□ ノースペシメン
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        ・―□ アフレコ台本


『エアフォース西日本 予告編』 AR台本
カット
秒数
映像
台詞
05
4
周回飛行中の航空母機
シキシマ ブリッジ
機長の横顔
シキシマ機長「状況、開始」
男性ブリッジ要員(off)「状況開始!」(遠くで、大声で)
女性ブリッジ要員(off)「状況開始」(無機質に、冷静に)
08
3
塩林とシーブザウン
塩林暁「僕はこの空をいつまでも飛んでいたい」(ぽややん)
14
3
智春とシーブザウン
佐伯智春「わたしはあと何人助ければいい?」(切迫して、つぶやく)
17
2
トレーサー装備の智春
佐伯智春「ガンナーチェックリスト、コンプリート」
31
5
半月 黒円柱が浮かぶ
ナレーター「彼方から闇が迫っている。星をも呑み込む漆黒の滲みが」
32
6
地球 黒円柱が落ちる
ナレーター「しかし闇が実体をともなって静かに落着したとき、
実のところ、多くの人々は安堵していた」
33
8
突き立つ黒円柱
ナレーター「たとえこの黒円柱落着災害によって、無慮220万人に及ぶ
行方不明者の生存が絶望視されているとしても…」
34
5
沈んでいく黒円柱
(間を置いて)女性ブリッジ要員(off)「高度1万5千フィート」
35
6
シキシマ ブリッジ
女性ブリッジ要員(off)「1番から4番、プロップファンエンジン
定常運転。臨戦周回、460ノット巡航」
36
3
シキシマ ブリッジ
機長の横顔
シキシマ機長「沈降、突入」
男性ブリッジ要員(off)「突入!」(遠くで、大声で)
女性ブリッジ要員(off)「突入」(やや緊張して)
39
3
第101飛行課中隊
佐伯智春(無線音声)「的には火砲がある。装填に数秒あるが留意しろ」
40
3
第101飛行課中隊
佐伯智春(無線音声)「セパレート、…ナウ」
49
2
陸戦怪獣、口腔発光
佐伯智春「腹に当たる?…」(囁き声で)

< 原文ママ >


今になって思うのはコンピュータインフォメーションを字幕処理した為に場違いな明るい女性音声という刺激物を入れる機会を逸してしまったということだ。読めないほど速い米語の字幕より聴き取れないほど速い米語の台詞の方がいいに決まっているが、実現しなかったのは基本的に音楽主体でアクセントに最小限の台詞を入れるという「Hello, VIFAM」のようなものを想定していたから絵コンテ段階で本当に最小限の台詞に削り落とされていって(当ページを見ればわかるが役者に手渡されたのは A4半分に印字された紙切れだけである)、さらに台詞を追加するなどとは思わなかったからである。しかも相方がキャストのオーディションの申し込みに筆記の一次審査を課すという厳しい制限をつけた為か応募者の母体数が異様に小さく(以前のビデオドラマの一桁は下回る…ちなみに一次審査は『ゴミ箱行き決定』な応募者も含めて全員合格(笑))主役女性もナレーションも任せられそうなのは抜群に巧かったひとりの女性だけで、結果的にカワイイ系のコンピュータ音声とかなんとか言ってられる状況ではなかったのである。ま、いっか。

そうそう、僕、アフレコって苦手というか、ビデオドラマ制作時に班毎に 2人ずつくらいで音響機材の扱い方のレクチャーがあったんだけど、僕は昼夜編集に明け暮れてたのと監督だからという漠然とした理由でレクチャーを受けられなかったので機器のスイッチだらけの音響ブースが怖いのです。こんなヤツが F-15J のコクピットなんかに座った日にゃあわからないことだらけでブレイカーが落ちますね。ドラマのときは仲間も多かったし自分も気合入ってて録音ブース内で直接演出つけてだり(ホントはやっちゃダメ)最後に急遽猫の鳴き声を入れてもらったりわきあいあいと演じてもらえてたのですが、今回のアニメアフレコはふたり、しかもひとりは素人のオレという無謀なチャレンジャーか?と思われたとき、相方はキッチリとほっきー(仮名)に助っ人頼んでたのな。ほっきー(仮名)は自分に厳しいだけ他人にも厳しいのな。僕があまり気にしていなかったカツゼツの悪さを指摘して容赦なくリテイクを繰り返す。それに違うところで相方もマジ切れ?でちょっと指示するコトバにカミソリ入ってて怖かった。『オラ監督!演技指導やれ!』とか言われても皆さんオーディション時のイメージ通りで巧く演ってくれてたし、智春とナレーションの子はやはり抜群に巧かったから文句はなかったんですけどね…。しかし、その後の声優さんたちとのやりとりはぎこちないもので、声優さんにとってはどう演ればいいのかわからないとすごく困るということで、、明確な指示を出さなかった僕が全部悪いみたいで非常に申し訳なかったなぁ。あ、最後に MO から MD に移したので全通して聴いてみると…ひとりマイクを吹いてる方が…まあ装飾音だし大きな声が必要でもないんだからイケると踏みましたが。
で、なんかこのまま帰ったらへこむかなあというところでほっきー(仮名)主導の反省会になりました。色々と為になる話もお聞きしましたが全部忘れちゃった、てへ。そしていつの間にか一次審査で『ゴミ箱へ直行』な筆記回答をしたあげく採用された方に対する批判の砲火が集中し、そしてそんな方でもお願いせざるを得なかったさむーいオーディションの経緯も話したのですが…なんにせよほっきー(仮名)、あんた講師とかになれるでたぶん。


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