□ ノースペシメン
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・―□ 日記系
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    ・―□ 99年9月後半


1999年 9月 30日(木) ある書簡

それは突然に僕の懐へと舞い込んできた。「南海奇皇(ネオランガ)」のあるスタッフ(本人の希望により検閲)から僕の拙い感想に対してのお礼状だった。僕は舞い上がってしまい、こんなことがこの世の中では起こり得るんだなあという感慨で大いに泣いた。一度質問を含めてお返事をしたためて、やがて予想以上に丁寧なご返答を頂いた。無論、僕なんかと違ってお忙しい身であるからそれ以上のご厚意は期待する方が傲慢だが、やはりアニメ製作者の生の声を聞けたことは僥倖だった。

覚えている人もいるかもしれないが某白鷺館での lain 論争、あまりに無神経で無責任なアニメ評論のタレ流しに業を煮やした僕はしょっぱなから管理者でありアニメ評論ライターでもある某鷺氏に喧嘩を吹っかけた。無論なんらかの結論や妥協点や論旨の偏向を得たいわけではない、その評者の見識眼や審美眼に疑問を投げかける為だった。そして多くの lain ファンである賛同者の書き込みが増大した。少なくともその意味において某鷺氏は屈服した。僕は彼に勝ったわけではないが最善の攻撃は尽くした。そのときのログはもう残っていないがうちの HD にはその数週間のテキストログが眠っている。彼だけでなく僕自身も若気の至りの随分な暴論で多くの方を傷つけてしまったと反省するところも大きいが、そういう意味も含めてこのページで公開しようかな、と考えている。もちろん某白鷺館や各書き込み者の方々にいちいち許諾を得るつもりはない。ただ、ある時期こういうことがあったと誰かに知ってもらいたいだけの自己顕示根性だろう。時期は未定。個人的に読んでみたいと思われる方の要望があればすぐにでもお渡しする用意はある。

で、なんでアニメヘイター的風評に僕が過敏に反応してしまうかといえば、それは多くの良作が心無い中傷で潰される様を見てきたからだ。基本的に僕は大衆を信頼し、その大衆が形成する市場の判断は概ね正しいものになると信じている。売れてる作品は確かにデキがよく、売れてない作品はデキが悪い。しかしファンによる論評ではどうかな、と一抹の疑問がある。たとえば今回例を挙げた「南海奇皇(ネオランガ)」には不当な酷評や黙殺が顕著だった。「serial experiments lain」でさえその良さが判らない便所虫以下の輩が大手を振ってストレス発散の為の酷評テキストをアニメ評の名を騙ってタレ流しているのだからこの惨状は仕方が無いのかもしれないが。




1999年 9月 29日(水) 「魔法使いTai!」 #12 タコと、稲妻と、ミッキー先輩

今週(と来週)のまほTai! 蹴球試合中継の為に 6:30 開始でした。当日の早朝に掲示板でりなもさんが教えてくれていなかったら、危うく僕は見逃すところでした。ありがとうございます。

さて、毎週毎週苦心させられるまほTai! の感想日記ですが、わかる奴にはその濃厚な味わいは自明のことだしタイクツだとかわかんねえとか寝言ぬかす奴には何言っても伝わらねえだろうと開き直ることにしました。

感想、全編萌え。以上!…でもいいが一応。Jの正体について先週の日記で述べたことを繰り返そう。

既にJとは何なのか、魔法クラブの面々の前に同時多発的に現れ、好きなように(例えば欲望を満たす為に)使われることを待っている魔法そのもの…駄目だ、そんな陳腐な説明で片づけてしまっては。だから、僕は Jの正体など描かれて欲しくない気もする。とは言えそのような「ものたりなさ」で僕達を魅了す力量をもち、そしてまた OVA で文句のつけようのない物語を見事に完結させてしまった まほTai! スタッフがやる仕事である以上、Jの存在が単なる肩透かしの末に最後に残った謎…というような展開は望めないだろう。僕のほのかな期待を裏切って完成されてしまうのだ、まほTai!は。

突如現れる救いの手(デウス・エクス・マキーナ)であるミッキー先輩はJを沙絵が楽しいものと捉えている魔法そのものの実体化であると看破する。そして沙絵は魔法の正しく楽しい面だけに目を向けその反面の恐ろしく制御し難い一面への視点を持たなかったことを自覚し、恐れおののく。ここでラス前の今回のお話はヒキ、次週の最終話へと突入する。やはりまたまほTai! は完璧なラストで僕達に無限リピート視聴を強要するのだろう。ええ、何度でも見てやりますとも。




1999年 9月 28日(火) 「南海奇皇(ネオランガ)」 #48 不自由な楽園で

「南海奇皇」の最終回、予想に反して良心的に美しくまとまった話となった。揶揄しているのではない、本当にそう思った。本当に僕達の認識を反映し共感を得られる良作となったと考える。楽園は皆が求め続け、それが得られないと判っていても求め続けることを止められないものだからだ。

島原三姉妹が欲しかったものは何だったのだろうか。
海潮が欲しかったもの「誰にも支配されないで正しいことを正しいと言える楽園」
魅波が欲しかったもの「勝流への禁じられた一方的な想い / 姉妹揃って平穏に暮らせる世界」
夕姫が欲しかったもの「支配し抑圧する世界、不当な扱いをした者達への報復」

魅波は妹を殺せと命じる兄を裏切ってバンガを降り、ランガに入る。夕姫はアカサに入った。アカサは空間を支配し操る存在。夕姫は最後の最後に勝流を裏切る。キュリオーテスが神の使い走りでしかないことを悟っていたからだ。そしてアカサに渦巻きの紋様を刻印しランガに戻る。記憶を呼び覚まされたランガは時を操る力を取り戻す。アカサの剣はランガの体を突き抜けてアカサ自身を貫き通す(OVA 「ヴァンパイアハンターD」で同様の敵がいたことを思い出す)。

先週の放映で不明だった海潮に血痕を滴らせていた人物はラヴレだった。
その身をランガの復活に供し、血を流して戦った。

世界は不自由だ。
「南海奇皇」世界ではそれを絶対神タオの支配に仮託していたが、我々の世界でも同様のことだ。ツキの流れや偏りのように我々は不可知な運命に弄ばれている。運命に抗い戦うことは美徳のように謳われるけれども。

タオに帰依しキュリオーテスとなった勝流とナイエルは戦い続ける。

島原姉妹のいる世界はタオによる破滅を待ちながら、ジョエルの中のスーラは眠りに入った。
楽園は、まだ 無い。




「第三の…要求。 世に棲む生きとし生けるものすべてが、 自由に、 平和に平等に、 美しく 明るく 楽しく暮らせる、 幸福と善意と優しさと愛に満ちた…世界を…要求する !!」

「回答 !! そんな…世界は永久に ない !!」
「それでも …(中略)… ユートピアは存在しなくとも めざすべき世界で あることに 間違いはない !!」

「ザ・ワールド・イズ・マイン / 新井秀樹」 第3巻より





1999年 9月 27日(月)

先週は激鬱の嵐が吹き荒れた。僕は気ばかり焦って何も手につかなかった。楽しい出来事や欲しかったものが次々と手に入ったのにもかかわらず理不尽な激鬱だった。道行く人の一挙手一投足が腹立たしく悪臭を放って見える。それは彼らの勝手なのであって自分もその個人主義を尊重し恩寵に与る身なれば、これほど我侭な感じ方はないだろう。我ながらほんとにメンドクサイ奴だ。じっと自室で息を潜めている方が自分にも他人にも都合がいい。できればこんな不愉快なウェブチラシをばらまく行為も忌避すべきかもしれないが。


さて、今日のお買い物:
18禁ゲー 「L -エル-」 (TOPCAT)、「DAWN * SLAVES 2」 (U・Me SOFT)、「悪っ外伝」 (インターハート)
CF カード 16MB * 1(デジカメ用)

「L -エル-」… この絵はぼうのうと氏(=緒方剛志氏)なんだろか。ぱっと見すごく似てるけど。TOPCATの前作「WoRKs DoLL」は監修と一部原画のようだけだったし…原画は あんみつ草 氏となっているからやはり非常に絵柄の似た他の方だと解釈すべきなんだろうか。この辺の事情はよく知らないのでわからない。
「DAWN * SLAVES 2」、前作「DAWN * SLAVE」は完全攻略完了。過去の日記(どんすれの項)にちらっとそのときのことが書いてある。最後のエンディングパターンだけが異様に難しかったのを思い出す。
「悪っ外伝」、悪戯シリーズの 4作目。「自慰 2」の苦い思い出も癒えぬまま再びインターハートの商品に手を出す。でもこっちは結構攻略が容易そうで実用的。二作目の「わるっ悪戯」程度に実用(笑)に供すれば良しとする。なんといっても喘ぎ声とそのセリフがいいよこのメーカー。当たりハズレは大きいけれど。




1999年 9月 25日(土)

さて、いきなり今日のお買い物:
DVD 「新世紀エヴァンゲリオン 劇場版」 (キングレコード)
「ガサラキ」 9巻、「十兵衛ちゃん −ラブリー眼帯の秘密−」 3巻、「星界の紋章」 4巻、
「逮捕しちゃうぞ Special」 3巻、「天使になるもんっ!」 2巻 (以上バンダイビジュアル)
「デュアル! ぱられルンルン物語」 4巻、「菜々子解体診書」 2巻、「SOL BIANCA」 1巻
(以上パイオニアLDC)
VC+CD "VISION FORMURA / TWO-MIX"
コミック 「To Heart 4コマKINGS」 (スタジオDNA)、 「ESG Vol.18 To Heart 第二集」 (エニックス)
トレカ 電撃文庫トレーディングカード (メディアワークス) * 3袋
文庫本 「TRAIN+TRAIN / 倉田秀之」 (メディアワークス)
雑誌 月刊モデルグラフィックス11月号、月刊 P-mate 10月号


月末はソフトリリースの嵐。
「エヴァ 劇場版」は予約もしてたし当然の帰結。オレの一番好きな映画のひとつ。
「菜々子解体診書」 は未だ 1巻見てないのに続巻買うという暴挙。んな危険なことはやめとけ。
「ジーマイン」も「メルティランサー」も 1巻買って後悔しただろ?それを思い出せよな〜。
「逮捕」は単に大阪でまともにネットしてないという腹立たしさ&リニューアルという甘言に。
「天なる」は放映版と相当異なるらしい…ってまだエアチェックテープちゃんと見てへんやん。

ブギーポップ目当てで電撃のトレカを買うも当たりは 2枚だけ(T^T)

今月のモデグラはワンフェスコンプリートファイル。いいなあ東京。そのささやかな格差がクリティカル。




1999年 9月 24日(金) 「メダロット」 #13 キクヒメの恋

キクヒメ萌え。以上。 …でもいいんだけど一応。

不器用なキクヒメはガンつけとしか思われず報われない恋。オヤビ〜ン。 どうも最初の出会いからしてキクヒメは惚れっぽい純情な女の子。 反面その激しい攻撃は川中島くんにはイヤガラセにしか映らない。 煽るアリカ、調子に乗り過ぎの感もアリカらしくて良し。 そして最後の詰め、愛の告白。もじもじキクヒメ可愛い〜。

イッキ 「予想していたことより、遥かに災難だったな」

応える川中島くんはメダロッターが嫌いと絶叫。ここでCM。

愛を取るかメダロットを取るか。キクヒメはメダロットを捨て、愛を選んだ。 一方川中島は過去の惨敗続きのトラウマからメダロッター嫌いになっていた。 そして川中島&イッキ vs キクヒメ&アリカの八百長試合が始まった。 デキ試合に唯一気づいていない川中島くん、そして翻弄されるペッパーキャットにすべての事情を悟る面々の戦慄。 あと一撃、というところでキクヒメは愛を捨て、メダロットを取った。

突如通りすがりのロボトルファンとラブラブのキクヒメ&再びメダロット魂の蘇った川中島くんでオチ。 取ってつけたような落とし方だが前半のキクヒメの惚れっぽさ&川中島くんのメダロット好きからすれば自然と受け入れられると思うが如何に。僕もキクヒメの激しい攻撃を受けてみたいものである。




1999年 9月 22日(水) 「魔法使い Tai!」 #11 茜ちゃんと、鏡と、歳末バーゲン

まほTai! について語ることが苦痛になってきた。おかげで日記更新が遅れがちで要らぬ心配を招く。ほんとに僕はまほTai! が大好きでここのところ水曜日を中心に世界が回っているのに。りなもさん萌え萌え日記というスタンスで感想が書かれていて僕も大いに共感するのだけれども、同時にこの人はまほTai! が単なる萌え萌えアニメでないとも語っている。困ったことに僕も同様に感じていて、かといってその魅力がなんなのか自分に説明できないでいる。自分にさえ説明できないものを人に説明ができる筈も無く "萌え" 以外の言葉を探すしかない。人間には "萌え器官" 以外にもなにかを感じ取れる器官がある筈だ。

昔読んだ同人誌の記事でまほTai! について以下のような趣旨の感想が書かれてあった。曰く「何度見ても満たされずまた見たくなる。このものたりなさこそがまほTai! の魅力の真髄ではないか」と。

J という TV シリーズオリジナルキャラの謎、その正体などどうでもよいことなのかもしれない。OVA で言えば沙絵が幼い頃に出会ったジェフ君の正体が何なのか、それを明示的なシーンで描くほどくだらないことはない(小説はほぼ断定されるほどに示されているけれど)。既にJとは何なのか、魔法クラブの面々の前に同時多発的に現れ、好きなように(例えば欲望を満たす為に)使われることを待っている魔法そのもの…駄目だ、そんな陳腐な説明で片づけてしまっては。だから、僕は Jの正体など描かれて欲しくない気もする。とは言えそのような「ものたりなさ」で僕達を魅了す力量をもち、そしてまた OVA で文句のつけようのない物語を見事に完結させてしまった まほTai! スタッフがやる仕事である以上、Jの存在が単なる肩透かしの末に最後に残った謎…というような展開は望めないだろう。僕のほのかな期待を裏切って完成されてしまうのだ、まほTai!は。

高倉の希望通り J(ジンノジュリカ)は魔法クラブの新入部員になった。加速度的に進むグリモワールの解読。七香は油壷への想いを抑えつけていることを指摘され、油壷は七香のことを気にかけていることを指摘される。茜はやりたいことがみつからないという本心を指摘され、自分の欲求を満たす為に魔法を使ってはいけないという沙絵の戒めに対する反発を覚える。沙絵は…姉の彼氏との関係を垣間見てその肉感的な唇を意識する。OVA あくまで暗喩的に徹してきた高倉への想いを潜在的な肉体的接触への憧憬として Jとのキスを体験する。

ここで OVA とは裏腹に影に潜んでいた深山瑞葉が表に出てきた。来年の話、というシビアな現実。ところが図らずも高倉との因縁の対決は瑞葉のせつなさ炸裂という事態を招く。TV版唯一の隙がこの(高倉 vs )瑞葉 の扱いの落差であった以上、これでまほTai! は隙の無いアニメになったと言える。さらに油壷の意外な心境の変化によって全ての事象は終結に向かっているようだ。そして沙絵は Jとの二度目のキスを高倉に目撃され … そして巨大な茜が街中に現れた。というところでつづく。




1999年 9月 21日(火) 「南海奇皇(ネオランガ)」 #47 契約されし階梯

先週まで「よくわかる話」だったのがいきなり物語に終結をもたらすデウス的展開となってきた。かつてタオの元へ趣きタオに帰依した勝流はランガさえ倒せばすべてを終結させられる。そして、スーラを殺され虚神となりランガは人類の兵器で破壊された。

簡単に言うと時を操る神であったネオランガだけがタオにとっての脅威であり、予定調和のように破壊された。島原三姉妹は兄の勝流と同じくタオに帰依することで "不自由な世界" から "自由" を手にすると思われた。キュリオーテスになれば絶対の自由を手にすることができる…。

ジョエルの中にスーラは宿り、ラヴレによって蘇ったランガに海潮は入る。そして魅波と夕姫との対決…
ここで時間切れ。

さて、海潮の上に血痕を滴らした存在はいったい何だろう?やっぱスーラ?ジョエル?ラヴレ?それとも…。




今日は両親につきあって墓参りにでかけた。今までは会社があったり、メンドくさがって行かなかったのだが、ぼーっとしていることを薬のせいか「暇だなぁ〜」という通常の感受性を呼び起こしたのかもしれない(かといって実際には何もする気はないのだが)。いい傾向だと思う。家業手伝いもできるようになったし、そろそろ外でバイトでもしてリハビリしようかという気分にもなってきた。
我家の墓は近所に父が立てた祖父と祖母、そして妹達の墓である。田舎には先祖代々の墓があって母方の祖母が手入れをしている。祖父のさらに両親とか全然面識無い人々が埋葬されているらしい。ひとり残されるであろう僕はこれらの墓を守っていかねばならないのだろうか、そう思うと目眩がする。オレが人生を捨てるのは勝手だが、"なんとなく続いてきたもの" に終止符を打つことでもある、と草むしりをしながら実感した。まあ、それもオレの選択の自由だが。




1999年 9月 20日(月) 通院生活のこと

神戸市では現在32条の適用で精神病関係の医療費は全額無料となる。少し前までは 5% の負担とかだったのだが最近になって改正されたらしい。せいぜい家業手伝いの僕には実質収入が無いのでありがたい。

明治製菓      デプロメール      50mg *2T マレイン酸フルボキサミン(抗うつ剤(SSRI))
明治製菓      メイラックス       2mg *1T ロフラゼプ酸エチル(ベンゾ系心身安定剤)
グラクソ=三共 ザンタック       150mg *1T 塩酸ラニチジン(消化性潰瘍用剤 H2遮断薬)

明治製菓      デプロメール      25mg *3T マレイン酸フルボキサミン(抗うつ剤(SSRI))
吉富製薬      PZC                4mg *3T マレイン酸ペルフェナジン(精神安定剤)
ノバルティス  アナフラニール    25mg *3T 塩酸クロミプラミン(うつ病・遺尿症治療剤)
塩野義        ピレチア          25mg *3T 塩酸プロメタジン(フェノチアジン系抗ヒスタミン剤)
吉富製薬      チスタニン       100mg *3T 塩酸エチルシステイン(活性SH基含有去痰剤)
エーザイ      セルベックス細粒  10%  *3T テプレノン(テルペン系胃炎・胃潰瘍治療剤)
SSRI は効いているようだ。特に効き目が強い薬でもない筈だが、プラセボ効果だろうか。 あと、H2 ブロッカーまで処方されてやんの。上には書いてないけど便秘薬や座薬までもらっている。これが全部無料。


先週出会ったフレームレス眼鏡のお姉さんには会えなかった。とても残念なことだが仕事があるんだからそう毎週通院しているわけでもないだろう。もう少し話がしたかった、それが少し心残りだ。なによりも僕の心の癒しの為に。逆に彼女の存在が幻のようにかき消えてしまったことで "一期一会" の言葉を僕は噛み締めた。



さて、今日のお買い物:
DVD 「南海奇皇(ネオランガ)」 6巻、「アンドロイドアナ MAICO 2010」 4巻、「御先祖賛江」 最終巻
成年コミック 「半熟宣言ッ! / あまの・よ〜き」
その他コミック …何を買ったかは恥ずかしいからヒミツにしておく




1999年 9月 17日(金) 「メダロット」 #12 その名はロクショウ

この作品の個人的な見所は鋭くエグるナレーションと深遠なヒヨコ売りのおじさんとの問答だ。ロボロボ団もまたメダロット世界を構成する柱のひとつだろうけれども、あまり表舞台で活躍していない方がオレの好み。

さて、ついにカブト型のメタビーのライバル、クワガタ型のロクショウ(緑青か?)が登場。風に飛ばされた赤い傘をフォローするカメラにボロ布に包まれた姿を現わす。そして氾濫する川から小犬を助け出す。
ロクショウ「命は尊い。単純だが大事なことだ」 / 「名乗るほどの者では、ない」

ロボロボ団のロボロボタウン計画だロボ。それにしても何人いるんだロボロボ団。この街の10人にひとりはロボロボ団である。そう、10人にひとりは。そして一般家屋をトンデモ建築に再構成してゆく。

ナレーション 「長いモノに巻かれるとラクチンラクチン」…いつもよりちょっと軽い気がするσ(^^;)

カタログにも載っていないロクショウ。ゲーム世界ではカブトバージョンと二分するクワガタバージョンだが、このアニメ世界ではクワガタ型はオフィシャルでないようだ。しかもマスターのいないメダロット。そしてアリカの言葉によるイジメはメタビーにまで及ぶ。ヒカル兄ちゃんはロクショウのビデオ画像を見て何かに気づいたようだ(このメダロットも怪盗レトルトとして狙っていたレアメダルかという疑念)。ここで CM。

スクリューズの間でもウワサのロボロボタウン計画。人のことを笑っていると明日は我が身…じゃなくて全員建て替えられていたのであった…。

イッキのお母さんは「チューリップ型の家なんかいいかも」などと乗り気である。そしてロボロボ団の魔の手はイッキの家にまで及ぶ。チューリップ型が嫌ならヒマワリ型はどうかしらなどと言い出すお母さん。これが日本の伝統芸、呑気な母さんだッ(安永航一郎の「陸軍中野予備校」だっけかな)。

ロクショウとメタビーの対面。未だロクショウは名を名乗らず。やがて…昆虫のもつシステマティックに完成された生態を見ていると心が安らぐとつぶやく。業を煮やしたメタビーはロボトルを申し込む。しかしマスターが居ないではロボトルは成立しない…そして去り際にロクショウは自らの名をつぶやく…。

ロボロボ団はイッキの母さんの呑気ぶりに翻弄される。家屋解体メダロット、アブラーゲ様とメタビーの真剣ロボトルファイト開始。苦戦するメタビーだがロクショウのアドバイスで勝利を収める。あれこれ迷いつつ呑気な母さんはようやくチューリップ型に決めるが時既に遅し(てゆーか)。

ロクショウにとってはメタビーの苦戦は川に流される小犬と同じものであったようだ…。


今頃になって気づいたけど、エンディング曲の作詞と作曲はかーなみどり(川菜翠)だった。「D4プリンセス」では主題歌の作詞とメインボーカル、同ラジオ版主題歌の作詞と作曲とメインボーカルを担当しているシンガーソングライターな声優である。顔はアレだが気にせず要注目である。


来週は "キクヒメの恋" 、うーむキクヒメ萌えの僕としては嬉しい限りだぜオヤビン。




1999年 9月 15日(水) 「魔法使い Tai!」 #10 雪と、子馬と、ファースト・キッス

なんだかもうまほTai!の感想を述べるのが難しくなってきた。誉めちぎる言葉に窮してきて、書いてて苦しいからだ(貶す言葉ならいくらでもあるのが悲しいけれど)。lain などと同様に「便所虫が見ても素晴らしいとわかるアニメ(by 津田沼さん)」を誉めて何が嬉しいのか。誰が見ても魅了させる作品の前で人は言葉を失うだろう。などと自己完結してもしょうがないのでメンドクサイけど個人的萌えポイントを羅列する。

お姉ちゃんと彼氏のキスを目撃してドキドキな沙絵萌え。

あ、ミッキー先輩の説明が今頃になって(^^;

七香の想い出フラッシュバック。コレOVA版からの引用じゃないか?しかし毎回せつなさ炸裂の七香。油壷の淋しげな横顔に置き去りにされる七香。ここまで徹底しているともうイジメとしか思えない(^^;

ボサボサのくせっ毛を馬についばまれる沙絵萌え。

デッキブラシで飛んでしまうのはやっぱ魔女宅だけどワンド無しで飛べる沙絵には相当の素質があるようですね。魔法を信じる心、魔法を楽しむ心、それが "素質" の本質だから。

進路について話しかける油壷の表情は複雑だ…高倉の心は魔法に傾倒しているから?

お姉ちゃんの結婚を匂わせる発言にドキドキの沙絵。雪空に不意に現れたJは沙絵のファーストキスを奪っていった…魔法クラブに興味を示すJ、北海道に現れたJ、さて、Jの真意と今後の展開や如何に。

とか言って別にJが何者か、なーんて気になってない自分。何がどう転がろうが全幅の信頼がおけるアニメということかもしれない。最大の魅力はその雰囲気であり、その雰囲気が崩れる予兆は微塵も感じられないからだ。





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