□ ノースペシメン | ・―□ 模型系 | | ・―□ バンダイ 1/144 ハイグレードユニバーサルセンチュリー ORX-005 ギャプラン アーリータイプ | | ・―□ 第2回神戸スキヤキガンプラコンテスト審査採点表&製作者補足
[ 審査員(敬称略) ]
細井伸一(モデリングライター) 更井廣志(モデリングライター) かいん(モデリングライター) オオゴシ*トモエ(モデリングライター) 長久聡(神戸スキヤキスタッフ) 副田祥彦(神戸スキヤキスタッフ) エントリーNo.012 ギャプラン アーリータイプ [ 工作力 ] 6 /10点 ・ [ 塗装 ] 5.8 /10点 ・ [ オリジナリティ ] 3.8 /5点 ・ [ コーディネート ] 4 /5点 [ 合計 ] 19.6 /30点 (以上 6名平均) 100点満点でいうと65点です。コンテスト経験値ゼロの初陣にしてはビギナーズラックといえるデキかもしれません。自分でも意外ですがたまたま実力以上のフロックだったという気がしています。全般的には次元の低い話ですけどね。 [ コメント(敬称略) ] (*) みなさんカラーリングについては一様にべた褒めしていただいているようで嬉しく思います。 04年1月の日記とカブっている記述が多いので併せて参照されるようお願いします(←カテゴライズに困ってるな)。 細井 : 遠くから見たら、良い雰囲気(とくに色)。アップで見るとエッジが丸くなっていたりで、仕上げがちょっと荒いです。
(補足)イヴュマー : ちょうどコンテストの時期にモデルグラフィックス誌03年12月号の特集 "ガンプラをカッコよく塗りたい!" があったので熟読してとりかかりました。しかしながら哀川義行(仮名)氏の解説される塗装法は非常に理に適っており参考になった"真"常識が数多くあったのですが、ただ一点、「缶サフで厚めにしっかり一層吹いて平滑面を得る」というもので、この加減が理解できず思い切り厚吹きになってしまい、せっかくエッジ出ししたパーツをダルダルにしてしまったようです。できるだけ薄く仕上げたい塗膜なのになぜ缶サフ厚吹きを推奨するのかスキヤキンSさまも疑問に思われていたようでした。おまけに修正箇所にはハンドピースで薄めたサフを吹いて補修するとあり、それなら最初から粒子の粗い缶サフを使わずにハンドピースでサフ吹きをすればいいのに、と思います。事実ハンドピースでサフ吹きした第3回のガンプラコンではこの点についての指摘が無くなったのも事実です。「初心者にこそエアブラシが必要」と声高に宣言するわりに缶サフにこだわるのはモデルグラフィックス誌の謎のひとつです。
更井 : カラーリングセンスがすばらしいです。基本の表面処理に時間をかけてみましょう。
(補足)イヴュマー : こちらでも同様の(?)指摘がされています。表面処理については今後とも手を抜かず丁寧にしていく所存です。
かいん : 基本工作はまだまだと言わざるを得ませんが、そのカラーリングセンスには非凡なものを感じます。このカラーリングで塗ってみたいと思いましたもの。デカールも市販品を上手く用いて、デザインに一役買ってますね。この辺にもセンスを感じます。ぜひこのカラーを活かせる基本工作技術を身につけて下さい。大化けすると思いますよ。
(補足)イヴュマー : 基本工作は今回ほんの形状変更の小改造にとどまりましたがそれでも初体験でありかなりの冒険でした。入賞するような作品群にはとんでもない超絶工作が施されている場合がほとんどなのでそれらのマネをするのは一朝一夕にはいきません。しかし「ココをこんなカタチに改造できればいいなあ…」と検討したりするけれども断念してしまう箇所は確かに存在するので実現できるようがんばっていきたいと思います。デカールも当時はMDプリンタを所有していなかったので市販品を使いましたが最大のネックはインクが薄くてとくに白色が若干透けてしまうことでしょうか(未だに便利に使っていたりするのですが)。授賞式後の氏のお話で僕もMDプリンタの導入を検討し始めました(第3回のガンプラコンでは過剰に使いまくってしまったのですが(^^;)。
オオゴシ : コンテストへの参加お疲れ様でした。3作目とは思えない、カラーリングのセンスのよさに驚きです。淡いパープルと、効かせ色のオレンジのバランスが絶妙です。色がきれいなだけに、スミ入れなどの仕上げの作業をもう少し丁寧にすると、もっともっと完成度がアップすること間違いなしです!これからも楽しみながら、世界にひとつのすばらしい作品を作り続けてくださいね♪
(補足)イヴュマー : 氏には授賞式後なぜかハイテンションにお話していただいたのですが、3作目といっても今回以前には10年前に筆塗りした未完成のヤツとちっこいガレキがひとつずつだったのでエアブラシ塗装したガンプラは実は初めてだったりするのでした。ホントにビギナーズラックというものです。モノアイルーフの地味なレッドの指定色も暗いベランダで塗っていたのでいっそのことと生の蛍光オレンジを塗っていたのでした。スミ入れは第3回のガンプラコンでも小汚く目にとまっていたようで気合を入れていこうと思います。スキヤキコンの審査員はすべてHJ系のライターで構成されており、HJ誌では主にグラデーション塗装で陰影を表現するのに対して僕の愛読しているモデルグラフィックス誌のガンプラでは一切ベタ塗りでスミ入れのにじみ等によって陰影を表現するのでカッチリしたスミ入れを要求されるんですよね。あと、氏にはかすかなマスキング漏れを指摘されて多少へこんだのですがそれだけじっくり見ていただいているのだなあと実感せずにはおれませんでした。
長久 : 配色にセンスを感じます。この色味だとつや消しの方が似合うような…。デカールの保護のためにもクリア吹きをお勧めします。更なる上達をお望みなら、固定概念を取り去って、色々なセンス、技法を受け入れる方がいいでしょう。
(補足)イヴュマー : なお、クリア吹きはしてます。機能別に対ビームコーティングのバインダーはつや消し、本体は半光沢、モノアイルーフは光沢(蛍光色塗ったのでそのままだとつや消しです)をと使い分けていますが、色味に似合う光沢具合については一考する必要があるでしょう。『固定概念』とはおそらくモデルグラフィックス誌における高度過ぎる理論や技術であったり読み物としての面白さ優先記事のことだと思いますが、HJ誌のような初心者にも受け入れられるシステム化されたガンプラ独特の様式美を受け入れる余地はあるので(なんせ初心者ですから)受け入れていこうとは思っています。
副田 : カラーリングの発色とセンスは抜群ですね。つや消しで統一すればもっと良くなったと思います。
(補足)イヴュマー : モデルグラフィックス誌では半つや状態を推奨しているのですが、各パーツ毎のつやのコントロールは正直言って面倒なのでつや消しで統一していくことにします。
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