょうど目線が画面中央に、おそらくは画面に対して垂直にくるのです。この高さがズレていくと上下に遠近パースがついてしまいます。これ以上高くなると画面を見上げることになってしまいます。メーカー純正のテレビ台の高さが 459o、約 26p も高くなってしまうわけです。そんなに見上げていたら疲れるのではないでしょうか。この部屋にはイスの類なんてありませんが、1階の居間のソファの座面高が約 35p、台所のイスが約 40p ありました。そのソファでメーカーのテレビ台を使うと約 9p 低いことになります。イスなら約 14p 低いです。相応に見下ろすことになりますね。要するにメーカー純正のテレビ台は 1種類しかないので和室にも洋室にもある程度は対応しているけれども、両方とも適正な高さではないのです。専門店に行けば和室用 / 洋室用にそれぞれ特化したテレビ台に使える家具があるのかもしれませんね。




2003年 7月14日(月)

きょうも戦車…じゃなくて空ゲーであります。正確にいうと、戦闘機フライトシミュレーター風 3D シューティングゲーム、かな…長いねどうも。僕はゲームなんて素養が無くて全然ヘタクソで、しかも習慣性が皆無で、ごくたまに空モノを数十分ほどプレイして、1回撃墜されるなり 1ミッションクリアしただけで飽きてしまう性質なので上達の見込みもないのですが、現用戦闘機モノは下手の横好きでちょっとだけします。だったら、そもそもゲーム機なんて高価な機械をなぜ買っちゃったかというと、昔のプレステはエースコンバットの為、プレステ 2 はエースコンバット 4 の為だったと思います。ハードを買ったときに同時購入したソフトというだけかもしれませんが…。たまにしかしないわりに SONY 製アナログジョイスティックだの HORI 製フライトスティックだのといったオプションのコントローラは速攻で買いました。操作性がどうとかではなく気分優先ですね。SONY 製アナログジョイスティックは出始めのアナログコントローラとタメ張る価格で、安いなぁという印象が強くてなにげに買いました。バカでかい箱は手さげで持ち帰るのに往生しましたが、その本体スパン 42.5cm の両端に突き立った 2本のスティックはサイドスティックとスロットルレバーといった感覚を味あわせてくれました。また、そのスティック上には標準コントローラのすべてのボタンが配置されており、HOTAS の如くスティックとスロットルを握ったままであらゆる操作が可能でした。「パイロットになろう」ではエースコンバットシリーズより使用ボタンが多かったのでちょっとボタン位置をカスタマイズするだけで使いやすくなり重宝しました。プレステではエースコンバットに続いて 2 と 3 がありましたが、2 はあまり印象に残っていません。無印は(もちろん EASY モードで)クリアした覚えがあるのですが…無印から大幅に品質向上した筈の 2 でもエースコンバット特有の相克界(*)があって、インメルマンターンすれば空気が薄くてエンジン停止&失速、スプリット S でもかました日には地面に激突間違いなしといった悪印象が祟ってか、ほとんどプレイしてないし当然クリアもしていません。

(落ちてないし。そもそも本題のエースコンバット 3 に入ってないのでつづくのだと思います。)

(*) 「超時空世紀オーガス」(83年) の舞台である時空振動弾(通称 D兵器 ・ コード "チョコパフェモンスター")作動後の平行次元パッチワーク世界において上空を覆っている フィールド / 結界 の呼称であり、この存在の為に従来の宇宙機や航空機は運用不可能となり、主人公らの旅の終着地点である軌道エレベーターへのショートカットを防ぐ設定として機能し、また、低空を比較的ゆっくりと飛ぶエマーン族のモラーバ(腕付きメカ)やチラム軍のガウォーク(脚付きメカ)の発達と配備を促し、両者を融合した人型可変メカ・オーガスのバトルステージを限定し、裏で圧倒的な熱量を持つ 劇場版「超時空要塞マクロス」を同時進行で制作しているという苛烈極まる要員不足に対して戦闘シーンの作画負荷を低減する為の設定としても機能したが、自由に高く空を舞い宇宙でも運用可能なバルキリーの華麗で派手な戦闘シーンと比較されると非常につらいものがあるのは致し方ないところである。ちなみに、誰でもわかることだが今年は「超時空世紀オーガス」20周年である。誰も祝っちゃくれないが。「マクロスゼロ」の片手間に「オーガス03」のタイトルで年内にテキトーな 30分アニメを 1本デッチ上げるとか、鰍竄ワとが 1/48完全変形オーガス 桂木桂機 とか銘打って旧タカトクの拡大コピー製品を販売しちゃうとか、そういうショボいのを少しだけ希望。
(上記の注釈は 20年前の頼りない記憶に依って書かれていますが、たまにホントのことも書かれています。)




2003年 7月 5日(土)

本日も 「ワールドタンクミュージアム(以下 WTM )」 第 4 シリーズ 陸上自衛隊編 でジタバタしていこう。

わが隊に対戦車ヘリを!そしてついでに同型 MBT・同カラー車輌の隊編成を!とかいう宿願を果たすべく、二段構えの作戦を敢行する。まず箱買い。え?いきなり?んでまあ開封チェックね。はぁ、もうどうせ 10 や 20 開けてもヘリなんか出ないでしょ。いいよもう。自分のくじ運の無さにはほとほと愛想が尽きたよ。諦観に支配されつつ機械的に 1カートン 10箱を開封……え?あったー! AH-1S コブラ・冬季迷彩…二色迷彩が欲しかったけどシャークマウスよりはよほどマシ。だいたいシャークマウスなんてフザケた塗装が許されるのだろうか?こっそり空自の戦競にでも出るのか?総火演の映像ではそんなの見た記憶がないけれども…。
(マスター塗装師によると霞ヶ浦駐屯地に実在するそうです…おおらかなのか許容範囲の悪ノリなのか)

次にイエローサブマリンにて買い取りに出す。主に廃物の第 2、第 3 シリーズ及び第 4シリーズのワケアリ品を処分。ついでに攻殻機動隊のトグサ君も(草薙素子は \700 の値がつくが 2体とも手放さず…ゴメン)。

[WTM 第 2 シリーズ]
(25) III号突撃砲 G後期型・冬季迷彩/ドイツ
(29) JS-2mスターリン重戦車・冬季迷彩/ロシア
(シークレットアイテム) 赤ティーガー/ドイツ

[WTM 第 3 シリーズ]
(43) シュトルヒ・冬季迷彩/ドイツ
(51) T-34/76、41年型・スローガン/ロシア
(54) パンター G型・冬季迷彩/ドイツ

[PWTM 付録]
■ 限定ティーガーI/ドイツ

[WTM 第 4 シリーズ]
(61) 90式戦車・ドット迷彩 (ドット迷彩がキモくてカッチョ悪ぃから…あと 1輌は機関銃を切り取り済みの為)
(68) 87式自走対空砲・冬季迷彩 (実は機関砲仰角可動不良…メーカーにクレームを出すべきだった?)

[攻殻機動隊]
■ トグサ

以上 10アイテム、査定金額しめて \1,820 なり。ただし、当日イエローサブマリン同店内で使用する場合の値で、現金にするならば約半減する。まあ割引券みたいなもの。査定内訳はキタナイ字で判読困難だが、 限定ティーガーI だけで \700くらい。赤ティーガーにそこそこの値がついたのには笑える。第 4 シリーズは、やはりタダ同然。新米トグサ君も二束三文。売り値を見ればわかるように、同シリーズのアイテム間でも厳然たる格差があるのだ。\200 ガシャポンのサクラ大戦フィギュアの場合、真宮寺さくら \400、マリア・タチバナ \250、ソレッタ・織姫 \150、キャラ名不明 \50(買い値ナンボやねん!) という具合に、在庫量にかかわらず (さくらの在庫量が一番多い…)キャラ人気によって値が変動する。無論キャラによって原型師が異なる為にクオリティが変わることもあるが、それもキャラ人気が原型師のランクや製作期間(ギャラに直接反映する?)を決めていると考えられる。ガシャポン 1回分の \200を割り込んでいるキャラも哀れだが、マリアの \250は微妙にリーズナブル。"生っぽい" 黄色ベタ一色の髪の塗りにもう少し変化や深みがあれば買ったのに。
というわけで、同店にて取得した割引券を握りしめ、アイテムを物色。どう考えても買う方が高いのだが…。

[WTM 大戦略エディション]
■ 90式戦車・二色迷彩 車長フィギュア付き (…僕はこの存在を知らなかった…詳しくは後述)
■ 90式戦車・単色迷彩 車長フィギュア付き
■ 74式戦車・単色迷彩 ドーザーブレード付き

[WTM 第 4 シリーズ]
(70) AH-1S コブラ・冬季迷彩 (カートンに次いでお揃いの冬季迷彩ヘリ 2機目)
(75) 74式戦車・ゼブラ迷彩 ( 1輌だけだともの珍しいだけで寂しいけれど…)

[攻殻機動隊]
■ 看護婦さん (^o^) (トグサは捨てておきながら…(^_^;)

さて、先日まで 22輌のわが隊は、本日 2輌を払い下げ、15輌/機を入手し、総勢 33輌/2機を擁する打撃隊となった(AFV 門外漢の僕には陸戦兵器の部隊編成はわからないのである)。内訳は以下の通り。

(56) 61式戦車・二色迷彩 × 2
(57) 61式戦車・単色迷彩 × 1
(58) 61式戦車・ブロック迷彩 × 1
(59) 61式戦車・ドロップ迷彩 × 1
(60) 90式戦車・単色迷彩 × 2
(61) 90式戦車・ドット迷彩 × 1
(62) 90式戦車・冬季迷彩 × 3
(63) 60式自走無反動砲・冬季迷彩 × 1
(64) 60式自走無反動砲・二色迷彩 × 2
(65) 60式自走無反動砲・単色迷彩 × 2
(66) 60式自走無反動砲・ドロップ迷彩 × 0
(67) 87式自走対空砲・単色迷彩 × 2
(68) 87式自走対空砲・冬季迷彩 × 3
(69) 87式自走対空砲・二色迷彩 × 1
(70) AH-1S コブラ・冬季迷彩 × 2
(71) AH-1S コブラ・二色迷彩 × 0
(72) AH-1S コブラ・シャークマウス × 0
(73) 74式戦車・二色迷彩 × 2
(74) 74式戦車・単色迷彩 × 3
(75) 74式戦車・ゼブラ迷彩 × 1
(76) 74式戦車・冬季迷彩 × 0
(シークレットアイテム) 90式戦車・単色迷彩 稜線射撃 × 2
[大戦略エディション] 90式戦車・二色迷彩 車長フィギュア付き × 1
[大戦略エディション] 90式戦車・単色迷彩 車長フィギュア付き × 1
[大戦略エディション] 74式戦車・単色迷彩 ドーザーブレード付き × 1

はぁ〜、あと 4アイテムで第 4 シリーズ全種コンプリートかぁ…いかんいかん、コレクター根性なんか出しちゃあいけませんぜダンナ。誰がダンナだ、師団長と呼べ。テメエいつの間にそんな偉くなったんだよ。ほっとけ。しかし物欲の権化ではあっても(たぶん)収集癖の薄い僕としてはまんべんなく揃ってきてしまったよなあ、と思う。ガシャポンなんかだとホントに欲しいのがたいてい 2アイテムぐらいで、それが先に出てきたら『コンプリート完了』とかつぶやいて打ち止めにして、いらんアイテムは人にあげてしまうのが常である。たとえば昔のエヴァならカヲル君が出るまで執拗に続けるとか、あずまんが大王ならいきなり榊さんが出てコンプリートするモチベーションを失ってあとで後悔するとか、最近だとエヴァの貞本義行コレクションはガシャポン回す手間を惜しんでプラグスーツの綾波&アスカだけ店で買っちゃったとか。でも今回の戦車みたいなのだと "強いアイテム" が "いくつも必要" に思えるので始末が悪い。無論、その驚異的なフォルムとディティールに感嘆し、その 1輌を長々と愛でることも、他の食玩・ガシャポンにひけをとらず可能なのであるが、ある程度の数がたまってきてしまうと "オレの戦力" という面が出てきてしまうのである。こうなるともう 90式戦車・単色迷彩をあと 3輌は欲しいし、AH-1S コブラ・二色迷彩が 4機は必要だろう、とか思いつめてしまう。いやマジで。といってカートン買いしたり店頭買いする金はもう無いしさー、61式戦車要らねーかなー?だが数は抑止力なのだよ。でも僕には具体的な仮想敵は思い浮かばないんですケドね…。しいていえば冷酷非情な独裁者たるオレ様を元首とするオレ国家の敵は "世界" であり…え?じゃオレって世界の敵?不気味な泡に殺される運命ってやつ? ―この厳しい試練に、死神は現れない― って今後はコンビニに入る度に嗅覚を研ぎ澄まして 1箱ずつ買っていく、という試練はどうだろう?それって試練か?なんだか僕にとっては敷居の高いトレカの国の人みたくなってきたなぁ。カートンがスターターキットなのか?「ワールドタンクバトルズ 2」で巨大怪獣と戦うのか?ああいうのは『ボードゲーム初心者でもすぐに楽しめるようになってます』とか謳いつつもマジに楽しめるようになるにはそれなりの素養と経験値が要るもんだぜ。あ、その前に対戦だったら僕には怪獣役やってくれる相手がいません(; _ ;) ダメじゃん。ギャフン!

さあ、そろそろごまかしきれなくなってきました。先日の日記の結論で、『 WTM 第 4 シリーズ 自衛隊特集で 90式戦車に限ってノーマルカラーである筈の二色迷彩が存在しない理由は、近々出る WTM 世界の現用 MBT 特集にラインナップされるからである』と断言しましたが、プレ発売された WTM 大戦略エディションでは 90式戦車の二色迷彩カラー版が出てたんですねー。大戦略エディションなんて元々品薄を宣告されていた通り発売時にはどこにもみつけることができず、結局今回 3種を相応に割高な価格で入手したワケですけれども。しかし肝心な "本番" の第 4 シリーズで、他の MBT はカラー 4種あるのに 90式戦車だけカラー 3種、しかもイロモノのドット迷彩入り…母さん全然わかんないわよ(*)…これにはもう誰もが恣意的な "なにか" を感じている筈です。やっぱり出るんだ!現用戦車特集が!…やったーあしたはホームランだ!…というわけで結論は同じでした。エイブラムス、チャレンジャー、レオパルト、ルクレール、メルカバ、そして 90式戦車、みんなカッコイイ(*^ー^*) やっぱり強く優れたものはカッコイイのであります。それが証拠に大戦期の戦車のブサイクなことといったら目も当てられません。それらブサイク戦車たちを踏み台にし、革新を経て世代を重ね、洗練の果てに現代のカッコイイ戦車があるのです。世の中には大戦中のブサイク戦車たちはさんざん殺し合いを経験したからエライのだとか、欠陥品であるところに味があるのだとかひねくれた考えを声高に叫ぶ人もいますが、僕はその強さ故に抑止力となり新技術によって漸次に性能を更新していく現代の戦車に魅力を感じますね。……三十路の男にしてはガキのような言い草だなぁ。本当のことなら誰にも言える。
(*) 「ミスター味っ子」において味吉陽平(高山みなみ)の母、味吉法子(横尾まり)が発する決め台詞。

それでは、第 4 シリーズも揃いつつあり、カラーバリエーションはともかく、車種 / 機種については一応ゲンブツがすべて手元にある現状で、素朴な感想(感嘆)をば具申致したいと存じます。それは恥ずかしながら先に目撃した第 4 シリーズそのものを見て即座に悟ったことではありません。本末転倒ですが、第 4 シリーズのバリエーションを拡張して楽しむ目的で大戦略エディションのアイテムを入手しました。正直言って並べてみてがっくりと幻滅したのですが、なるほどな、ゲームの "大戦略" エディションだから電脳世界のポリゴン戦車を再現している為にこんなにものっぺりとしているのか、などと納得しそうになったほどです。まず、デジタルモニタ上でキレイに映えるように塗ったかのような戦車の色合いが違います。スミ入れもベンチレーター等最低限必要な箇所にベッタリ塗って拭き取りもせずオシマイといった具合です。対して、第 4 シリーズでは、もちろん迷彩がスゴイのは置いといて、単色塗装バージョンでその仕上げの細やかさが顕著に見て取れます。スミ入れというより思い切ってウォッシング気味に汚しておいてからなのでしょうか、丁寧に拭き取ってモールドを浮かび上がらせています。さらにモールドを浮き立たせる為にさりげなくドライブラシが施されていて非常に効果的です。細部のパーツの塗り分けも正確無比に行われていて、スケール / サイズ的にかなり無茶をしていると感じます。で、これら第 4 シリーズ同様の仕上げを大戦略エディションに施したら同じものができるかというと…やはり大戦略エディションのモールドはやや甘いと思えてなりません。簡易版というか試作品というか完成品として突き詰める途上のものでしかなく、ごく少量が先行販売されたというのも頷けます。…ふと手元の紙箱にころがっていた第 2, 第 3 シリーズの戦車をみつけたのですが… WTM ってのはすさまじい速度で進化しているのだなぁ、と思わずにはいられません。要するに現在のところ最新の第 4 シリーズはそれ以前の WTM 戦車モデルとは次元の違う遥かに高いレベルにあるのです。
陳腐な話で恐縮ですが…骨董などで、本当によいものだけを多く長く見て育っていれば、まがいものや質の低いものを即座に見分けることができる鑑識眼が養われると聞きますよね。食玩・ガシャポン・トイ・模型などでデキのいいものが日増しに大量に出回っている現在、いまどきの大きなお友達も小さなお友達も鋭い鑑識眼や審美眼が養われているのでしょうね。WTM は誠にもって眼福ではありますが、一度目にしてしまうと "それ以下" のものを受けつけられなくなってしまう目の毒かもしれません。……オイ、適当にまとめるなよ。




2003年 7月 3日(木)

神戸スキヤキにて 「ワールドタンクミュージアム(以下 WTM )シリーズ 4」× 12 輌を購う。4輌で税込み \999 と若干お買い得。主な目的は AH-1S コブラ・カラー 3種 & 74式戦車・冬季迷彩/ゼブラ迷彩 である。開封、該当ゼロ。次に「攻殻機動隊」目当てに寄ったファミリーマートにて未練がましく 2輌追加。該当ゼロ。ああ、いっそ清々しい。わが部隊にヘリ無しッ!(涙) 先日の入手分とあわせて累計 22輌の内訳は以下の通り。

(56) 61式戦車・二色迷彩
(57) 61式戦車・単色迷彩
(58) 61式戦車・ブロック迷彩
(60) 90式戦車・単色迷彩
(61) 90式戦車・ドット迷彩 × 2
(62) 90式戦車・冬季迷彩 × 2
(63) 60式自走無反動砲・冬季迷彩
(64) 60式自走無反動砲・二色迷彩
(65) 60式自走無反動砲・単色迷彩 × 2
(67) 87式自走対空砲・単色迷彩
(68) 87式自走対空砲・冬季迷彩 × 3
(69) 87式自走対空砲・二色迷彩
(73) 74式戦車・二色迷彩 × 2
(74) 74式戦車・単色迷彩 × 2
(シークレットアイテム) 90式戦車 稜線射撃

シークレットアイテムが他にあるのかわからないが、この 1種のみと仮定すると、自衛隊シリーズは全 22種、そのうち 15種を保有している。僕はべつにコレクターではないので全種揃えたいわけではないが、やっぱりヘリは欲しい。それから気に入ったアイテムは同カラーで 4輌以上ずつ欲しい。カラーは単色か二色迷彩がそれらしくていいと思う。僕はべつに戦車ファンではなく自衛隊ファンなので疎いのだけれども、ドット迷彩だの冬季迷彩だのは実在するのだろうか?僕が目にするのは実物ではなく装備カタログの写真や富士総合火力演習の映像くらいのものなので、あまり凝った迷彩塗装は見たことがないし自衛隊らしくないと思える。とくに今回の冬季迷彩はカッコイイなと思うけれども、自衛隊がここまでカッコよくていいのかにゃ。
…そういえば、などと今頃気づいたかのようにわざとらしく言うまでもないことだが、90式戦車だけ二色迷彩がラインナップに入っていないのはなぜだろうか?僕が見た限りの写真や映像、それにマルイの RC 90式戦車もすべてが二色迷彩である。もしかすると "90式戦車・二色迷彩" は WTM 自衛隊 第 2弾に入ることになってたりして…うふふ…だったらいいなぁ…でもどーせ独軍戦車の方が人気あるんだろうなー…チッ。
自衛隊 第 2弾がすぐには実現しないのならば、(今月のモデルグラフィックス誌巻末 WTM 記事の前頁の「世界の主力戦車ぷち図鑑」を見ながら)世界の現用 MBT 特集ってのを希望。つーか決定(何様!?)。
そこに 90式戦車・二色迷彩が入るわけだ。すべての謎は解けた!!




2003年 7月 1日(火)

入荷予定日翌日、セブンイレブンにて 「ワールドタンクミュージアム(以下 WTM )シリーズ 4」× 8 輌を購う。4輌ずつレジで精算後、店員の許可を得てカウンタで開封し車種を検分したところ 1発目で主目的の歴代 MBT 3種が揃っていた。2発目で他の 2車種が揃ったので打ち止めにした(帰宅後、しばらくしてからヘリが
1機もないことに気づいてちょっぴり寂しい思いをした)。その後三宮のイエローサブマリンやとらのあなでも陳列されているのが見えたがなんとなく手が出なかった。本日入手した 8輌の内訳は以下の通り。

(57) 61式戦車・単色迷彩
(73) 74式戦車・二色迷彩
(74) 74式戦車・単色迷彩
(60) 90式戦車・単色迷彩
(62) 90式戦車・冬季迷彩
(65) 60式自走無反動砲・単色迷彩
(68) 87式自走対空砲・冬季迷彩 × 2

やはり最も美しいと感じたのが 74式戦車。ターレットの曲線構成フォルムが悩ましい。僕の幼少期で戦車のプラモといったら 74式だったように思う(当時は買ってもらえなかったけど)。いや、戦車なら昔も今も大戦期の独軍(及び欧州,ソ連,米国)の方がメジャーなのかもしれないが、興味が無かったのでほとんど知らないし区別もつかない(4期以前の WTM もいくつか買ったけどそれらを愛でる知識や素養に欠けてる)。てゆーか僕はたとえばヒコーキの場合、現用/次世代機(新しく強くカッコイイ)とか幻の高性能機(悲劇的佳人)とか研究/実験機(先進技術の粋)とかがキャッチーで、それとは別に自衛隊の装備ならたいてい好きカモ、という嗜好の偏った人なので、戦車の場合もおのずとすべて自衛隊装備というシリーズ 4 はハズレ無しのありがたい商品であったりする。次は特別編的な「対決編」(当然大戦期車)でシリーズ 5 は未定らしいですが、できればそのうち自衛隊 第 2弾として 89式装甲戦闘車とか 90式戦車回収車とか 99式自走155o榴弾砲とか MLRS とか OH-1 観測ヘリとか 野外炊具 1号(改)とか…出ないかなぁ…出たら欲しいなあ…でも MBT 全部出し切った以上、ウリが少ないんだよな〜。





□ ノースペシメン
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・―□ 日記系
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    ・―□ 03年7月