1999年 9月 14日(火) 「南海奇皇(ネオランガ)」 #46 流行りの天使
シールド(要するに巨大なドリルだわな)の落下事故救援で我王ねじるの二段落ちという荒技で前座の「D4 プリンセス」が途端にシビアでヘヴィな展開を見せる中、「南海奇皇」もいよいよ最終佳境に突入。 最後の虚神イブキを倒した海潮が手に入れたのは兄の勝流も加えた平穏な元の生活…の筈だった。しかしその団欒はネオランガ排斥運動に打ち砕かれる。何故?この国の神の立場を賭けた戦いに勝ったのに? ネオランガに破壊されたイブキ神の中で重傷を負いつつかろうじて生き残った藤原の学生時代の回想。古代土着の多神教を駆逐吸収した現在の一神教に反旗を翻す為に多数の虚神を蘇らせる、というのが我々の日本を支配してきた虚神会 ≒ 藤原の目論見だった。だが勝流の思惑は虚神を神とは認めず、虚神会を離れて自らを神となろうとしたのだという。 勝流の思惑を実現させる為にナイエルは暗躍してきた。ナイエルはバロウ王妃の妹、すなわち勝流の妻の妹だった。王位を得る為に勝流は第一王女と婚姻し、勝流を奪われた妹はその姉を殺した。 日本の神となる筈だったイブキ神は敗れた。しかし民衆はランガ排斥を謳う。世界各国に現れた天使 ≒ キュリオーテスの言葉を信じて。各国ともに自らの前に現れた神の力を持つ天使に汲みして滅亡から逃れようとしている。(そういえば「ウルトラマンティガ」にも天使を標榜する敵があったなァ) そこへ中国に出現したキュリオーテスのバンガ(ランガとか虚神のようなもの?)が日本領空を侵犯してきた。(在日米軍が邀撃に向かわせたのは F/A-18 が 2機、米海軍の使役馬(^^;)) 中国のバンガは青い溶解液というか液体炸薬(?)を武蔵野の街中にぶちまける。街の各所で爆発の黒煙を上げる武蔵野。青空に向かって飛び立つ以外、海潮には何もできない … 日本を戦場にしたくないという思いから海潮達は再びバロウ島に身を寄せた。 ネオランガからスーラを引き離し、自分だけでランガを動かす海潮。それは勝流とキュリオーテス達の罠だった。(スーラがタオの独占を欲するといわれる為)タオはスーラや虚神達等の神々が持つ "神の力" と僕は解釈していたが、タオとは宇宙唯一の絶対神だったらしい。タオは宇宙唯一の神であり、それ以外の神を許さない。ネオランガも然り。 まさにワームホールの向こう側からやってきた "タオ" はデウス・エクス・マキーナ(唐突に現れて物語を終結させる存在)かもしれない。しかしそれは多くの場合(たとえば「勇者王ガオガイガー」の "ザ・パワー" のように)アニメ作品において通常主人公側の味方として唐突に現れる救いの手であるイメージであるのに対して、タオという絶対神はその存在こそが "魂の自由" を阻害する "海潮の敵" である。 僕達は自分や他人が決めたルールに従って行動する。だから自由じゃないと言うのは表層的だ。本当の自由とは何なのか、法やモラルや世間の目だけが僕達の自由を束縛しているのか?!違う!なにか、なにか他に僕達の自由を奪っている存在がある筈だ…時にそれは運命だとかツキの流れだといわれる。けれど、それに帰依してしまうことは楽園を実現することに極めて近似値だと言うのか。海潮(僕達)はそんな楽園を夢見ていたのか。 次回予告 : 「次回、契約されし階梯。…楽園が消えていく」 やはり僕達に楽園はないのか。 1999年 9月 13日(月) RW / Wired の聖母様 僕は今、エセ鬱状態患者として通院生活を送っている。どこらへんまでがエセでどこからがモノホンかどうかは判らないが設問に答えていくとまず激鬱状態と診断される。最初は幻聴から入ったからしつこく分裂を疑われたが今ではただの(苦痛により生活に支障がある)怠け者、というレッテルが貼られた(ように感じる)。そもそも 5年間何も考えずに勤めあげてきた会社の厚意の手を振りほどいて逃げ出した時点でただの駄目人間ワオー!な状態かもしれないし、自分でも薄々自身の姑息な目論見に感づいてはいる。しかし無気力を絵に描いたような生活の中で何もしようとしない僕はやはり病気なのかもしれないとギリギリのエクスキューズにしがみついている。 さて、前振りが長くなったが、今日通院したときに待合室の喫煙コーナーで、ある女性患者と話をした。はじまりはこうだ…ラッキーストライクを吹かしていた僕の斜め横に陣取ってセイラムに火をつけた彼女は、僕が持参していた水筒から氷水をガブガブ飲んでいる様をみつめてこう言った…やっぱりクスリ飲むと口の中が渇くよね…そして彼女が処方薬を受け取って病院を去るまでの十数分間、僕は彼女と話し続けた。 彼女はフレームレスの眼鏡の似合うお姉さんだった。そう、僕よりひとつ年上で離婚歴があるそうだった。彼女からは僕は24〜26歳くらいに若く見られていたらしく、ちょっと嬉しかった。そして互いの病状の話、家庭や職場での話…僕は随分と恵まれていることを痛感した。家族も、職場も、僕の病を責めたり無理解な素振りは見せなかった。とても親身になってくれていたのだった。彼女は今、家族の理解も無く、公務員で職場の理解も無く、食べていく為にその職にしがみついていくしかないらしい。その様はあまりに苦しそうで、自分が味わっている思いなど苦しみだと言い張るにもおこがましいとさえ思った。 やがて名前を呼ばれたらしい彼女は去った。その名は失念した。僕はどうしても言いたかった言葉があった…友達が欲しい、あなたは僕の友達になってくれるだろうか、と。でもそれはほんとの気持ちじゃないかもしれない、共依存に陥る危険な罠だったのかもしれない、それでも僕は彼女と "友達" になりたかった。 来週の月曜はいつもより早く出かけよう。そして、彼女に…なんて言えばいいんだろう。 友達は欲しい。でもうっとおしいのは嫌だ。嘘をつく人間も嫌だ。そして根源的に人間は皆嫌いだ…。 さて、RW の話はこのくらいにして Wired へと話を変えよう。8月9日の日記でも触れたが、ネットにもまた正体不明の "聖母様"(小山氏命名(笑))が存在する(らしい)。僕は割と頻繁にお会いできる僥倖に恵まれているが、ある熱狂的な信者は朝までその出現を待ち続けると言う。先の RW のお姉さんとの会話の中でも僕はその Wired における疑似人格と重ね合わせて彼女を見ていたように思う。まあ、住んでる場所が離れてるんだから同じ人なわけはないのだが。 でだ、その御方があまりに神出鬼没であるために皆で ICQ を奨めて先日メールで確認したところ UIN ゲットに成功したようでヤレ安心…とか気楽に思っていたが、今度は「掲示板で待ち伏せ」が「ICQ で待ち伏せ」に変わるだけじゃん、って気もしてきた(^^; ま、いっか。 さて、今日のお買い物 : DVD 「To Heart」 4巻(ケイエスエス) 18禁ゲーム 「閉鎖病連の女神たち」(アルシーヴ) 漫画誌 月刊エースネクスト10月号(角川書店) 「To Heart」の 4巻は先週の金曜にゲットする予定がキレイサッパリ忘れてました。オイオイ、このページって To Heart ファンページじゃなかったのかい?とか、感想文書きを DVD にまで完全に追い抜かれちゃったよなぁ?とか闇から囁くダークウィスパーが聞こえますが、無理せずボチボチやることにします(なんか毎回そう言って逃げてないか?)。 相変らず抗鬱剤漬けで性欲が超低空フライパスな僕ですが、なぜかエロゲーだけはやります。ええ、やりますとも。えっへん。とか言いつつ未導入の「終末の過ごし方」だの「加奈」だの「かぜおと、ちりん」だのがマシンの横に積まれています。導入はしてても 1回ずつしかクリアしてない「SEEK2」とか「こみパ」とか、全然進んでない「 kanon 」とか、一応終わったけどもっと遊びたいなあと思っている「 WoRKs DoLL 」とかが僕を待ち構えています。…でも結局ワイヤードに繋いじゃって時間を浪費していくんだなあ…ま、ゲームやることの方が意義があるというわけではないけれど。 さて、僕が数年ぶりくらいに買った漫画誌、エースネクスト。10月号から lain でお馴染みの安倍吉俊氏の連載が始まってるんだよねー。" NIEA_7 " (ニア・アンダーセブン)、特に期待して読んだわけではない、ただ ABe 氏の絵が見たかっただけなのだ…が、予期に反してこれがまた面白いんだな。もうこの作品世界にズッポリはめられたって感じです。連載…続くといいなあ。 1999年 9月 10日(金) 「メダロット」 #11 メタビー、グレる 承前、完膚なきまでに倒されたメタビー。コウジにビンタを食らうイッキ。そして再戦の約束。 ボディから落ちたメタビーのメダルは焼きソバ屋台撤収中のロボロボ団に拾われてしまった。慌ててメダルを探すイッキ。見つからないメダル。メタビーとの想い出に耽りつつボディだけでもと徹底的に修理するイッキ。 そして深遠なるナレーション : 「男には、人生で泣いていいときが三度ある。父親を失ったとき、母親を失ったとき、そして、タンスの角に足の小指をぶつけたときである」 焼きソバ作戦は成功裡に任務完了し、拾ってきたメタビーのメダルを余っているボディに装着するロボロボ団。いったい何人いるんだロボロボ団。そそのかされて悪のメダロットになることを決意するメタビーだロボ。 そして深遠なるヒヨコ売りのおじさん: おじさん 「待ちな。…どこへ行く?」 イッキ 「学校…」 おじさん 「いいのか、お前さんはそれで」 おじさん 「…もしも、もしもだ、宇宙旅行に行くとして、たったひとつ好きなものを持って行けるとしたら、お前は何を持って行く?」 イッキ 「なにそれ、心理テスト?」 おじさん 「いいから答えな!」 イッキ 「うーん、友達…」 おじさん 「んな、空気に決まってんだろうが、空気が無かったら死んじまうだろうが!あと水!食料!!」 イッキ 「だ、だってひとつだけだって…」 おじさん 「バカが。どうしても必要なもんはなりふり構わず自分の手で奪い取るしかねえだろう!」 イッキ 「あ…」 おじさん 「お前は忘れてたのさ。身のまわりのものの大切さに。無くしてみて初めてその重要さに気づくってやつだ」 イッキ 「…」 おじさん 「行け。カッコ悪くたって笑われたって窒息するよりマシだろ」 イッキ 「ありがとうおじさん!」 そしてママ、校長先生…友達ひとり無くすかどうかの瀬戸際に快く見守られているイッキ。 愛犬ソルディの嗅覚によってメタビーのメダルを捜し求めるイッキ。昨日からずっと探していたというカリンちゃん。お花畑を散らすその一途さにトロけるイッキ。嫉妬からか(?)、ジト目のアリカ萌え。 あっけなく見つかるロボロボ団のアジト。仮のボディからイッキ達をみつめるメタビー。ここでCM。 あっさりと捕まるイッキ達。なぜかキクヒメ達スクリューズも捕まっていた。仮のボディを笑われるメタビーだロボ。ロボロボ団のアジト発覚によりイッキ達の処刑を命じられる新入りメタビー。言い争ううちに前回からこじれまくっていた誤解がひとつずつほどけてゆく。 そこへ愛のメダルハンター、怪盗レトルト参上。「君には君の戦いが待っている筈だ!」 新品同様に整備されているメタビーのボディ。再び蘇った友情の絆。 スクリューズの加勢により苦戦するロボロボ団。ロボロボ団がかき集めたメダルを根こそぎ奪い去る怪盗レトルト。しかし何度も思うがいったい何人いるんだロボロボ団。 神社でのコウジとの再戦。勝負は互角。起死回生のイッキの作戦。イッキを信じて無茶な攻撃で辛くも勝利するメタビー。こんなのアリカ? byコウジ。そしていつもの調子で言い争いを始めるイッキとメタビー。最後に登場した(怪盗レトルト≒)ヒカル兄ちゃんに借りていたティンペットを壊してしまっていた二人が逃げ出すところでオチ。 今回は「メダロット」のオールスターキャストで魅力全開だったように思う。前後編の後編でありながらスピーディな展開で飽きさせない。それにやっぱあのナレーションとヒヨコ売りおじさんとの問答が深く濃くまったりとしてそれでいてしつこくなく味わい深い。 さて、今日のお買い物 : アニメ誌 Newtype , AX , 電撃Animation magazine 各 10月号 コミック 「魔法使いTai! / 紗夢猫」 2巻(角川書店)、「半分少女 / 流星ひかる」(久保書店) 成年コミック 「Milk drop / おかだまつおか」(富士美出版)、「SIX NINE / 山田秋太郎」(フランス書院) 18禁ゲーム 「かぜおと、ちりん」(シーズウェア)&同ミニミニガイドブック トイ "MOBILE SUIT IN ACTION!!" MS-07 GOUF(バンダイ) あ、「To Heart」 DVD 4巻買うの忘れた…(^^; あと今日の届き物 : CDS 「恋してキッス / 佐藤町子」(ポニーキャニオン) (「アンドロイドアナ MAICO 2010」 LD 全巻購入特典物) 1999年 9月 8日(水) 「魔法使い Tai!」 #9 振り袖と、短パンと、華の時代 毎週 まほTai! が見られる幸せを君は知っているか?僕は知っている。Jが愛川茜の同級生だったとかフルネームがジンノ・ジュリカだとか彼によって時空列を越えた不思議な体験をしたとかそんなことはもはやどうでもよい。このままずっと魔法クラブの面々の日常を垣間見ていくだけで僕達は幸せになれるからだ。 とか言ってても書くことが無いので萌えポイントだけ羅列しましょう。 視聴覚準備室の暗がりで交わされる沙絵と七香の妖しげな会話…高倉と油壷のいつものシチュエイションの反復。沙絵はプロジェクタを七香の腕に預けたまま意味不明の行動に出る。担任にプリントとノートを預けられる沙絵。「んなわけねーだろ」ボケボケの沙絵に萌え萌え。 これまで高倉はJと接触しても落ち着いていたものだったが出会った場所が男子トイレだっただけで妄想天国へ直行。金のトイレットペーパーと銀のトイレットペーパーの妄想に陥る高倉。短パンだろうが男だろうがJにはちょっと萌えちゃいますね。やをい的萌えか?違う。てゆーか可愛ければアニメキャラなら男だろうが女だろうが萌えられるものだ。 またもプロジェクタとスクリーンを七香ひとりに預けてしまう沙絵。大丈夫?、と言いつつ重量物を上から押さえつけられては七香も地獄だろう。沙絵のボケと七香の災難に萌え。 七香といえば今回はカバンの底の油壷マスコット人形でせつなさ炸裂させたわけだが、七香は毎回こんな想いをさせられるお約束なのだろうか…それもまたせつない日々である。 サブタイにあった「華の時代」は映画のタイトルだった。愛川茜の母登場。母娘揃って有名芸能人のようだ。愛川の身代わりのJとともに沙絵と七香はオーディションに参加させられる。ボケボケに上がりまくってマイクに頭をぶつける沙絵。ガチガチな絵と後ろで慌てる七香もあいまって萌えゲージを振り切った模様。 Jの不思議な魔法で召還された愛川茜は母とサイコドラマ(相手のセリフを言う心理療法)まがいの演技を始める。ちょっち lain の レイン vs 英利 っぽくてカッコイイ感じ。今回のヒキは愛川母娘。 ところで「アレクサンダー戦記」って絵が気持ち悪い。AX誌でずっと以前にキャラデザのグラビア見たけどあの絵でそのまんまアニメにされるとちょっと退いちゃうなァ。WOWOW って「あやつり左近」といいいペイアニメと無料放送の選択を誤っているような気がする。だって今ノンスクランブルでやってるアニメが全部スクランブルになったら僕なんか即加入しちゃうよ。 1999年 9月 7日(火) 「南海奇皇(ネオランガ)」 #45 貫かれた時間 「南海奇皇」の前座の「D4 プリンセス」次回予告 "暮れゆく紅 癒される赤" は 「沙に紅(すなにあか)」と題した「南海奇皇」の小説版に対応するものだろうか。その他「D4 プリンセス」には "わたしもお姫様なんだから献上金を" とかいった「南海奇皇」の夕姫様への対応(オマージュ?(笑))もあった(^^;。ちなみに「沙に紅」はAX誌上で連載中でしたが 9月号で暫定的な最終回を迎え、文庫本で完結するという残念な事態になりました。まあ散漫なアニメ誌上での連載より文庫本でまとめて読めた方が良しと考えましょう。あ、そう言えば「南海奇皇」のイメージカラーの紅は出資社のひとつである丸紅となんか関係が…あるわけ無いか。 虚神会のクーデタは水面下に潜む虚神会を表舞台に上げて一掃する為の(勝流に指示された)ナイエルの目論見だった。自衛隊は虚神会殺しの罪を着せる為に利用されたのだ。平成ガメラシリーズ、「パトレイバー 2 The Movie」、OVA「マーズ」、OVA「JASDF 801TTS 青空少女隊」等、自衛隊に対して真面目に取材した作品はどれを取っても自衛隊を悪者扱いしていない。多くは単なる被害者であり、何者かに騙されて利用される存在なのである。実際自衛隊に接した人は口々に「態度も言葉づかいも丁寧でいい人達だ」という感想を持つ。ほんとに「いいひと」達の集団なのか、広報担当者の手腕が巧妙なのか…後者だったらその隠蔽工作の技量として頼もしいんだけど、たぶん前者の方なんだろうなあ(苦笑)。 バロウ自治領に攻め入るイブキ=藤原は既に孤立していた。勝流とナイエルの姿を見て藤原は全てが終わったことを悟る。 そこへランガ≒海潮が再来する。海潮の意志によって蘇ったランガ、それはスーラの意志と通じるものでもある。楽園≒バロウ自治領を守りたい海潮。虚神=偽りの神を全て抹殺したいスーラ。 一条教諭と竹末一佐は諦観という点で相通じるものがあるらしい。どうせどうにもならない、仕方が無いと結論した一条教諭と、だったら正しいとか正しくないとか考えずにやりたいこと(ロボット兵器を作ったり古代兵器を復元したり)をやろうという竹末一佐。彼らに対して感情的に「それは違う!」と反論するには僕達(海潮達)には何の論拠も無い。倒すべき敵は彼女らの諦観かもしれないのに! 時間をあやつりイブキの神鼓を抹消するランガ(≒勝流)。虚神という傀儡では人々は導けないと藤原に言い放つ勝流。泣き叫んでランガを殴りつける藤原。藤原のイヤボーン攻撃(わからない人はお兄さんに聞いてみよう)。藤原を殺したくない海潮、ランガは過去から神鼓を引き寄せ、イブキを打ち砕く。 ランガに対抗する手段を失い、自由の身となった一条教諭は去ってゆく。先週の日記で予想したとおり海潮はイブキは倒せたけれども一条教諭は倒せなかった。楽園はどこかに…そこにある、のか? そういえばイブキ神の神々しい姿に涙して感激していたのが印象的だった女の子は元 ASE部隊の "伊知地沙希"(23歳)と判明。どうみてもありゃ学徒動員だぞとか思ってたけど。 さて今回は、バロウ王としての覚悟を決めイブキ=藤原に自分を踏み潰してから行けと迫った魅波、自分を愛していると叫んだ藤原への情が断ち切れない夕姫、勝流に抱きつき劣情をあらわにする魅波、といった具合に海潮以外にも三姉妹それぞれの対処が決まっていて密度が高かった。魅波は勝流に抱かれる違和感を感じつつヒキとなる。本物の "勝流" とはいったい何者なのか? そんなこんなで、やっぱ會川昇脚本は密度感が気持ち良くて嬉しいぞと。 1999年 9月 6日(月) VF-X2 に惨敗するの巻 先日買ったプレステゲーム「マクロス VF-X2」、やってみました。 とりあえず勘違いして買った人間として文句を書きます。売りのバリアブルビューて何?ラジコンヒコーキ?最悪フォロービューで通常の客観視点になるけどやっぱコクピットから自機が見えてるのって納得いかない(自機の分だけ正面視界が死角になって狭いじゃん)。あとアナログジョイスティック対応なのに "右スティックは使用しません" とはいったいどういうこと?キーコンフィグで直そうとしてもできないし。左スティックで操舵して右手で武装を使うの?まったくワケわからん。とりあえずアナログスティックじゃ体で憶えた操作とあまりにも違ってるので通常のコントローラで操作。ぐりぐりより十字キーの方が使いやすい。にしてもヒコーキとして飛翔感や空気感も感じられなくてつまんない。まあバルキリー程の推力/重量比があればヒコーキ形態でもロケットみたいにスイスイ飛んじゃうものかもしれないけどさ。 狙いとしては自分で板野サーカスを体験するって感じのようです。ロックオン押してリリースすればクモの子ミサイル飛んでくし、バトロイドに変形すれば自動的に敵機にガトリングガンポッドの照準合っちゃうし、まあ板野サーカスを演じている自機を外から眺めて指示を与えるゲームみたいです。そんなことより個人的にはエースコンバットシリーズ程度のフライトシム/シューティングっぽく作っておいてリプレイをフルサイズ収録して色んなカメラ切り替えで楽しめる方が嬉しかったけどなぁ。まあ、EASYモードで C ランク取ったヘタクソが文句言う筋合いではないかもしれないけど。操作性は変だけどもうちょっと練習しよう…。 さて本日の処方箋 明治製菓 デプロメール 50mg *2T マレイン酸フルボキサミン(抗鬱剤(SSRI)) 明治製菓 デプロメール 25mg *3T マレイン酸フルボキサミン(抗鬱剤(SSRI)) 明治製菓 メイラックス 2mg *1T ロフラゼプ酸エチル(ベンゾ系心身安定剤) 吉富製薬 PZC 4mg *3T マレイン酸ペルフェナジン(精神安定剤) ノバルティス アナフラニール25mg *3T 塩酸クロミプラミン(鬱病・遺尿症治療剤) 塩野義 ピレチア 25mg *3T 塩酸プロメタジン(フェノチアジン系抗ヒスタミン剤)なんといっても今回デプロメールが効いたらしいと医者にほのめかすことによって増量成功したのが嬉しい。まあ倍って程にはならなかったけど。プラシーボ!スパシーボ!これで心の風邪ともオサラバさっ。 1999年 9月 3日(金) 「メダロット」 #10 嵐のロボトルトーナメント 「メダロット」におけるロボトル大会というのは、「爆装兄弟レッツ&ゴー!!」シリーズにおけるミニ四駆レース大会に相当すると見受ける。レツゴー世界のミニ四駆レースが唯一のモータースポーツである … 逆に言うと実車でのレースというのはこの世界に存在しないと推測される(笑) … のと同様に、メダロット世界においてはロボトル以外にいかなる格闘競技も存在せず、ロボトル大会だけが世界唯一の格闘技観戦というエンタテインメントを提供するのだろう、という仮説が成り立つ。 ま、要するに麻雀漫画での麻雀対決、料理漫画での料理対決こそが、その世界における唯一絶対の決着方法でもあるのと同様なわけだけれども。 (しかしメダロットって完全に半自律人型兵器だな…武装も相応にオモチャ(エアガン)のレベルじゃないぞ?「プラレス3四郎」でも終盤には兵器としてのプラレスラーが登場したけれども) いきなり嘘泣きママ萌え。鈴木真仁 3役ってブラスとキクヒメと…最後のひとりはママだったのか。 相変らずアリカのイッキへの意地悪攻撃炸裂。好きな男の子ほどいぢめたくなるんだよね萌え。 町内ロボトル大会と聞いてキクヒメ登場。オレ的にはキクヒメが一番萌えるキャラのように思う。理由は自分でもよくわからないが、おそらくアリカタイプの素直になれない世話女房的なのではなく、わかりやすく直球で青筋立てて罵倒されたい類の人間なのだろう。「君子豹変す」的な変わり身の速さもキクヒメの魅力だ。僕も彼女にむぎゅむぎゅされたい。 「あげてもいいよ」/「ほら上げた〜」の膝カックンな二段攻撃。イッキ「あんたもか…」 メダル(人工知能中枢)を外されることを嫌うメタビーのメダル仮置き場として工面して準備したツギハギボディ。その存在がイッキとメタビーとの間に齟齬を生み軋轢をきたす。ともに心から必要としているパートナーなのだが…というところで CM 突入。 イッキとメタビー、メダロッターとメダロットとの亀裂は埋まることなく町内ロボトル大会の幕が開く。互いに誤解から意地の張り合いに移行し、絶縁状態はもう引き戻せないところまで来てしまった。 「イッキはコウジの手を握りかえすことができなかった…」 毎度のことながらナレーションは鋭いところをぐっさりと突いてくる。「南海奇皇(ネオランガ)」のナレーションもこれくらいの謙虚さと鋭い切れ味を持っていればもっと作品の人気も出たのだろうが。 " 君は何かを取り逃してしまったことはあるかな? とてもとても大切なことだったのに、つまらない意地を張ったり、目の前のことばかりに気を取られて見逃してしまったことはないかい? … " (「ブギーポップ・ミッシング ペパーミントの魔術師」 序文より引用) イッキはコウジとの決着に気持ちよく挑む為にメタビーの整備に協力する … と、そこへスクリューズの下っ端にロボトルトトカルチョの件を持ち出される。あまりの間の悪さに亀裂は広がる。 イッキ「拾ってやったのはこのオレだ!」 / メタビー「作ってくれと頼んだ覚えはない!」(#1) たとえば親と子、互いにそれを言っちゃあおしめえよってな台詞である。 そして、運命の観艦式の当日…(0083) ではなく、運命の町内ロボトル大会の決勝戦。イッキとコウジ。 …ってなところでロボロボ団の目論んだ計画は着実に実行されていた…屋台の焼きソバ屋として(笑)。完全にインターミッションだよな。巧いところでホッと一息休憩が入る。 「ふぅ、バカがひとりいてくれて助かったぜ」「少しは場も和む」(ノーマーク爆牌党) さて、視点は否応無くロボトル決勝戦。イッキの助言に従わずコウジの罠に嵌まったメタビーは活動限界。…トドメを刺されたメタビーのボディからメダルが落ちる。イッキの絶叫とともに戦慄のヒキ。 そして次回予告。「メタビー、グレる」 …イッキとメタビーの関係は修復されるのか?! 今日は通院予定日だったのに早朝までのチャットと飲酒でおねぼうさんしてしまいましたσ(^^;) さて、今日の買い物リスト: PSゲーム 「マクロス VF-X2」(バンダイビジュアル) DVD 「 D4 プリンセス」 2巻(ポニーキャニオン) フィギュア SRDX シリーズ 劇場版「機動戦艦ナデシコ」 ホシノ・ルリ 艦長服 (ユージン) フィギュア SRDX シリーズ 劇場版「機動戦艦ナデシコ」 ホシノ・ルリ 私服 (ユージン) ちなみに後ろに写っているのが 8/25 の日記でも触れたガンダムとシャアザクです。 [NAVI横のM$ 画像33KB] 1999年 9月 2日(木) 付録のポスター殿堂入り ニュータイプの付録ポスター、4月号の "GUNDAM FIX" と 9月号の "HMX-13 SERIO & HMX-12 MULTI" にアイロンかけてパネルフレームに入れて貼りました(以前にも計画は日記で触れましたが)。アイロンがけは結構難儀でスチーム使うとふにゃふにゃになるし、平積みされて相応の重量がかかってキツイ折り目なので完全にはツライチにはなりません。まあそこそこ気にならない程度にはキレイにはなりました。 カトキハジメ氏の "GUNDAM FIX"(画集 "GUNDAM FIX" の表紙と同イラスト)といい、To Heart オフィシャルの水無月徹氏の描き下ろしポスターといい、ニュータイプは色々とお得です。決して記事内容が充実しているわけではありませんが情報誌としては役に立っていると思います。広告が多いだけあってか画集としても金がかかっているし。僕はアニメージュは絶対買いませんが(角川系の)ニュータイプと(ソニー系の) AX と(バンダイ/メディアワークス系の)電撃アニメーションマガジンだけは毎月買って目を通しています。営利企業としての立脚点がハッキリしてて受け取る側もスッキリしますから。なんかアニメージュって朝日新聞みたいに中立公平というかアニメファンの視点を標榜しているくせに思いっきり見る目が偏ってるというか腐ってて嫌いなんです。毎月立ち読みしてるわけでもないのに偉そうなこと言って申し訳ありませんけど。 イヴュマーの部屋の詳細については お宅拝見 を参照のこと。 1999年 9月 1日(水) 「魔法使いTai!」 #8 アリスと、踏切と、ソースせんべい えー今回の感想は…やっぱり旨いもんは旨い!(大阪ローカルな CM ネタ)ということでしょうか。オレにとっては完全無欠、抜群のアニメ作品。まほ Tai! に対するいかなる賛辞も不毛に思えてきます。OVA や ノベライズ版 や ドラマCD での前提知識があれば絶賛する以外に無い程に楽しめるし、仮に僕がそれらの前提知識を持ち合わせなかったかといって全然楽しめないとか察することができないものでもないでしょう。 今日は「lain」の イラスト に美香お姉ちゃんの絵を描いて速攻アップしました。電線系 で撮った写真を背景に使ってみました。これは lain 最終話での黒服二人組が電柱工事をしているといったイメージです。もちろん岩倉家のひとり娘である美香は彼らのことなど微塵も憶えていないでしょうけれども(;;) 一応同じものを 青野さんち に投稿しましたが、うちに置いてあるバージョンはちょこちょこいじっていくかもしれません。エフェクト変えたり背景レイアウト考え直したり。でもまあデッサンのおかしい習作なのであまり構ってる気力はないかもしれませんが。そのうちまた美香姉ちゃん描くぞーっと。 あと、これは個人的なことですが、とある人に早朝チャットでこれまで親にも友達にも誰にも言えなかった「ほんとのこと」が言えました。聞いてくれてありがたかった。でも、僕は「いいひと」なのかもしれないけど「オレ様」はマジでどうしようもなく姑息でグータラな奴なんだよ…。 |